道の駅　伊方きらら館

駅基本情報

駅名	伊方きらら館(いかたきららかん)
住所	愛媛県西宇和郡伊方町九町3-179
コード	426 817 246*23
駅名の由来	「伊方」は町名より。「きらら館」は施設名。
施設	物産館、じゃこ天売店、伊方原子力発電所ビジターズハウス
休館日	無休 (じゃこ天売店 月曜日) (伊方ビジターズハウス 12/29～1/1)
営業時間	9:00～17:30 (じゃこ天売店 9:30～17:00) (伊方ビジターズハウス 9:00～17:00)
特産品	伊方みかんゼリー、じゃこ天、じゃこカツ、寒ひじき、ふのり、天草、デコポンジュース、せとかジュース、紅マドンナジュース、 田舎みそ、いよかん素麺、ウニ饅頭、クッキー「佐多岬のきらめき」

意外と凄い道の駅

松山自動車道の大洲北只ICから国道197号線を西に27キロ。 「日本一細長い半島」として有名な佐多岬半島の根本付近に本駅「伊方きらら館」はある。 伊方町は再稼働に関して話題を集める伊方原発がある町。 高台にある本駅からは北の方角に伊方原発の姿をはっきりと見ることになる。 さて、本駅は一見どこにでもあるような普通の道の駅…というよりは、他の道の駅よりも地味な印象を受ける。 駐車場から見る建物は小さく、実際に中に入っても小さな物産館があるだけでレストランは見当たらない。 しかし、よくよく見ると徐々に意外と凄い道の駅ということが分かってくる。

水がこぼれない穴の開いた不思議な水槽

まず私が驚いたのは物産館横にある水槽。 伊方町近海に生息する魚を集めた一見、普通の水槽だが、この水槽、実は穴が数ヵ所開いており、 その穴から餌やりや魚に触ることが出来る(掴むのはNG)。 しかも穴が開いているのに水がこぼれ落ちてこない。 本当に不思議なのだが、水の浸透圧を応用した現象でこのような事が可能になっているようだ。 水槽の内側にも覗き穴があり、ここから顔を出すとまるで水槽の中で魚と一緒に泳いでいるような気分になる。

きららアクアリウムで不思議体験を

次に物産館の奥の方にある階段を上ってみよう(階段があることに気が付きにくいので注意)。 物産館の2階は「きららアクアリウム」があり、魚の群れが動く映像が見られる360度シアターになっている。 ただ、さすがに映像の魚が動いているだけでは私は驚かない。 実は映像の魚に手を触れると、魚が色々な反応を見せてくれるのだ。 カメやマンボウに触ると、横に流れる動きを止めて正面を向いて会釈(?)をしてくれる。 ハリセンボンに触ると、怒ったように膨らんで針を立てる。 一体どうすればこのようなことが出来るのだろう? 映像技術も進化したものだと感心させられてしまう。

3階から伊方ビジターズハウスへ

3階に上ると片側は無料で使用できる休憩所。 この休憩所はなかなか豪勢で机と椅子、更にソファーまである。無料の給湯器まであり本当に至れり尽くせりの感じである。 休憩所とは反対の方向に進むと長い廊下が現れる。 廊下の先はとても立派な建物の伊方原発ビジターズハウスが現れる。 ここでは200インチの3Dシアターホール、ラウンジ、実物1/6の原子炉格納容器の模型、発電トライアルゲーム等があり、 大人も子供も楽しむことが出来る。 展望台からの景色も絶景。細長い半島の高台にある本施設からは伊予灘と宇和海の2つの海を見渡すことが出来る。 「入場無料でいいの?」と思わせる施設になっている。

伊方みかんゼリーとじゃこ天が人気商品

最後になってしまったが物産館の紹介を行いたい。 本駅では柑橘系果物を用いた商品が人気で、中でも「伊方みかんゼリー」は店のおすすめ品になっている。 「デコポンジュース」「せとかジュース」「紅まどんなジュース」のジュース類も目に付く。 海産物コーナーには寒ヒジキ、ふのり、天草など。田舎みそコーナーには麦味噌、合わせ味噌が販売されている。 伊方の菓子コーナーもあり、伊方タルト、星形クッキー「佐多岬のきらめき」がある。 物産館から少し離れたところには小さな小屋があり、そこでは伊方名物の「じゃこ天」が販売されている。 このじゃこ天は巷で評判の商品。味付きはんぺんの中にジャコが入っており、 ジャコのシャリシャリ感が良く、はんぺんの甘辛い味付けも絶妙である。