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(秋田県の道の駅 no.14)

道の駅 てんのう

駅基本情報
駅名 てんのう
住所 秋田県潟上市天王字江川上谷地109-2
駅名の由来 市町村合併前の旧町名の天王町より
施設 物産館、農作物直売所、レストラン(2つ)、そば処、温泉施設、天王スカイタワー
特産品 稲庭うどん、稲庭うどん切れ端、きりたんぽ鍋セット、食べきりたんぽ(1人前きりたんぽ鍋)、 横手やきそば、比内地鶏ラーメン、比内地鶏カレー、なまはげお守り、なまはげTシャツ、秋田杉扇子

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高さ60mの天王スカイタワー

 秋田自動車道の昭和男鹿半島ICから国道101号線を真っすぐ西に6km、 秋田県北西部の旧天王町(現潟上市天王)に本駅「てんのう」はある。 本駅は約60ha(ヘクタール)、東京ドームの約13個分の広大な敷地を持つ公園「天王グリーンランド」から成る道の駅。 県内唯一のJFA認定の公式サッカー競技場、入場無料の博物館、グランドゴルフ場、バーベキュー広場など、 老若男女誰もが楽しめる多彩な施設が揃っている。
 中でも目立つのは高さ60mの「天王スカイタワー」。 高速エレベータに乗って約1分の最上階は展望台になっており、八郎潟調整池や日本海を一望。視界の良い日は男鹿半島の先まで見ることが出来る。 入場料は2011年より無料開放。 ただ、なぜか分からないが、天王スカイタワーに上る人は年間5万人と少ない。 ちなみに天王グリーンランド全体の利用客は年間100万人。 実に20人に1人しか天王スカイタワーからの絶景を見ていない計算になる。 これは実にもったいない。本駅を訪れたなら、天王スカイタワーからの絶景を楽しむことをお勧めしたい。

秋田県全般の特産品を広く販売

 本駅は公園部分の施設が目立つが、道の駅の基本施設である商業施設もかなり充実。 大きな物産館と農作物直売所、レストラン2つとそば処、加えて温泉施設まである。 これらを順に紹介したい。
 まず物産館だがここでは天王町の特産品…というよりは秋田県全般の特産品が目立つ。 特に目に付くのは「稲庭うどん」。県内の道の駅ならどこでも販売されている秋田を代表する特産品だが、 本駅では稲庭うどんが10種類。おそらく県内の道の駅では最も充実した品揃えと言えるだろう。 面白いのは製造工程で発生した稲庭うどんの切れ端(3~5cm)が売っていること。 値段は300gで270円、1人前を100gとすると、1杯あたり90円で味わうことが出来る計算になる。 もちろん味は高級な稲庭うどんと全く同じ。 ちょっと食べずらいので友人や職場の上司へのお土産にするのは失礼にあたるかも知れないが、自分用に買い込むのも良さそうだ。
 きりたんぽ鍋セットも7種類を販売。一般的に鍋商品は2~3人前が普通だが、1人用の「たべきりたんぽ」という商品もある。 これも自分用のお土産に最適だろう。 その他、「横手やきそば」や「比内地鶏ラーメン」など秋田定番の商品を販売。 本駅ならではの商品では「なまはげお守り」や秋田杉を使った扇子が販売されている。

食の施設は合計3つ

 本駅の食の施設はレストラン「なっぱ・はうす」、そば処「八兵衛」、温泉施設内のレストラン「くらら」の3つ。 いずれも多彩なメニューが特徴であり、幅広い選択肢の中から料理を選ぶことが出来る。
 レストラン「なっぱ・はうす」は「菜っ葉」という店名とは裏腹に魚および肉料理が中心。 人気No.1メニューは日本海の幸を使った「海鮮丼(1250円)」。 魚を使ったメニューでは「お刺身定食(1093円)」や「サバ味噌煮定食(880円)」も人気のメニューになっている。 肉を使った料理では秋田県産豚肉を使った「トンカツ定食(861円)」「生姜焼き定食(815円)」が人気。 国産牛を使った「牛タタキのっけ丼(1150円)」や鶏肉を使った「チキン南蛮定食(787円)」もある。
 そば処「八兵衛」は自家製のつゆが自慢。自家製つゆを長い時間寝かせて独特の風味を付けているのが特徴である。 人気のメニューは「八兵衛そば(720円)」。「冷天ぶっかけそば(1100円)」や「磯とろそば(980円)」も人気のメニューである。
 温泉施設内にあるレストラン「くらら」は定食、丼物、カレー、麺類とバランスの取れたメニュー構成が特徴。 名物メニューは1日12食限定の「くらら御膳(1200円)」と1日15食限定の「ふぐ定食(1620円)」。 「くらら御膳」はお刺身、焼き物、揚げ物、蕎麦が付いた料理を、 「ふぐ定食」はこの値段でふぐ刺し、煮ふぐ、ふぐフライ、ふぐ塩麹焼き、ふぐあら汁を味わうことが出来るお得なメニューである。 なお、レストラン「くらら」は温泉を利用しなくても利用することが可能である。

保温効果の高い温泉施設

 続いて本駅の温泉施設だが、泉質はナトリウム含ヨウ素塩化物強塩泉。 かなり塩分が強く、湯を手に掬って舐めてみるとかなり塩辛い。 効能は切り傷、神経痛、筋肉痛、慢性消化器病など幅広い。保温効果が高いため湯冷めしづらく、冷え性にも効果があるようだ。 温泉は和風風呂と洋風風呂の2つ。週替わり(火曜日切り替わり)で男女入れ替えになっている。 浴槽はどちらも内湯2つと露天風呂1つだが、和風風呂は露天風呂が源泉を使用した湯、 洋風風呂は内湯の1つが源泉を使用した湯になっている。 サウナはどちらの風呂にも付いているが、洋風風呂には高温サウナと低温サウナの2つが用意されている。
 私は月曜日と火曜日の2日連続で温泉を利用。 運よく和風風呂と洋風風呂の両方を体験できたが、どちらもそれなりに快適で甲乙つけ難い。 ただ、真冬の寒い時期だと露天風呂はつらいので、源泉風呂が内湯にある洋風風呂の方が良いかも知れない。 また、サウナ好きな方もサウナの種類が多い分、洋風風呂の方が良いと感じるかも知れない。
 利用料金は400円。関東や関西に在住の方はおそらく「安い」と感じると思うが、 東北地方では温泉利用料の相場は300円~400円。 地元の方には料金的にはそれほど魅力は感じないのかも知れない。 そのためだろうか、休日はともかく平日はまあまあ空いている。 私が利用した時も客は5~6人程度。もしかしたら私が利用した時は「たまたま」だった可能性はあるが、 おそらく高い確率でゆったりと湯を楽しむことが出来るだろう。


道の駅看板

道の駅看板

天王スカイタワー

高さ60mの天王スカイタワー。1階部分に物産館とそば処がある。

温泉施設「くらら」

温泉施設「くらら」。レストラン「くらら」もこの建物の中にある。

稲庭うどんの切れ端

特産品の「稲庭うどん(切れ端)」。もちろん切れ端ではないきちんとした稲庭うどんも販売されている。

切れ端のうどん

切れ端の稲庭うどんを茹でてみるとこんな感じに。見た目は普通だがよく見ると麺が短く、やっぱりちょっと食べずらい。

天王スカイタワーから(1)

天王スカイタワーから見る風景(1)。この田んぼを使って「田んぼアート」にする検討も行われているらしい。

天王スカイタワーから(2)

天王スカイタワーから見る風景(2)。下に見える池は鞍掛沼。

夜の天王スカイタワー

夜の天王スカイタワー。夜間はライトアップされる。