(福岡県の道の駅 no.11)
道の駅 くるめ
駅名 | くるめ |
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住所 | 福岡県久留米市善導寺町木塚221-33 |
コード | 37 536 797*81 |
駅名の由来 | 市名の久留米市より |
施設 | 物産館、農作物直売所、レストラン |
休館日 | 12/31~1/3、第3水曜日 |
営業時間 | 9:00~18:00[スタンプは7:30~] (レストラン 11:00~15:00) |
特産品 | 新鮮農作物、久留米ラーメン、大砲ラーメン、久留米大学ラーメン、亀口おこし、サクリスタン(洋菓子)、 塩屋の娘(和菓子)、くるめんべい、いきなり饅頭、久留米椿もなか、エンドウ豆かりんとう、黒糖まるぼうろ、 本葛ようかん、高良さんのお弁当、馬刺「このみ桜」、さい太郎さんの巻寿司、嶋津さんの奈良漬 |
市街地の中にある道の駅
九州自動車道の久留米ICから国道210号線を東に5km、福岡県南西部の久留米市に本駅「くるめ」はある。
久留米市は福岡県で第3位の人口30万人を抱える中核都市だが、本駅はその市街地の中心地にある道の駅。
まあ、正確に言えば、住宅地が密集しているのは道の駅の東1km先から、及び西2km先からで、本駅周辺はそこそこ田畑が広がっているが、
住宅密集地から近くのとても便利な場所に本駅は位置している。
ただ「便利」と「混雑」は多くの場合、表裏一体の関係。
私は今回、10月下旬の土曜日、日曜日を使って福岡県内の多くの道の駅を回ったが、一番混雑していたのが本駅。
久留米インターから本駅に向かう場合は右折入庫になり、一応、右折車線(信号機有り)が設けられているが、
この右折車線が絶望的に進まない。なぜなら、左折で入庫しようとしている車が渋滞しているから。
仕方がないので右折入庫は諦め、一旦通り過ぎてから改めて左折入庫の列に加わったが、
道の駅の目の前から駐車場に入るまで30分以上も掛かってしまった。
後で気が付いたのだが、実は本駅には土日祝限定の臨時駐車場がある。
駐車場待ちの渋滞が発生している場合、特に久留米インターがある西側からアクセスする場合は臨時駐車場を利用するのが絶対に便利。
道の駅の前の信号の一本西側の道(西側からアクセスする場合は一本手前の道)を右折(道の駅と同じ方角)すると臨時駐車場に到着する。
臨時駐車場のマップコード([株]デンソーの登録商標)は"37 536 794*05"なので、
週末に本駅を訪れる方は上記マップコードを入力しナビゲートしてもらうのは如何だろうか。
もちろん、渋滞が発生していない場合は正規の駐車場を利用する方が便利である。
人気は農作物、久留米の特産品も多数
本駅は農作物直売所を兼ねた物産館、及びレストランから成る施設構成。
福岡県内の多くの道の駅は「農作物直売が盛ん」という特徴があるが、本駅もその例に漏れず農作物販売が盛ん。
一方、県内の多くの道の駅は「地産の特産品販売が貧弱」という残念な特徴も併せ持っているが、本駅はその点は少し違う。
本駅は久留米市の特産品販売も充実。
農作物が目当ての地元の方、久留米市の特産品が目当ての観光客、本駅はどちらも満足できる道の駅になっている。
まず農作物だが、販売されている野菜、果物は約80種類。
季節によって販売されている農作物は変わるが、高菜、あまおう(イチゴ)、レンコン、ネギ、小松菜、柿などが数多く販売されている。
続いて特産品だが目に付くのは「久留米ラーメン」。「久留米とんこつラーメン」「大砲ラーメン」
「久留米大学ラーメン」「くるめっ娘ラーメン」「龍の家ラーメン」等、久留米ラーメンだけで12種類もある。
久留米市特産の菓子類もとても豊富。伝統の菓子「亀口おこし」を始めとして
「久留米椿もなか」「本葛ようかん」「くるめんべい」「サクリスタン(洋菓子)」「塩屋の娘(和菓子)」
「いきなり饅頭」等、数多くの久留米の菓子が販売されている。
ちなみに本駅では秋の感謝祭で「私の好きなイチオシ商品グランプリ」が行われており、
その結果が掲示されている。
第1位は「高良さんのお弁当」、第2位は「いきなり饅頭」、第3位は「このみ桜(馬刺)」、
第4位は「さい太郎さんの巻寿司」、第5位は「嶋津さんの奈良漬」。
このランキングも商品購入の際の参考にするのは如何だろうか。
「亀口おこし」と「久留米ラーメン」
私は数ある久留米市特産品の中から「亀口おこし」と「久留米とんこつラーメン」を購入。
「サクリスタン」や「くるめんべい」等、他にも魅力的な商品は多数あるが、
まずは「伝統があり、久留米の代表的な商品を」というのがこの2品を選んだ理由である。
まず「亀口おこし(540円)」だが、創業は何と天保元年(1830年)。
浄土宗大本山善道寺の門前で200年近く親しまれている「亀口おこし総本舗」の代表的な商品で、
ピーナッツ、生姜、胡麻の3種類の味を楽しむ「おこし菓子」である。
地元の筑後米、鹿児島県産の麦芽水飴、沖縄県産の黒糖を原料とした素朴な生姜風味の味。
米で作った「おこし」を水飴で固めているので、少しねっとりとした食感が特徴。
このねっとり感が意外と癖になる。水飴の甘さと生姜のピリ辛さのコントラストも絶妙。
おそらく200年前から変わらぬ味と思われるが、現代でも間違いなく十分に受け入れられる味に仕上がっている。
もう一品「久留米とんこつラーメン」は「これぞ九州のラーメン」という感じの豚骨ラーメン。
ただ、最近はやりのコテコテという感じではなく、豚骨ラーメンの割にはあっさりした食感である。
2食入りで325円という安さも魅力的。私は1つ(2食入り)しか買わなかったが、
「もう少し買っておけばよかった」と後悔するくらい、なかなかの味に仕上がっている。
「だご汁」が人気のレストラン
本駅の「食」の施設はレストラン「ほとめき庵」がある。
店の入り口に「元気野菜」という看板を掲げるこのレストランは、
自社農園「おなか元気農園」で収穫した野菜を中心とした郷土料理、創作料理を提供。
地元客、観光客の人気になっている。
名物メニューは「だご汁(小320円/大440円)」。
九州近海産の乾物を使った天然だしを使用、自社農園の新鮮野菜を具材に、
味噌は阿蘇高原の大豆を天日塩で醸造した完全無農薬味噌。
美味しいと評判になっている。
だご汁、炊き込みご飯、小鉢がセットになった「日替わりだご汁セット(730円)」も人気のメニューになっている。
その他、地産の野菜がたっぷり入った「耳納ちゃんぽん(790円)」、旬の野菜を使った「季節野菜カレー(700円)」、
「筑後うどん(340円)」「ざるそば(610円)」も味わうことが出来る。
近隣のお勧め宿泊施設
(宿名の前の丸数字は地図上の数字に対応したものです。 お勧め順ではありません)■①HOTEL AZ 福岡久留米店
[MAPCODE] 37 532 209*46
(口コミ平均4.0点/5点満点、お勧め度★☆☆)
- 道の駅から西に3km
- 料金(朝食付き1人4,800円、2人計7,000円~)
- 2食付きプランもあり
■②旅館 錦水
[MAPCODE] 37 500 511*01
(口コミ平均4.4点/5点満点、お勧め度★★☆)
- 道の駅から西に5km
- 料金(1人5,000円、2人計9,600円~)
- 食事付きプランもあり
- 料亭出身の主人が丹精込めて作る料理が評判
■③片の瀬温泉 湯元小林
[MAPCODE] 166 631 823*68
(口コミ平均4.0点/5点満点、お勧め度★★☆)
- 道の駅から北東に7km
- 料金(2食付き1人13,000円、2人計22,000円~)
- 温泉あり
- 7時間地鶏を煮込んだこだわりの「はかた水炊き」が評判
■④湯の坂 久留米温泉
[MAPCODE] 37 498 626*21
(口コミ平均3.9点/5点満点、お勧め度★☆☆)
- 道の駅から西に7km
- 料金(朝食付き1人6,000円、2人計10,200円+入湯税[150円/人]~)
- 温泉あり
- 館内に食事処併設(夕食に利用可能/事前予約不要)
上記の料金等は目安としてご活用ください。
料金、宿泊条件の詳細はリンク先のサイトでご確認いただきたく、よろしくお願いします)