AROUND JAPAN

(秋田県の道の駅 no.06)

道の駅 かづの


道の駅基本情報
駅名 かづの
住所 秋田県鹿角市花輪字新田町11-4
コード 297 349 439*78
駅名の由来 市名の鹿角市より
施設 物産館、農作物直売所、レストラン、軽食コーナー、きりたんぽ館、手作り体験館、祭り展示館
休館日 無休
営業時間 9:00~18:00[12月~3月は17:00まで]
(レストラン 10:00~17:30[12月~3月は16:30まで])
(軽食コーナー/きりたんぽ館 9:00~16:00)
(手作り体験館 10:00、11:00、14:00、15:00)
(祭り展示館 9:00~16:00)
道の駅の特産品 きりたんぽ、みそ付けたんぽ、比内地鶏スープ、しそ巻の漬物、しそ巻き大根、北限の桃パウンドケーキ、 北限の桃タルト、白桃ジュエリー、銘菓「大直利」「錦木ロマン」「ひめます最中」「けいらん」、鹿角の麦あめ、 鹿角どきどきまんじゅう、きりたんぽカップスープ、いぶりがっこチーズディップ、稲庭うどん、南部せんべい

2021年4月にリニューアル

 東北自動車道の鹿角八幡平北ICから国道282号線を通って北に2km、 秋田県北東部の鹿角市に「道の駅 かづの」はある。 道中はインターを降りて直ぐは田畑が広がる長閑な風景だが、進むにつれて民家が目に付くようになる。 やがて、道路の両側に民家が並ぶ都会的な雰囲気になり、本駅を示す道の駅看板が見えてくる。

道の駅 | かづの | 道の駅看板
道の駅看板
 本駅は鹿角市の中心市街地の南端に位置する道の駅。 本駅より北は都会の風景、南は田舎の風景。 立地的には地元住民にも観光客にも便利である。 ただ、その割には集客力に乏しく、売り上げも伸びないことが本駅の悩みでもあった。

 そんな本駅が2021年4月にリニューアル。 新たに建設された建物は休憩室を兼ね揃えたトイレ棟だけだが、 全体的にレイアウトを見直し、広々とした明るい雰囲気に変化している。 コロナ禍期間を除いた利用客の比較をすると、リニューアル前の2019年の7万8千人に対して、リニューアル後の2023年は約3.3倍の25万4千人。 全面建て替えではなく、部分的なリニューアルだけでこの変化は正直、驚きである。 元々、ポテンシャルは高かったので、以前がそのポテンシャルを生かし切れていなかっただけかもしれない。

 新しく建設されたトイレ棟も本当に快適。 トイレ棟内には24時間利用可能で空調が効いた広い休憩室がある。 もちろんトイレもウォシュレット機能完備でピカピカの状態。 こういう部分も本駅の人気急上昇の一因になっているのかも知れない。

道の駅 | かづの | トイレ棟
新しく建築されたトイレ棟
道の駅 | かづの | 休憩室
トイレ棟内には24時間利用可能で空調の効いた休憩室がある。 休憩室内では無料wifiも時間無制限で利用可能。

(広告の下に記事が続きます。本サイトは広告収入のみで運営しています。ご容赦願います)


きりたんぽ発祥の地

 本駅は物産館農作物直売所レストラン軽食コーナーきりたんぽ館手作り体験館祭り展示館から成る道の駅。 非常に多彩な施設構成になっている。
 ところで鹿角市と言えば「きりたんぽ発祥の地」。 まずはきりたんぽに関連する施設を紹介したい。

道の駅 | かづの | きりたんぽ発祥の地を示すパネル
きりたんぽ発祥の地を示すパネル
 本場のきりたんぽを味わいたい方はきりたんぽ館へ。 ここでは作り立て、焼きたての本場のきりたんぽを味わうことが出来る。 私は店の自慢の商品の「くるみ味噌たんぽ(300円)」を注文。 注文してから焼いてくれるので少々時間は掛かるが(10分位)、待っている時間も楽しみの一つ。 香ばしい焼ききりたんぽの匂いが食欲を掻き立ててくれる。 味に関してはお米の甘味と味噌の甘味、2つの異なる甘味が次々と口の中に広がっていく感じ。 くるみのグニュっとした食感もアクセントを加えている。
道の駅 | かづの | きりたんぽ館
きりたんぽ館。本文では触れていないが、きりたんぽ鍋も味わうことが出来る(1,200円)。
道の駅 | かづの | きりたんぽを焼く様子
この店では注文を受けてからきりたんぽを焼いてくれる(撮影は店主の許可を頂いています)
道の駅 | かづの | くるみ味噌たんぽ
この店の名物の「くるみ味噌たんぽ(300円)」
 お土産用に購入されたい方は物産館へ。 ここでは4つのメーカーのきりたんぽが販売されている。 ただ、残念ながら鹿角市のメーカーの商品は無く、全て秋田市のメーカーが提供するもの。 製造元の市町村に拘り過ぎるのは私の悪い癖だが、 「鹿角市産のきりたんぽを食べた」という思い出を作りたい方は、上記のきりたんぽ館で味わう方が良いかも知れない。 きりたんぽ鍋にピッタリの「比内地鶏スープ」は鹿角市のメーカーが提供するもの。 これを使えば、自宅でも発祥の地、鹿角市のきりたんぽ鍋を再現できるだろう。
 きりたんぽ作りを体験したいという方は手作り体験館へ。 2名以上という条件があるが、きりたんぽを実際に作って、焼いて、味わうという一連の流れを体験できる。 こちらは1人当たり1,000円で体験できる。

「北限の桃」や鹿角銘菓も

 きりたんぽが目立つ本駅だが、それ以外にも様々な特産品が本駅にはある。 以下、これらについて紹介したい。
 まずは「北限の桃」。鹿角市の桃は出荷時期が9月と国内では最も遅く「北限の桃」と名付けられている。 北限の桃は農作物直売所で販売。物産館でも「北限の桃コーナー」があり、 北限の桃を用いたパウンドケーキ、タルト、羊羹、ゼリーが販売されている。 きりたんぽ館の横にある軽食堂では「北限の桃ソフトクリーム(500円)」を販売。 このソフトクリームは本駅限定の商品である。

道の駅 | かづの | 北限の桃ソフトクリーム
軽食堂では「北限の桃ソフトクリーム」を販売
 鹿角市の老舗菓子店が提供する鹿角銘菓も忘れてはならない存在。 物産館の一角には「鹿角スイーツコーナー」があり、各店の自慢の商品が並んでいる。 その数はおよそ20種類。全て1個単位で購入できることが嬉しい。
 私は「大直利(290円)」「ひめます最中(140円)」「けいらん(140円)」の3品を購入。 「大直利」はくじら餅に似た感覚の激甘の菓子。モチモチの餅の所々にクルミの粒が入っている。 「ひめます最中」は十和田湖名物のヒメマスを模った正統派の最中菓子。 「けいらん」は鹿角市の郷土料理「けいらん(餅入りのすまし汁)」を菓子に見立てたもの。 餅の中に白餡とコショウが入った一風変わったスイーツになっている。
 その他にも「錦木ロマン」「秋田諸越」「天狗橋」「鹿角どきどきまんじゅう」「鹿角の麦あめ」等が販売されている。
道の駅 | かづの | 鹿角銘菓
物産館では鹿角銘菓も販売。左が「けいらん(140円)」、右上が「大直利(290円)」、右下が「ひめます最中(140円)」
 少し地味な商品だが「しそ巻き」も鹿角の特産品として有名。 「しそ巻きの漬物」「しそ巻き大根」は鹿角の通の方に人気の商品らしい。 スープの中にきりたんぽと春雨を配した「きりたんぽカップスープ」、 秋田名物いぶりがっこの進化系「いぶりがっこチーズディップ」も本駅の売れ筋商品である。

(広告の下に記事が続きます)


レストラン、軽食堂、祭り展示館も

 文章が長くなってしまったが、その他の施設も簡単に紹介したい。
 まずは本駅のレストラン「味館(みたち)」は県北の定番料理をお手頃価格で味わうことが出来る店。 人気No.1メニューは「比内地鶏の親子丼(1100円)」。比内地鶏の卵をふんわりと包んだ親子丼である。 鹿角市のブランド牛肉「かづの牛」を使った料理も人気のメニュー。 「かづの牛ハンバーグ定食(1450円)」「かづの牛ビーフカレー(1350円)」等が提供されている。 ボリュームという点なら「八幡平ポークトンカツ定食(1450円)」がお勧め。 さっぱりとした柔らかいジューシーな肉を味わうことが出来る。 ラーメン、そば、うどん等のお手軽メニューも提供。 鹿角名物「かづのきりたんぽ膳(1800円)」も味わうことが出来る。

 きりたんぽ館の横にある軽食堂では上述の「北限の桃ソフトクリーム」以外にそば、うどんを主に提供。 この店はとにかく安い。かけそば/うどんは450円。かき揚げそば/うどんでも650円。 「卵がけご飯」と「とろろごはん」は共に250円のサービス価格。 コーヒー(450円)、フライドポテト(300円)より安いのは驚きである。

道の駅 | かづの | 軽食堂
軽食堂。「そば・うどん」の看板が出されているが、ご飯物、スナック、デサート飲み物も提供されている。
 物産館から少し離れた場所には祭り展示館がある。 館内では毎年8月19日、20日に開催される花輪ばやしの屋台が展示されている。 この施設は入館料500円の有料施設。 花輪ばやしに興味のある方は観賞されていくのは如何だろうか。

道の駅 | かづの | 祭り展示館
有料施設の祭り展示館。なお、館内は写真撮影が禁止されている。

【その他の道の駅はこちらから】

 秋田県の道の駅
 全国の道の駅



「道の駅 かづの」近隣の宿泊施設

(宿名の前の丸数字は地図上の数字に対応したものです。 お勧め順ではありません)

■①農業体験型民泊 JIKKA
 [MAPCODE] 297 349 796*57
 (口コミ平均4.9点/5点満点、お勧め度★★)

 - 道の駅から北東に600m
 - 料金(2食付き1人5,200円、2人計12,400円~)
 - おふくろの味が存分に楽しめる宿

 

■②ホテル茅茹荘(ぼうじょそう)
 [MAPCODE] 297 379 415*52
 (口コミ平均3.9点/5点満点、お勧め度★☆☆)

 - 道の駅から北に900m
 - 料金(1人5,728円、2人計10,546円~)
 - 秋田名物を堪能する食事付きプランもあり

   

■③Tabist お宿 ちとせ
 [MAPCODE] 297 379 413*78
 (口コミ平均4.2点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から北に1km
 - 料金(朝食付き1人4,546円、2人計10,000円~)

   

■④感動!鹿角パークホテル
 [MAPCODE] 297 380 422*57
 (口コミ平均3.6点/5点満点、お勧め度★☆☆)

 - 道の駅から北に900m
 - 料金(1人7,637円、2人計14,910円~)
 - 食事付きプランもあり

   

■⑤四季彩り 秋田づくし 湯瀬ホテル
 [MAPCODE] 297 145 412*71
 (口コミ平均4.6点/5点満点、お勧め度★★★)

 - 道の駅から南東に10km
 - 料金(1人14,364円、2人計23,274円+[入湯税150円/人]~)
 - 温泉あり/食事付きプランもあり
 - じゃらん、楽天の両サイトでアワード受賞の宿

   

大きな地図で見る(パソコン閲覧時のみ有効)

(※ 料金、宿泊条件は時期により変動する場合があります。
上記の料金等は目安としてご活用ください。
料金、宿泊条件の詳細はリンク先のサイトでご確認いただきたく、よろしくお願いします)