(福岡県の道の駅 no.17)
道の駅 筑前みなみの里
駅名 | 筑前みなみの里(ちくぜんみなみのさと) |
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住所 | 福岡県朝倉郡筑前町三並866 |
コード | 55 165 546*36 |
駅名の由来 | 「筑前」は町名より。「みなみの里」は地域名の三並より。道の駅登録前の施設名称を継承している。 |
施設 | 農作物直売所、レストラン、出店、物産館(アンテナショップ) |
休館日 | 12/31~1/3、第3水曜日[祝日と重なる場合は翌日] |
営業時間 | 9:00~17:00 (レストラン 8:00~10:00、11:00~15:00[朝の時間帯は土日祝のみ]) (アンテナショップ 9:00~16:00) |
特産品 | 筑前クロダマル、クロダマルドレッシング、クロダマル煎餅、くろポン、筑前クロダマル味噌、 筑前煮、筑前かりんとう、ひよたまプリン、朝倉プリン、朝倉ジュース(桃/梨/ぶどう/イチゴ)、 丸ごとトマトジュース、みわせんべい、ざる豆腐、筑前町産卵「うちのたまご」 |
目立たない奥にある施設にも注目
大分自動車道の甘木ICから国道322号線→国道386号線→県道77号線を通って北西に10km、
或いは九州自動車道の筑紫野ICから県道112号線、県道77号線などを通って東に12km、
福岡県やや西部の筑前町に本駅「筑前みなみの里」はある。
本駅は元々は「みなみの里」という名称で人気を博していた農作物直売所。
2019年6月に道の駅に登録され現在に至っている。
本駅に到着してまず目につくのは大きくて和風な駅施設。
本駅を訪れる客の多くは、この建物の中で販売されている農作物が目当てである。
一見、本駅の施設はこの大きな農作物直売所だけに見えるが、
実は、この建物の裏に筑前町のアンテナショップ「手みやげやさん」がある。
この「手みやげやさん」、なかなか気が付きにくい。
私は駐車場の奥の方に車を泊めたため気が付いたが、車を泊める位置によっては気が付かない人も多いだろう。
「手みやげやさん」の中には筑前町の特産品が勢揃い。
私のように道の駅を巡り「その地域ならではの商品を購入したい」という者には宝箱のような存在である。
近隣にお住まいの方で農作物がお目当てという方は農作物直売所のみで問題ないが、
遠方から観光を兼ねて道の駅巡りをされている方は、
奥にあるアンテナショップも忘れずにチェックしたい。
150の生産者が農作物を出品
本駅は大きな農作物直売所、普通規模のレストラン、出店が2つ、ちょっと小ぶりなアンテナショップから成る道の駅。
まずは本駅の中心施設の農作物直売所から紹介したい。
本駅の農作物直売所は一般的な農作物直売所とは少し異なる。
それは生産者毎に区分けして販売されているということ。
一般的な農作物直売所は、例えばナスはこっち、キャベツはあちら等、野菜ごとにまとめて陳列されているのが普通だろう。
本駅に関しては生産者毎にカゴが用意されており、そのカゴの中にナスとかキャベツ等の商品が入っている。
そのカゴの数は約150個。即ち、約150の生産者が出品しているということになる。
これは初見の方にはどこで何が売っているのか、結構分かりずらい。
ただ、生産者毎に価格競争もあり、慣れてくればメリットの方が多いのだろう。
私は初見のため何が多く販売されているのか把握するのが困難だったが、
里芋、山芋、ピーマン、万願寺唐辛子などが多く販売しているように見受けられた。
もちろん季節によって商品は異なるだろう。
農作物以外では筑前町産の「うちのたまご」を販売。
この卵はJR九州の高級クルーズトレイン「ななつ星」の食材にもなっている。
筑前町産の大豆を使用した「ざる豆腐」もここで販売。
パン工房も入っており、焼きたてのパンを購入することもできる。
アンテナショップではクロダマル
続いて農作物直売所の裏にあるアンテナショップだが、ここでは筑前町の特産品が数多く販売されている。
目に付くのは筑前町産の黒豆「クロダマル」を用いた商品。
クロダマルは暖地向けに育成された大粒の黒大豆で、大豆に含まれているタンパク質、食物繊維、ビタミンE、ビタミンB1等に加えて、
黒豆に含まれる血管浄化/抗酸化作用に優れたアントシアニンが含まれた健康食品である。
クロダマルを用いた製品には「クロダマルドレッシング」「筑前クロダマル味噌」、
クロダマルを用いたポン菓子「くろポン」、また加工していないクロダマル豆そのものも販売されている。
私は「クロダマルドレッシング(500円)」を購入。
実際にサラダにかけて食べてみたが、これがなかなか美味しい。
どのように表現したらよいのか難しいが、コクがあるという感じ。
胡麻ドレッシングに似た食感を味わうことが出来る。
そのうえで血管浄化作用や抗酸化作用が期待できるのだから文句なしだろう。
また筑前町という町名から連想される特産品は「筑前煮」。
これもレトルトの形で販売されている。
近隣の朝倉市産のジュース各種(桃ジュース/梨ジュース/ぶどうジュース/イチゴジュース)も人気の商品。
「丸ごとトマトジュース」や筑前町の菓子工房が提供する「みわせんべい」「ひよたまプリン」もある。
ちなみにアンテナショップの人気No.1は店頭で販売されているジェラード。
私が訪れた日も多くの人がジェラードを購入し、店の前の芝生公園でベンチに座りながら頬張る姿を数多く見ることが出来た。
農村レストランと2つの出店
本駅の「食」の施設は「農村レストラン」と出店が2つ。
まず農村レストランだが、ビュッフェ形式のレストラン。
ビュッフェ形式というと「食べ放題」という意味に捉える方もいるかも知れないが、
本レストランのビュッフェ形式とはセルフサービスという意味。
棚に単品料理が並んでおり、好みの品を選んでその合計金額を支払うという型式。
東海・近畿地方にお住まいの方なら「ザめしや」と同じ形式と言えばイメージしやすいだろうか。
人気料理は筑前町名物の「筑前煮(250円)」。この筑前煮に関しては食べ放題、おかわり自由になっている。
その他のメニューを幾つか紹介すると「寄せ豆腐(100円)」「厚揚げ(100円)」「天ぷら盛り合わせ(300円)」
「コロッケ(200円)」「鯖の煮つけ(200円)」「ハムサラダ(150円)」「酢物(150円)」「味噌汁(100円)」
「豚汁(350円)」「ご飯(180円)」等。
食べる量にもよるが、おおよそ1000円位で満腹になりそうだ。
屋外の出店は「めん倶楽部さくら」と「焼き豚足の店カースケ」の2つ。
「めん倶楽部さくら」はうどんの専門店で「スタミナうどん(800円)」「地鶏うどん(750円)」
「丸天うどん(600円)」「山かけうどん(650円)」等を提供。
「焼き豚足の店カースケ」では「焼き豚足パック(2個入り650円)」「とりから棒(380円)」
「豚しっぽの唐揚げ(310円)」等を味わうことが出来る。
近隣のお勧め宿泊施設
(宿名の前の丸数字は地図上の数字に対応したものです。 お勧め順ではありません)■①甘木観光ホテル甘木館
[MAPCODE] 55 018 800*01
(口コミ平均4.1点/5点満点、お勧め度★★☆)
- 道の駅から南東に7km
- 料金(朝食付き1人7,037円、2人計10,310円~)
- 漢方薬草湯、打たせ湯、ジェットバス等、多彩な浴槽が自慢
- 毎月変わる大衆演劇も見所
■②ホテルグランスパ アベニュー
[MAPCODE] 166 873 745*32
(口コミ平均3.8点/5点満点、お勧め度★☆☆)
- 道の駅から南東に7km
- 料金(朝食付き1人4,546円、2人計12,456円~)
- 温泉あり
■③HOTEL AZ 福岡夜須店
[MAPCODE] 55 187 388*61
(口コミ平均3.9点/5点満点、お勧め度★☆☆)
- 道の駅から西に7km
- 料金(朝食付き1人4,800円、2人計7,000円~)
- 2食付きプランあり
■④HOTEL AZ 福岡甘木インター店
[MAPCODE] 166 843 379*53
(口コミ平均3.8点/5点満点、お勧め度★☆☆)
- 道の駅から南東に10km
- 料金(朝食付き1人4,800円、2人計7,800円~)
- 2食付きプランあり
■⑤秋月温泉 料亭旅館 清流庵
[MAPCODE] 55 202 236*61
(口コミ平均4.7点/5点満点、お勧め度★★★)
- 道の駅から東に11km
- 料金(2食付き2人計56,000円~)
- 温泉あり/ハイクラス
- 全室内風呂付
- 福岡の小京都、秋月に佇む静かな宿
上記の料金等は目安としてご活用ください。
料金、宿泊条件の詳細はリンク先のサイトでご確認いただきたく、よろしくお願いします)