(大分県の道の駅 no.11)
道の駅 鯛生金山
駅名 | 鯛生金山(たいおきんざん) |
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住所 | 大分県日田市中津江村合瀬3750 |
コード | 202 121 874*84 |
駅名の由来 | かつて中津江村に存在した東洋一の金山の名称より |
施設 | 物産館、ソフトクリーム売店、レストラン、うどん・そばの店、地底博物館、砂金採り体験施設 |
休館日 | 1/1、水曜日[祝日と重なる場合は翌日] (レストラン 12/31、1/1、水曜日[祝日と重なる場合は翌日]) |
営業時間 | 9:00~17:00[12月~2月は10:00~16:30] (レストラン 3月~11月 10:00~15:00、12月~2月 11:00~14:30) (地底博物館 10:00~16:30) |
特産品 | 金箔栗ようかん、金豚貯金箱、食べる金箔、純金入り麦焼酎「黄金ロマン」「鯛生金山」、 根わさび、わさび菜漬け、わさびソフト、生わさび、わさび漬け、わさび味噌、わさびふりかけ、わさびマヨネーズ、 蜂蜜各種、だんご汁、そば、自然薯そば、食べる金箔、めで鯛もなか |
カメルーンに沸いた村
大分自動車道の日田ICから国道212号線→国道442号線を通って南に38km、
或いは九州自動車道の八女ICから国道442号線を通って東に46km、
大分県西部の山間の村の旧中津江村(現日田市中津江村)に本駅「鯛生金山」はある。
本駅はかつて東洋一の金山と言われた鯛生金山跡地に建設された道の駅。
かつての坑道を辿る「地底博物館」に隣接した道の駅である。
ところで本駅が位置する中津江村は色々な意味で話題があり過ぎる村。
その極めつけは2002年に開催された日韓ワールドカップサッカー大会において、
中津江村がカメルーン選手団のキャンプ地に選ばれたことだろう。
日本全国の大都市が「わが街へ」とキャンプ誘致に動く中、
人口僅か1100人(当時)の中津江村が「まさか」のキャンプ誘致に成功したことでマスコミは大騒ぎ。
しかし騒ぎはこれだけでは収まらない。キャンプ開始予定日になってもカメルーン選手団はなかなか現れず、
テレビのニュースでは連日トップニュースで「来るのか?来ないのか?」と報道された。
色々とトラブルはあったものの、選手団は数日遅れて来村。
無事にキャンプは成功し、現在でも中津江村とカメルーンは深い友情の絆で結ばれている。
ただ、本駅におけるカメルーンの影は徐々に薄れてきた印象。
私が2014年に本駅を訪れた時は物産館ではカメルーンの特産品を販売、レストランではカメルーン料理が提供されていたが、
2022年に再訪した時はこれらの商品の販売や料理の提供は停止。
残念ながら、日本人の多くはカメルーン料理は口に合わないのかも知れない(辛過ぎて)。
現在、本駅でカメルーンを感じるのは建物に描かれた国旗と建物の中にある当時の選手団のパネルだけだが、
近隣の鯛生スポーツセンター(当時のカメルーン選手団の合宿地)では、
カメルーン選手団のユニフォーム等、当時の記念品が多数展示されている。
わさびと金箔を使った特産品
本駅は物産館とソフトクリーム売店から成る道の駅。
道の駅単体としての規模は貧弱だが、すぐ近くに地底博物館があり、博物館内にレストランと麺処がある。
また、砂金採り体験施設もあり、これらを全てあわせれば平均規模の道の駅と言えるだろう。
まずは物産館の紹介だが、キーワードは「わさび」と「金箔」。
中津江村の現在の特産品の「わさび」、中津江村のかつての特産品の「金箔」を使った商品が数多く販売されている。
「わさび」を使った商品は「根わさび」「わさび菜漬け」「わさび味噌」「わさび漬け」
「わさびふりかけ」「わさびソフト」等を販売。
「わさびソフト」は物産館横のソフトクリームの売店で、その他の商品は物産館内で販売されている。
金箔を使った商品は「金箔栗ようかん」が人気の商品。
「金箔油取り紙」や「食べる金箔」という商品もある。
酒好きな方には純金入り麦焼酎「黄金ロマン」「鯛生金山」もお勧めである。
また、金箔を施した「金豚貯金箱」も本駅の人気商品。
この貯金箱はお金を使う時に貯金箱を叩き壊すタイプ。
貯金箱自体が1000円~5500円するので、叩き壊すときは勇気がいりそうだ。
その他の商品では蜂蜜(そば蜜/アカシア/百花蜜/等、12種類あり)、胡桃入り本駅オリジナルの「めで鯛もなか」、
だご汁などが販売されている。
世界遺産級の地底博物館
続いて道の駅の隣接施設の扱いにはなるが、歩いて3分ほどの場所にある地底博物館の紹介を。
地底博物館はかつて東洋一と言われた鯛生金山鉱山跡を観光施設化したもの。
地下510m、横幅2.6kmの坑道を巡り、当時の作業の様子や使用された機械などを見ることが出来る。
おおよその感じとしては島根県の世界遺産「石見銀山」と似た感じ。
歴史的価値を石見銀山と比較するのは難しいが、スケール的には鯛生金山の方が上。
世界遺産級の坑道と言っても差し支えは無いだろう。
エレベーターで地下に降り、坑道を進んでいくと地下の金塊を地上に運ぶ「立坑巻上機」、
坑道内を走る「バッテリー機関車」等、当時使われていた様々な機材を見ることが出来る。
だんだん狭くなっていく坑道をさらに進むと置かれたままになっている金鉱石の数々。
坑道の散策の最後にはライトアップされた「黄金の洞窟」も見ることが出来る。
地底博物館の2階は「食」の施設。
レストランとそば・うどんの店がある。
レストランではかつて坑員の方が好んで食べた「マイナーズカレー(900円)」が人気のメニュー。
中津江村で採れたキノコを使った「きのこ狩り定食(秋限定1100円)」や「天ぷら定食(1200円)」もある。
うどん・そばの店では山菜かしわ入りの「中津江うどん/そば(720円)」が名物メニュー。
金箔・ごぼう天・肉・山菜が入った「黄金うどん・そば(850円)」も本駅ならではのメニューである。
地底博物館の向かい側には砂金採り体験施設もある。
砂の中からキラリと光る砂金の粒を見つけた方はラッキー。
見つけた砂金はホルダーに入れて幸運のお守りとして持ち帰ることが出来る。
なお、地底博物館は大人1100円、中高生880円、小学生550円の有料施設。
砂金採り体験施設は小学生以上720円。
地底博物館+砂金採り体験のセットは大人1590円、中高生1380円、小学生1380円。
70歳以上の方を対象にしたシニア割引もある。
近隣のお勧め宿泊施設
(宿名の前の丸数字は地図上の数字に対応したものです。 お勧め順ではありません)■①奥八女別邸やべのもり
[MAPCODE] 175 862 236*10
(口コミ平均4.4点/5点満点、お勧め度★★☆)
- 道の駅から西に11km
- 料金(2食付き2人計22,727円~)
- 奥八女の別邸で秘境を満喫
- 家具や備品に拘った高級感あふれる空間
■②つえたて温泉ひぜんや
[MAPCODE] 202 348 869*67
(口コミ平均4.5点/5点満点、お勧め度★★☆)
- 道の駅から北東に22km
- 料金(朝食付き2人計26,000円~)
- (杖立)温泉あり/2食付きプランもあり
- 源泉11本、湯巡りの宿
- 熊本の伝統工芸品を活用した八百万ダイニング
■③菊池渓谷温泉 岩蔵
[MAPCODE] 618 301 830*27
(口コミ平均4.6点/5点満点、お勧め度★★☆)
- 道の駅から南に24km
- 料金(2食付き2人計27,820円~)
- 温泉あり/ハイクラス
- 全室温泉付き離れの宿
■④奥日田温泉 うめひびき
[MAPCODE] 202 553 337*08
(口コミ平均4.5点/5点満点、お勧め度★★☆)
- 道の駅から北東に26km
- 料金(2人計29,674円~)
- 温泉あり/ハイクラス/食事付きプランもあり
- ミシュラン最高位の評価獲得の宿
■⑤しらはなシンフォニー
[MAPCODE] 202 209 818*25
(口コミ平均4.8点/5点満点、お勧め度★★★)
- 道の駅から東に28km
- 料金(2人計14,000円~)
- (山川)温泉あり/食事付きプランもあり
- 湯の華たっぷり、幻想的な良質温泉が評判
- 女将手作りの山里料理が好評
■⑥守護陣温泉
[MAPCODE] 440 810 820*88
(口コミ平均4.7点/5点満点、お勧め度★★☆)
- 道の駅から東に31km
- 料金(1人5,910円、2人計9,000円~)
- 温泉あり
- 小国で1人旅&お手頃価格ならこの宿
🐶ペット旅
■⑦杖立温泉 葉隠館
[MAPCODE] 202 349 602*67
(口コミ平均4.2点/5点満点、お勧め度★★☆)
- 道の駅から北東に22km
- 料金(2人計10,000円~)
- (杖立)温泉あり/食事付きプランもあり
- ペット可のプランあり[2食付き2人計20,000円~、追加料金+2,160円]
上記の料金等は目安としてご活用ください。
料金、宿泊条件の詳細はリンク先のサイトでご確認いただきたく、よろしくお願いします)