道の駅　喜入

駅基本情報

駅名	喜入(きいれ)
住所	鹿児島県鹿児島市喜入町6094-1
コード	285 755 110*52
駅名の由来	市町村合併前の旧町名の喜入町より
施設	物産館、温泉、温水プール、【休業中】レストラン
休館日	第2月曜日[祝日と重なる場合は翌日]
営業時間	10:00～18:00[スタンプは21:00まで] (温泉/温水プール 10:00～21:00)
特産品	麦味噌、きんかん漬け、黒豚みそ、いこ餅、かからん団子、麺つゆ、焼肉のたれ、薩摩みそかぶり、かるかん、 黒豚ラーメン、西郷どんきんつば、西郷どんどら焼き、西郷せんべい、西郷どんサブレ、知覧茶デコレ、知覧茶ようかん、 芋焼酎「赤猿」「黄猿」

喜びが入る町

九州自動車道の鹿児島ICから国道2255号線、国道226号線を通り南に28km、 鹿児島県南西部の旧喜入町(現鹿児島市喜入町)に本駅「喜入」はある。 道中は鹿児島市の市街地を抜けた後は東に鹿児島湾を見渡す絶景の道路。 但し、本駅周辺はJX日石の原油備蓄基地に囲まれているため、本駅からは美しい海の風景を見ることは出来ない。 それでも白い円柱状の備蓄装置が幾何学模様的に50基並ぶ景観は壮観の一言。 大自然の景観は本駅よりも先の道の駅で堪能できるので、本駅では人工の美を堪能したい。 さて、旧喜入町は語呂合わせから「喜びが入る町」と呼ばれている。 この縁起の良い名前のため、本駅では道の駅切符が人気。 一般的に各駅で販売されている道の駅切符はそれほど売れるものではないが、本駅の切符に関しては別。 新年や受験シーズンは多くの客が、この縁起の良い記念切符を購入するそうだ。

鹿児島県全般の特産品を販売

本駅は物産館、レストラン、温泉、温水プールから成る施設構成。 物産館では鹿児島県全般の特産品を数多く販売している。 目に付くのは「西郷どん」をモチーフにした菓子類。 「西郷どんきんつば」「西郷どんどら焼き」「西郷せんべい」「西郷どんサブレ」等が販売されている。 鹿児島県南西部で主に生産されている知覧茶も本駅の人気商品。 知覧茶を用いた「知覧茶デコレ」「知覧茶ようかん」も販売されている。 また、鹿児島と言えば芋焼酎を連想する方も多いと思うが、もちろん本駅でも鹿児島県産の芋焼酎を販売。 特に芋を限界まで熟成させてマスカットの様な味にした「赤猿」「黄猿」は本駅の人気商品である。 物産館の一角には「喜入町特産品コーナー」が設けられている。 少し地味な商品だが、「麦味噌」「きんかん漬け」「いこ餅」「かからん団子」「麺つゆ」 「焼肉のたれ」が喜入町の特産品として販売されている。

九州なのに讃岐うどんが名物

本駅のレストラン「麺どころ　さつま」は手打ちの讃岐うどんが自慢のメニュー。 ただ、遠方より訪れた方にとっては、もしかしたら「鹿児島まで来たのに讃岐うどん?!」と残念に思うかも知れない。 しかし、本駅のうどんは「本場の讃岐うどん」と「出汁王国鹿児島」の融合がコンセプト。 薩摩地方ならではの讃岐うどんを味わうことが出来る。 店のお勧めメニューは天然出汁がたっぷりと入った「鍋焼き自家製うどん(秋冬限定/972円)」。 11種類の具材が入ったボリューム満点のうどんである。 野菜がたっぷり入った「和風ちゃんぽん讃岐手打ちうどん(972円)」も人気のメニュー。 こちらも濃厚出汁を十分に満喫できる。 柔らかい鹿児島黒豚が入った「黒豚しゃぶ讃岐手打ちうどん(918円)」も味わうことが出来る。 夏場に人気なのは冷たくひやした生そば。 天ぷら8品が付いた「特上天ぷらざるそば(1490円)」は夏の店長お勧めメニューになっている。 麺類だけでは満腹にならない場合は「鮭ほぐしご飯」「しらすご飯」「温玉ご飯」を付けてみるのは如何だろうか。 各々194円と大変お得である。 「ミニ南蛮丼」「ミニ天丼」「ミニネギトロ丼」(各432円)や手巻き寿司(1つ194円)も味わうことが出来る。

本土最南端の道の駅温泉もある

本駅には本土最南端となる道の駅温泉「八幡温泉保養館」もある。 湯の種類は大浴場、打たせ湯、寝湯、サウナ、水風呂の5種類。 大浴場は大きいが、かなり混雑しており、可能であれば週末の夕方など、混雑する時間は避けたほうが良いだろう。 料金は大人390円、小学生150円と格安。 但し、石鹸とシャンプーは備え付けられていないので自ら持参する必要がある。 本駅には温水プールも併設。こちらの利用料も大人300円、小学生150円と割安なので、 長距離ドライブで運動不足の方は利用してみるのは如何だろうか。