(大分県の道の駅 no.25)
道の駅 のつはる
駅名 | のつはる |
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住所 | 大分県大分市大字下原1717-1 |
コード | 237 734 729*43 |
駅名の由来 | 市町村合併前の旧町名の野津原町より |
施設 | 物産館、農作物直売所、喫茶レストラン |
休館日 | 12/29~1/2 (喫茶レストラン 12/29~1/3、火曜日) |
営業時間 | 9:00~17:00 (喫茶レストラン 11:00~15:00[12月中旬~2月は14:00まで]) |
特産品 | 上詰アグリドリームのおはぎ、のつはるパンケーキ、炭酸まんじゅう、揚げあられ、つき餅、 高菜漬け、ゴーやみそ漬け、カボス酢、たみちゃんのピリピリ柚子胡椒、生椎茸、烏骨鶏のたまご、 鮎の塩焼き、ななせ焼き、七瀬柿ソフトクリーム |
のつはる湖の畔にある道の駅
東九州自動車道の大分光吉ICから国道210号線→国道442号線を通って南西に15km、
大分県ほぼ中央部の旧野津原町(現大分市)に本駅「のつはる」はある。
本駅までの道中はインターを降りた直後は住宅が立ち並ぶ都会的な雰囲気。
しかし、国道210号線に別れを告げ、国道442号線に入ると一気に長閑な農村の風景に。
更に進むに連れてどんどん田舎の度合いが強くなる。
暫くするとびっくりするくらいの巨大な石の建造物が現れ、
「あれは何?」と考える間もなく、すぐに本駅を示す道の駅看板が見えてくる。
本駅は七瀬川を堰き止めた人工の湖「のつはる湖」の畔にある道の駅。
そう、本駅到着の直前に現れた巨大な石の建築物は「ななせダム」である。
本駅は2019年11月オープンの新しい道の駅。
近年の道の駅は採算重視で、人が集まりやすい場所に建設する傾向があるが、本駅は周りに民家が殆どない田舎に立地。
もしかしたら近隣住民にダム建設の承諾を得るために、その見返りに採算は二の次にして道の駅を建設したのかも知れない。
私が訪れたのは比較的客が多いと思われる好天の土曜日だったが客数は10人程度。
ただ「のんびりと買い物をしたい」という方には向いている。
道の駅のテラスからは美しい「のつはる湖」の姿。
この景色はおそらく誰もが満足するだろう。
上詰アグリドリームの商品が人気
本駅は物産館、農作物直売所、喫茶レストランから成る施設構成。
物産館、農作物直売所の品揃えはまあまあ豊富で、「田舎の割には」という条件付きだが、充実した道の駅になっている。
物産館では大分県内の特産品を幅広く販売。
宇佐市名物の「宇佐唐揚げ漬け込みタレキット」、同じく宇佐市名物の炭火焼き鶏珍味「鶏珍」、
豊後大野市名物の「豊後大野カレー」「豊のシャモ出汁スパイスカレー」、日田市銘菓の「招福梅」など。
さすがに野津原町は人口5千人程度の小さな町、本駅ならではの野津原町の特産品はないかな、
と思って店内を見渡していたら、「上詰アグリドリーム」と書かれた商品のコーナーを見つけた。
「上詰アグリドリーム」は本駅よりも少し西の上詰地区に拠点を置く小さな農業団体。
上詰アグリドリームが作成した手作り商品が本駅で販売。
もちろん、本駅限定の商品である。
販売されている商品は、おはぎ、あられ、炭酸まんじゅう、つき餅、漬物、ゴーヤ味噌漬け、高菜漬け等、少し地味なもの。
ただ、丁寧に作られているため有難みを感じる。
ちなみに「上詰アグリドリーム」商品の中の人気No.1は「おはぎ(2個入り260円)」。
こし餡の甘味と、中に入っているお米の炭水化物系の甘さ、
2つの異なる甘味があり、なかなか美味しかった。
物産館内に併設されている農作物直売所では30種類くらいの野菜、果物を販売。
販売されている商品は季節によって異なると思うが、私が訪れた11月初旬は、みかん、りんご、メロン、
梨、柿など、果物の販売が特に目立っていた。
「のつはるパンケーキ」も人気
本駅の「食」の施設の喫茶レストラン「MASTERS CAFE NOTSUHARU」はドリンク、軽食から定食メニューまで提供。
客のニーズに合わせた幅広い利用が可能になっている。
この喫茶レストランの名物は「のつはるパンケーキ(880円)」。
地元の野津原小学校の生徒が考案したスイーツで、野津原産米粉と大分県くじゅう高原の平飼い卵を使っている。
イチゴなど季節のフルーツをトッピングした「季節のフルーツ&のつはるパンケーキ(1080円)」も人気のメニュー。
注文を受けてから焼くため25分の待ち時間が生じる点は注意したい。
定食メニューでは「ハンバーグ&おおいた冠地鶏のチキン南蛮定食(1400円)」が人気のメニュー。
「おおいた冠地鶏」とは国内初となる烏骨鶏を交配した大分県ならではの地鶏。
「おおいた冠地鶏」の特徴である旨味成分と柔らかな肉質を味わうことが出来る。
その他、牛肉の希少部位「サガリ」を使った「牛サガリステーキ&とんかつ定食(1400円)」、
大分市発祥の新郷土料理「ニラ豚定食(1000円)」、辛口の「天然しし肉黒カレー(1280円)」、
中辛/辛口が選べる「三元豚の低温熟成豚カツカレー(1150円)」等を味わうことが出来る。
ハンバーガー類では肉厚&肉汁が溢れる「マスターズ旨味バーガー(990円)」「おおいた冠地鶏バーガー(990円)」を販売。
これらはいずれもテイクアウト可能なメニューで
ポテトや博多明太子モッツァレラチーズボールなどのサイドメニューも充実している。
デザート類はお洒落な「シナモン&キャラメルフレンチトースト(680円)」や「国産りんごのアップルパイ(550円)」等を販売。
ドリンク類では「水出しアイス珈琲」「エスプレッソ」「アールグレイ」等、
更には「青空クリームソーダ」や中東生まれの不思議なかき氷「シャルバート」もある。
こんなお洒落で多彩なメニューが並ぶ喫茶レストランは都会でもなかなか見当たらない。
更に店内の壁は全面ガラス張りになっていて「のつはる湖」の美しい姿も見ることが出来る。
夕日の時間は更にロマンティック。今後はデートスポットしても注目を浴びそうな気がする。
近隣のお勧め宿泊施設
(宿名の前の丸数字は地図上の数字に対応したものです。 お勧め順ではありません)■①星またたく森のゲストハウスKURIHAI
[MAPCODE] 237 822 073*72
(口コミ平均--点/5点満点)
- 道の駅から北西に6km
- 料金(1人5,600円、2人計10,182円~)
- 食事付きプランもあり
- 森の中のゲストハウス
- IHキッチン、電子オーブン、冷蔵庫あり
■②グッドイン大分
[MAPCODE] 46 118 400*78
(口コミ平均4.2点/5点満点、お勧め度★★☆)
- 道の駅から北東に15km
- 料金(1人4,454円、2人計7,090円~)
■③丸長旅館
[MAPCODE] 237 511 817*55
(口コミ平均4.6点/5点満点、お勧め度★★☆)
- 道の駅から南西に17km
- 料金(2食付き1人30,000円、2人計30,000円~)
- (長湯)温泉あり
- 川のせせらぎが聞こえる温泉と創作料理が評判
■④大分キャセイホテル
[MAPCODE] 46 174 096*04
(口コミ平均4.0点/5点満点、お勧め度★☆☆)
- 道の駅から北東に17km
- 料金(1人4,181円、2人計5,909円~)
- 温泉あり/食事付きプランもあり
■⑤レンブラントホテル大分
[MAPCODE] 46 237 545*33
(口コミ平均4.3点/5点満点、お勧め度★★☆)
- 道の駅から北東に18km
- 料金(1人5,000円、2人計6,363円~)
- ハイクラス/食事付きプランもあり
- 大分駅前では数少ない駐車場無料の宿
- シンプルステイからスイートルームまで幅広い選択肢あり
上記の料金等は目安としてご活用ください。
料金、宿泊条件の詳細はリンク先のサイトでご確認いただきたく、よろしくお願いします)