道の駅　近つ飛鳥の里太子

駅基本情報

駅名	近つ飛鳥の里太子(ちかつあすかのさとたいし)
住所	大阪府南河内郡太子町大字山田2265-1
コード	36 634 550*06
駅名の由来	「近つ飛鳥」は古事記における南河内地方の呼び名のこと。「太子」は町名の太子町より。
施設	物産館、農作物直売所、【近隣施設】竹内街道歴史資料館
休館日	12/30～1/4 (竹内街道歴史資料館 12/30～1/4、月曜日[祝日と重なる場合は翌日])
営業時間	9:00～17:00 (竹内街道歴史資料館 9:30～16:30)
特産品	太子もなか、好月もなか、力餅、太子ワイン、河内醸造ワイン、太子リッチジェラード、喜多農ジャム、 メロウミディ・トマトジュース、二上山弁当

日本最古の国道沿いにある道の駅

　南阪奈自動車道の太子ICから府道703号線→国道166号線を通って南東に3km、 大阪府南東部の太子町に本駅「近つ飛鳥の里太子」はある。 都会のイメージが強い大阪府だが、本駅が位置する太子町は町域の約8割は山林の長閑な町。 本駅から国道166号線を東に進むとちょっとした峠道(竹内峠/危険という程ではない)が待っている。
　さて、後述する通り本駅は全国平均と比べるとかなり地味な道の駅だが、 一度は訪れておきたい道の駅。 と言うのも、本駅は日本最古の国道と呼ばれる竹内街道に接しており、街道沿いの散策を楽しめるからである。
　本駅の裏手に回って飛鳥川に架かる小さな橋を渡ると小さな路地にぶつかるが、 実はこの路地が日本最古の国道の竹内街道。 実際の所は竹内街道は大阪府の堺市から奈良県の葛城市まで全長約30kmの道路だが、 当時の面影を最も残しているのが本駅周辺。 是非、竹内街道を散策して古民家や聖徳太子の墓などの史跡を見学して悠久の歴史を感じたい。
　竹内街道をもっと深く知りたいという方は街道沿いにある竹内街道歴史資料館に立ち寄りたい。 大人200円の有料施設だが、竹内街道に関する様々な資料が展示されている。

太子もなかと太子ワインが人気

　本駅は小さな建物の中に物産館と農作物直売所が同居する施設構成。 特産品の販売は50種類位、農作物の販売は10種類位。 駅施設の規模に関しては、全国の道の駅の中で正直なところ下から数えて10番目位(営業休止している道の駅もあるので20番目位？)。 いずれにしても地味な道の駅と言えるだろう。
　ただ、少数尖鋭と言うか、購買意欲を駆り立てさせる本駅ならではの商品は揃っている。 その一つが「太子もなか」。太子町に店を構える好月堂の看板商品で柚子入りの餡が特徴。 餡の甘さと柚子の酸味の相乗効果で一層美味しく感じられる。 本駅では1個120円でバラ売りされているのも嬉しい。お土産用には箱詰めの6個入り770円が販売されている。 河内産デラウェアを100%使った「太子ワイン」も本駅の人気商品。 ワインに詳しくない私なので詳細はお伝え出来ないが、販売されているワインの種類は約20種類。 好みに合ったワインを購入することができるだろう。 その他、太子町名物の「力餅」、南河内産のトマト「メロウミディ」を使ったトマトジュース、 みかん/レモン/いちごの3種類がある「太子リッチジェラード」、 喜多農園提供の「喜多農ジャム」等、本駅ならではの特産品が販売されている。
　農作物は九条ネギ、水菜など、関西ならではの商品を主に販売。 みかんの販売も盛んで、旬の時期は屋外に臨時の売り場(テント)を作るくらいの盛況になる。 また、上述の通り本駅は竹内街道散策の起点となる道の駅。 散策時の休憩時に食べたい二上山弁当(おにぎり/玉子焼き/唐揚げ/漬物入り)も販売されている。 (長時間散策される方は本駅の駐車場ではなく、別途用意されている専用の駐車場を利用されたい)