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(広島県の道の駅 no.15)

道の駅 たけはら

駅基本情報
駅名 たけはら
住所 広島県竹原市本町1-1-1
コード 154 604 803*53
駅名の由来 市の名称より
施設 物産館、農作物直売所、レストラン
休館日 第3水曜日
営業時間 9:00~17:00[7月~9月は18:00まで][スタンプは通年9:00~17:00]
(レストラン 9:00~15:30)
特産品 たけのこ炊き込みご飯、竹っこ饅頭、たけのこクッキー、たけのこチョコディップ、レモン竹の舞(菓子)、 竹原饅頭「ふくみ」、どら焼き「好きじゃけん竹原」、牡蠣カレー、牡蠣飯の素、牡蠣グラタン、牡蠣せんべい、 たこ飯、焼き鯖寿司、竹原キャンベルぶどうジュース、ニッカウヰスキー、地酒「誠鏡」

安芸の小京都

 山陽自動車道の河内ICから国道432号線→国道185号線を南に13km、 広島県南部の瀬戸内海に面した竹原市に本駅「たけはら」はある。 本駅は人口2万3千人を擁する竹原市の中心街に立地。 駅周辺は住宅がびっしりと立ち並び、沿道の交通量はとても激しい。 近隣住民の利用客、遠方からの利用客も大変多く、年間利用客数は県内の道の駅では第3位の126万6千人。 いつ訪れても大勢の客で賑わっている人気の道の駅である。
 ただ、問題となるのは本駅の駐車場のキャパシティー。 これだけ人気の道の駅にもかかわらず、本駅の駐車場は48台分しかない。 当然、週末や祝日は駐車場待ちの車が多数発生。この列が国道まで伸びて国道の渋滞まで引き起こしている。 本駅は平日に訪れるのが断然お勧めだが、そうもいかない方には週末/祝日のみ解放される臨時駐車場の位置を把握しておきたい。 第2駐車場は本駅前の交差点(本川橋東詰)を国道185号線を横切るように直進。 最初の「止まれ」の交差点を右折(一方通行)。 「アイフル通り北」交差点を直進して最初の十字路を右折。 やがて見えてくる「竹原市職員用駐車場」が週末/祝日の臨時駐車場になる(詳しくは下にある地図を参照してください)。
 「そんなに混雑するなら本駅はパス」と考える方もいるかも知れないが、それはちょっと待って頂きたい。 なぜなら竹原市は「安芸の小京都」と呼ばれる伝統的建造物が並ぶ街。 伝統的建造物群は道の駅のすぐ近くにあり、間違いなく一見の価値がある。 道の駅で販売されている商品も竹原市ならではの商品がズラリ。 臨時駐車場の位置など事前の調査を万端にして、本駅、及び「安芸の小京都」と呼ばれる竹原の街並みを満喫したい。

「たけのこ」が特産品

 本駅は物産館、農作物直売所、レストランから成る施設構成。 また、見落としやすいが2階には地酒や竹原市に縁の深いニッカウヰスキーの販売所があるので、酒好きの方は忘れずにチェックしたい。
 まず物産館だが、市名の竹原市からも想像がつく通り「たけのこ」が目に付く存在。 竹原市の「たけのこ」は自生する「たけのこ」を収穫するのではなく、「たけのこ畑」で栽培されたものを収穫する点が特徴。 肥料を与え、手間暇かけて育てた「たけのこ」はジューシーで柔らかく生育する。 本駅の物産館では竹原産の「たけのこ」を使った「竹っこ饅頭」「たけのこチョコディップ」 「たけのこクッキー」等を販売。 特に「竹っこ饅頭」と「たけのこチョコディップ」はみじん切りした「たけのこ」入っており、竹原産の「たけのこ」の美味しさを実感できる。 また、春に本駅を訪れた方はラッキー。 「たけのこ炊き込みご飯(350円)」を味わうことが出来る。 実際に私も食べてみたが、竹原の「たけのこ」は柔らかい。 写真にもある通り大きな「たけのこ」が入っているが、これだけ大きいと繊維が強くなって硬くなるのが一般的。 しかし、竹原産の「たけのこ」なら柔らかい。出汁の吸収力も高いのだろう。出汁が染み入っており、味も抜群である。
 瀬戸内海に面した竹原市は牡蠣やタコも特産品。 物産館では「牡蠣カレー」「牡蠣飯の素」「牡蠣グラタン」「牡蠣せんべい」「たこめし」等も販売されている。 特に総菜コーナーで販売されている「たこめし」は個人的に大のお気に入り。 小さなタコがたくさん入っており、食べ応えが十分である。
 菓子類では竹原市の老舗貸家の「いちかわ菓子舗」の菓子が人気。 酒饅頭の「竹原酒なかま」、どら焼きの「好きじゃけん竹原」等、竹原愛を感じる商品が並んでいる。 同じく竹原市の菓子店「末広堂」が提供する「竹原饅頭ふくみ」も竹原を代表する土産品。 竹原産キャンベルぶどうを使った「ぶどうジュース」も人気になっている。

レストランでも竹原の味

 本駅のレストラン「食事処あゆむ」も竹原の食材を満喫することが出来る。 まずは春限定のメニューになるが、竹原産の「たけのこ」を使ったメニューがズラリ。 人気No.1はたけのこ料理6品が揃った「竹の子づくし(2000円)」。「たけのこお浸し」「焼きたけのこ」 「たけのこ天ぷら」等を味わうことが出来る。 ご飯の上に「たけのこ」がたっぷり乗った「竹の子丼(1080円)」も人気のメニュー。 「たけのこ」の新芽をぜいたくに使った「若竹煮(1380円)」や「たけのこ」を田楽にした「竹の子田楽御膳(1380円)」、 たけのこ料理の王道の「竹の子天ぷら御膳(1380円)」も味わうことが出来る。
 地元・芸南漁港のタコを使った料理も本駅の名物。 「芸南漁港のたこ丼(1180円)」は1日5食限定の幻のメニュー。 「芸南漁港のたこの天ぷら御膳(1200円)」も人気である。 海の幸を使った「お造里御膳(1880円)」「にぎり寿司御膳(1380円)」も味わうことが出来る。

竹原の街並みを散策

 さて、本駅を訪れたのなら、やはり竹原の伝統的建造物群を見学したい。 道の駅からは歩いて約10分の距離。元禄4年(1961年)に建てられた最古の建物を始めとして、 江戸、明治、大正、昭和の4つの時代の建物を見ることが出来る。 妻入り、平入り、長屋、高塀などの建物の多様性も竹原の街並みの特徴。 出格子などの格子にも特徴がある。 ある程度の人数で訪れる場合は観光ガイドを付けるのが良いかも知れない。 観光ガイドは要予約。2000円で案内をしてもらうことが出来る。



道の駅看板

道の駅看板

駐車場待ちの渋滞

過去に土曜日に訪れた時は駐車場待ちの渋滞が発生していた。お盆やGW期間中は大渋滞が発生するらしい。

駅施設

2階建ての駅施設。物産館、農作物直売所、レストランが入る。

たけのこ炊き込みご飯

竹原市産の筍を使った「たけのこ炊き込みご飯」

たこめし

芸南漁港で水揚げされたタコを使った「たこめし」。現在は少し値段が上がって350円。

休憩所

畳敷きの休憩所がある

道の駅ピアノ

道の駅ピアノがある。腕に自信のある方は演奏してみるのは如何だろうか。 ちなみにピアノに記されているサインは「ヘビメタをピアノで演奏する」スタイルの"ADAM at"さん。

安芸の小京都

道の駅から歩いて10分。「安芸の小京都」と呼ばれる伝統的建造物群。

初代竹原郵便局

明治4年に建てられた初代竹原郵便局

伝統的建築物で宿泊

伝統的建築物に宿泊することも可能。写真は「NIPPONIA HOTEL 竹原 製塩町」。

近隣のお勧め宿泊施設

(宿名の前の丸数字は地図上の数字に対応したものです。 お勧め順ではありません)

■①NIPPONIA HOTEL 竹原 製塩町
 [MAPCODE] 154 634 049*32
 (口コミ平均4.6点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から北西に200m
 - 料金(朝食付き1人25,300円、2人計33,000円~)
 - 2食付きプランもあり
 - 竹原町並み保存地区内にある10室のブティックホテル

   

■②グリーンスカイホテル竹原
 [MAPCODE] 154 604 369*16
 (口コミ平均4.5点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から南西に600m
 - 料金(1人6,900円、2人計11,818円~)
 - 食事付きプランもあり
 - 竹原町並み保存地区まで徒歩圏内

   

■③Tabist 瀬戸内の宿 竹原シーサイド
 [MAPCODE] 154 582 584*03
 (口コミ平均3.3点/5点満点)

 - 道の駅から東に8km
 - 料金(1人4,091円、2人計6,938円~)
 - 朝食付きプランもあり[+846円/人]
 - 瀬戸内海に面したオーシャンビューの宿
 - 「ウサギの楽園」大久野島フェリー乗り場まで至近距離

   

■④湯坂温泉 自家源泉の宿 賀茂川荘
 [MAPCODE] 154 780 843*87
 (口コミ平均4.0点/5点満点、お勧め度★☆☆)

 - 道の駅から北西に9km
 - 料金(4,500円~)
 - (湯坂)温泉あり/食事付きプランもあり
 - 美しい庭園と旬の食材を活かした会席料理が自慢
 - 楽天トラベル「日本の宿アワード」受賞の宿

   

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■②グリーンスカイホテル竹原

ビジネスホテルの口コミは厳しめに採点されるのが通例だが、本宿は4.5点の高評価。 それもそのはず、駐車場は無料で広々、清掃は完璧、旬の天ぷら等、夕食のクオリティも高い。

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(※ 料金、宿泊条件は時期により変動する場合があります。
上記の料金等は目安としてご活用ください。
料金、宿泊条件の詳細はリンク先のサイトでご確認いただきたく、よろしくお願いします)