道の駅　山内

駅基本情報

駅名	山内(やまうち)
住所	佐賀県武雄市山内町三間坂甲14697-2
コード	104 370 540*07
駅名の由来	市町村合併前の旧町名の山内町より
施設	物産館、農作物直売所、たまごサンドの店、【隣接施設】スーパーマーケット、 レストラン、海産物直売所
休館日	12/31～1/3 (たまごサンドの店 火曜日/祝日の時は翌日) (隣接スーパー&レストラン 水曜日)
営業時間	8:30～18:00 (たまごサンドの店 11:00～14:30) (隣接スーパー 9:00～18:00) (隣接レストラン 11:50～15:00、17:00～21:00)
特産品	古代米黒米、黒米うどん、黒米パスタ、黒米ちゃんぽん、黒米おはぎ、黒髪まんじゅう、 地元銘菓「夢本陣」、猪ジャーキー、ぼたんクリーム(猪油スキンクリーム)、鯖の蒲焼「幻のサバ」、 葉月窯の焼き物、佐賀のがばいばあちゃんグッズ(名言入り小皿)

愛称は「黒髪の里」

　長崎自動車道の武雄北方ICから国道35号線を西に11km、佐賀県西部の旧山内町(現武雄市山内町)に本駅「山内」はある。 インターから本駅までの道中は9割方は田畑の中の長閑な景色の中のドライブ。 ただ、インターから西に3km、本駅からは東に8kmの所に武雄温泉を中心とした住宅密集地がある。 武雄温泉は佐賀県を代表する名湯。温泉宿はもちろん、立ち寄り湯も多数あるので、 道の駅巡り共に武雄温泉を体験してみるのは如何だろうか。
　さて、本駅に近づいてくると道の駅看板が現れるが、 道の駅看板には「道の駅　山内」という駅名と共に、駅愛称の「黒髪の里」という文字が記されている。 「黒髪の里」という文字を見て「おやっ」と興味を持つ方も多いのではないだろうか。 実は私もその一人。黒髪を取り戻すというのは、おそらく人間にとって大きな欲望の一つ。 果たして、本駅には「黒髪を復活させる何か」があるのだろうか。 以下、その点を中心に本駅のレポートを行いたい。

古代米黒米を使った商品を多数販売

　本駅は物産館、農作物直売所、たまごサンドの店から成る施設構成。 また、道の駅施設には含まれていないが隣接地にスーパーマーケット、海産物直売所、和風レストラン「はな蓮」もある。 隣接施設を含めるとかなり大きな道の駅と言ってもいいだろう。 一つ残念な点は長年親しまれていた道の駅レストラン「なな菜(さい)」が閉店してしまったこと。 本駅で食事をしたい方は道の駅隣接地にある和風レストラン「はな蓮」を利用されたい。
　さて、本駅のメインテーマ「黒髪の里」についてだが、 最初に種明かしをすると、「黒髪の里」の愛称は山内町の名峰「黒髪山」から取ったもの。 「白髪を黒髪にする」という事とは関係ない。…「なぁーんだ」と言ってページを離脱される方も多いと思うが、 もう少しだけ待って欲しい。 山内町の特産品は「古代米黒米」だが、 実は古代米黒米に含まれている天然色素「アントシアニン」には抗酸化作用がありアンチエイジングに有効。 特に髪の老化を防ぐ効果が大きく、黒髪の再生にも効果があるらしい。 図らずも「黒髪の里」を実現する特産品が本駅で販売されている。
　本駅では「古代米黒米」そのものを300g/800円で販売。 普段使っている米に古代米黒米を1割くらい混ぜて炊くと美味しく、しかも黒髪の再生に効果が得られるらしい。 古代米黒米を使った特産品には「黒米うどん」「黒米パスタ」「黒米ちゃんぽん」「黒米おはぎ」がある。 私は「黒米うどん(380円)」とすぐに食べることが出来る「黒米おはぎ(4個入り330円)」を購入。 車に戻って「黒米おはぎ」を完食し鏡で髪の毛を見たが、…うーん、即効性は無いようだ(当たり前か)。 即効性は無いものの、黒米の効果は科学的に実証されているようなので、 黒髪再生を望む方は継続的に本駅の黒米商品を試してみるのは如何だろうか。 ちなみに「黒米おはぎ」は黒米ご飯の中につぶ餡が入ったおはぎ。食べてみるとかなり甘い。 「黒米うどん」はコシの強いうどんという感じ。 味や食感は普通の美味しいうどんで、美味しいうどんを食べながら、自然と黒髪の再生が出来るのが嬉しい。

がばいばあちゃんグッズもあり

　黒米以外の商品で目に付くのは「黒髪まんじゅう」「夢本陣」といった地元銘菓。 「黒髪まんじゅう」はつぶ餡入りのお饅頭。「夢本陣」は梅の香りがほんのりとする甘酸っぱい上品なクッキーである。 ちなみに「黒髪まんじゅう」は、いかにも髪に良い成分が含まれていそうな名称だが、 この商品には黒米は入っていないので、その点は留意したい。 山内町伝統の焼き物「葉月窯」も本駅で販売。町内で合計2２の窯元の陶器が販売されている。 家紋を入れることが出来るのも特徴である。 面白い商品では「佐賀のがばいばあちゃんグッズ」。 特に「がばいばあちゃん」の小皿はここでしか購入できない限定商品である。 「通知表は０でなければええ。１とか２を足していけば５になる。人生は総合力だから。」 など、がばいばあちゃんの名言が小皿に刻まれている。
　物産館に併設されている農作物直売所では30種類くらいの地産の農作物を販売。 特に生姜が名物らしく、数多く販売されている。 山芋、銀杏、葉大根など、ちょっと変わった農作物が主に販売されている。
　最後に道の駅に隣接したレストラン「はな蓮」の簡単な紹介を。 本レストランは昼営業(11:50～15:00)と夜営業(17:00～21:00)の二部構成。 車中泊時の夕食にも利用できるのが特徴である。 人気メニューは1日30食限定(昼メニュー)の「花かご昼膳(1500円)」。 特徴は6つの季節料理を味わうことが出来ること。茶碗蒸しや香物も付いている。 夜メニューで人気になっているのは「おまかせ寿司御膳(2800円)」。 寿司8貫に小鉢、茶碗蒸し、汁物が付いたメニューで、こちらはプチ贅沢なメニューになっている。 その他、昼メニューでは「うなぎ御膳(3100円)」「佐賀牛御膳(3100円)」 「あなご丸ごと丼(1600円)」「串揚げ盛り御膳(1200円)」など。 夜メニューでは「花かご夕膳(2000円」「天刺御膳(2500円)」「花煮御膳(1800円)」など。 「呼子イカ」で有名な呼子地方から直送のイカを使った「イカ活造り御膳(3100円)」は昼、夜どちらの時間帯でも味わうことが出来る。