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(佐賀県の道の駅 no.10)

道の駅 うれしの まるく

駅基本情報
駅名 うれしの まるく
住所 佐賀県嬉野市嬉野町大字下宿甲4370-2
コード 104 074 387*70
駅名の由来 「うれしの」は市名の嬉野市より。「まるく」は訪れる方を異次元の癒しで「丸く/円く」させること、 及びドイツ語で市場を意味する"markt(マルク)"より。
施設 観光交流施設、足湯、【隣接施設】複合施設「アップリフト・シモジュク」、レストラン「まるくキッチン」、宿泊施設
休館日 無休
(レストラン 水曜日)
営業時間 9:00~19:00
(アップリフト・シモジュク 10:00~18:00)
(レストラン 10:00~14:30、16:30~19:30)
特産品 嬉野茶、嬉野紅茶、嬉野ショコラ、新幹線「かもめ」羊羹、嬉野茶入り銘菓「茶丸くん」、 銘菓「ひき茶ふりあん」、プランタン宮崎のスティックケーキ、ケーキハウスなかしまのクッキーセット

観光案内がメインの道の駅

 長崎自動車道の嬉野ICから県道1号線→国道34号線を通って東に3km、佐賀県南西部の嬉野市に本駅「うれしの まるく」はある。 一応、高速インターからの道順を記載したが、実は西九州新幹線の嬉野温泉駅の目の前。 無料の駐車場があり、車利用者にとってももちろん便利だが、 どちらかと言えば新幹線利用者のために建設された異色の道の駅である。
 異色と言えば施設構成もちょっと変わっている。 近年の道の駅は「儲けるための道の駅」が主流であり、物産館や農作物直売所を配置するのが一般的だが、 本駅に関しては商業施設は基本的に無し。 中心施設は観光交流館「まるくアイズ」で、 この施設の中で訪れる客に嬉野市の観光案内を行っている。
 本駅は2022年9月にオープンした新しい道の駅。 オープン当時は観光案内館のみ存在する道の駅だったが、 2022年11月に道の駅隣接地に物産品販売コーナーと喫茶店を備えた複合施設「アップリフト・シモジュク」がオープン。 更に2023年夏には宿泊施設「フェアフィールド・バイ・マリオット」がオープンする予定になっている。 道の駅隣接地にはまだまだ土地が余っているように見えるので、今後、更に発展するかもしれない。 今後の発展が期待される道の駅である。

嬉野茶を使った商品等を販売

 上で「本駅には基本的に商業施設は無い」と記載したが、実は少しだけ商業施設がある。 観光案内館「まるくアイズ」の中で嬉野市の特産品を7品だけ販売している。
 目に付くのはやっぱり「嬉野茶」。全国のスーパーで見かける超有名ブランドだが、 地元の嬉野市で嬉野茶を買うというのは格別だろう。 嬉野茶にはグレードがあり、安い商品は540円、一番高い商品は1620円で販売されている(いずれも100g)。 嬉野茶を使った菓子もある。 フランス起源の焼き菓子「フリアン」に粉末にした嬉野茶(挽茶)を配した「ひき茶ふりあん」、 佐賀名物「まるぼうろ」に嬉野茶を練り込んだ「茶丸くん」は嬉野土産に最適である。
 市内の有名菓子店「ケーキハウスなかしま」の「クッキーセット」、 「プランタンみやざき」の「スティックケーキ」もここで販売。 この2品はどちらかと言えば地元客に人気があるようだ。

温泉マップを入手して嬉野温泉に

 さて「嬉野市に来たからには嬉野温泉に入りたい」と考える方は多いのではないだろうか。実は私もその一人。 観光案内所の方に「温泉に行きたい」と言えば、地図と入浴可能施設一覧の2つのパンフレットを受け取ることが出来る。
 入浴できる温泉施設は実に22ヶ所。 道の駅(新幹線駅)から徒歩で行ける温泉は、ほぼ「和多屋別荘」に限られるが、 車で行けば基本的にどの温泉も入浴可能。 パンフレットに記載されている料金と特色を見て、好みの施設を選択したい。
 私が選んだのは「公衆浴場 百年の湯」という施設。 選んだ理由は料金がお手頃なこと(平日590円/土日祝690円)、及び特色の欄に書かれている「化粧水のようなトロトロの泉質」という一文。 実際に入浴してみると肌に纏わりつくようなトロトロ感があり、特色欄に記載された文は偽りでないことが確認できた。 百年の湯は露天風呂やマッサージ湯などの変わり湯は無く、純粋に湯を楽しむ施設。 「川の露天風呂」がある「高砂旅館」、10階の展望風呂から街を見下ろす「ホテル桜」、 洗い場が畳の「入船荘」等、特色のある風呂を有する施設も揃っている。
 私が「百年の湯」を選んだのはもう一つ理由がある。 それは嬉野温泉名物の湯豆腐を味わう食事処が併設されていること。 湯豆腐を作る際、普通のお湯ではなく温泉水を使うのが嬉野温泉の湯豆腐の特徴。 湯豆腐が温泉水に溶けることにより湯豆腐はトロトロに、 また、乳白色の湯も味わいがある。 「百年の湯」併設の食事処で味わう湯豆腐は620円とお手頃価格。 嬉野温泉を訪れたならば、名物の湯豆腐も味わってみるのは如何だろうか。

[注]2023年12月1日に道の駅隣接地にレストラン「まるくキッチン」がオープンしました。 「嬉野温泉豆腐」「石焼麻婆豆腐」「伊萬里牛ハンバーグ」等を味わうことが出来ます。 全品テイクアウトも可能になっています。

道の駅看板

道の駅看板

嬉野温泉駅

目の前は西九州新幹線の嬉野温泉駅

観光交流施設

観光交流施設「まるくアイズ」。この中で少量ながら嬉野市の特産品を販売している。

アップリフト・シモジュク

隣接施設の複合施設「アップリフト・シモジュク」。物産品販売コーナーと喫茶コーナーがある。 残念ながら私が訪れた時はオープン前のため詳細は不明。

嬉野温泉のパンフレット

観光交流施設で嬉野温泉の地図と施設一覧を入手し嬉野温泉街へ

公衆浴場 百年の湯

公衆浴場「百年の湯」。百年も続く自家源泉。化粧水のようなトロトロの泉質が自慢。

嬉野温泉の湯豆腐

「百年の湯」に併設の食事処では「嬉野温泉の湯豆腐(620円)」を提供

近隣のお勧め宿泊施設

(宿名の前の丸数字は地図上の数字に対応したものです。 お勧め順ではありません)

■①嬉野温泉 和多屋別荘
 [MAPCODE] 104 043 358*67
 (口コミ平均4.2点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から南西に1km
 - 料金(1人16,000円、2人計20,000円~)
 - (嬉野)温泉あり/食事付きプランもあり/ハイクラス
 - 嬉野川をまたぐ美術館を思わせるような佇まい

   

■②佐賀牛の宿 光陽閣
 [MAPCODE] 104 043 174*07
 (口コミ平均4.6点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から南西に1km
 - 料金(1人6,591円、2人計11,364円~)
 - (嬉野)温泉あり/食事付きプランもあり
 - 佐賀牛を心行くまで味わえる夕食自慢の宿

   

■③湯快リゾート 嬉野温泉 嬉野館
 [MAPCODE] 104 043 362*42
 (口コミ平均3.9点/5点満点、お勧め度★☆☆)

 - 道の駅から南西に2km
 - 料金(1人5,873円、2人計10,764円~)
 - (嬉野)温泉あり/食事付きプランもあり

   

■④嬉野温泉 ホテル華翠苑
 [MAPCODE] 104 013 753*54
 (口コミ平均4.3点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から南西に2km
 - 料金(1人11,500円、2人計11,000円~)
 - (嬉野)温泉あり/食事付きプランもあり
 - じゃらん/楽天の両サイトでアワード受賞の宿

   

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(※ 料金、宿泊条件は時期により変動する場合があります。
上記の料金等は目安としてご活用ください。
料金、宿泊条件の詳細はリンク先のサイトでご確認いただきたく、よろしくお願いします)