(高知県の道の駅 no.16)
道の駅 めじかの里土佐清水
駅名 | めじかの里土佐清水(めじかのさととさしみず) |
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住所 | 高知県土佐清水市三崎字西シリソメ671-1 |
コード | ![]() |
駅名の由来 | 「土佐清水」は市名より。「めじか」は宗田カツオのことで土佐清水の市の魚に指定されている。 |
施設 | 物産館、海作物直売所、レストラン、喫茶店 |
休館日 | 無休 |
営業時間 | 8:30~17:30 (レストラン 11:00~16:30) (喫茶店 8:30~17:00[ご飯類は9:00~]) |
道の駅の特産品 | 宗田節、姫かつおスティック、宗田節おかき、食べる宗田節、宗田節佃煮、DASHI・POTA、宗田だし和風ドレッシング、 姫かつお角煮、卵がけご飯専用極上宗田節、宗田節うどん、宗田節炊き込みご飯の素、塩けんぴ、万能おかず生姜、生姜のカレー、 土佐あかうし牛飯の素、土佐かつおパイ、ゆずラングドシャ、銘菓「龍馬物語」 |
東京から「一番遠い」道の駅
中村宿毛道路(高規格道路)の四万十ICから国道321号線を通って南に35km、
高知県南西端の土佐清水市に「道の駅 めじかの里土佐清水」はある。
最寄りのインターから35kmと聞くと「大したことない」と思われがちだが、
中村宿毛道路は四万十市中村と宿毛市間を繋ぐだけの僅か21kmの高規格道路。
実は四万十ICまで来るのが大変で、実質的には高知自動車道の四万十中央ICから86kmにも及ぶ下道のドライブを強いられることになる。
ちなみに土佐清水市は「東京から一番遠い町」と呼ばれる場所。
もちろん、車を使えば北海道や九州/沖縄の方が断然遠いが、公共交通機関を利用する場合は本駅はめちゃくちゃ遠い。
高知龍馬空港-(バス30分)→高知駅-(土佐くろしお鉄道2時間20分)→宿毛駅-(バス1時間)→道の駅の行程だが、
土佐くろしお鉄道は2時間に1本、宿毛-道の駅間のバスは1日6便(土日祝は4本)で、とても1日では辿り着かない。
起点が東京でなくても、ほぼ同じ状況だろう。
ただ、こんな苦労をしてでも訪れたいのが本駅。
以下、本駅の、本駅にしかない魅力をお伝えしていきたい。
道の駅看板
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日本一美味しい「ねこまんま」
本駅は物産館、レストラン、軽食堂から成る道の駅。
本駅は2023年4月にリニューアル。
以前は、販売されている商品は別として、建物自体はかなり惨憺たる状態だったが、
現在は驚くほど綺麗な建物に建て替えられている。
リニューアル前の道の駅。建物は古く、販売スペースも小さい。
商品の数も写真に写っているのが全てであった。
リニューアル後の現在の道の駅。販売スペースは10倍くらいに広がった。
炊き立てご飯の上に一面に盛られた宗田節。宗田節とはソウダガツオ(通称「めじか」)を原料とした節だが、
一般的なカツオ節と比べてコクが強い。
個人の意見では「ねこまんまにするためのカツオ節」という感じ(実際にはうどん/そばのだしの原料としてプロの料理人が好んで使っている)。
食べる前は「ねこまんまに500円?!」と少し躊躇したが、食べ始めたら宗田節の魅力に完全に嵌ってしまった。
「食べて良かった」と、心から思った次第である。
軽食堂で販売されている「削りたて宗田節ごはん(500円)」。「日本一美味しい"ねこまんま"」と断言しても良い。
宗田節を使った料理を提供する軽食堂「宗田節カフェ」。物産館の中央にある。
宗田節を使った商品がズラリ
続いて物産館の紹介だが宗田節を使った商品がズラリ。
土佐清水市の宗田節の全国シェアは約7割。本駅は日本一の宗田節の販売所と言って間違いないだろう。
物産館入口付近の最も目立つ場所には「宗田節コーナー」を設置。
名物の「宗田節」はメーカー毎に約20種類も販売。
「食べる宗田節」「宗田節佃煮」「宗田節おかき」「宗田節うどん」等、宗田節を使った加工品も多数販売されている。
広くなった物産館内では高知県全般の特産品も多数販売。
「塩けんぴ」「土佐かつおパイ」「万能おかず生姜」「生姜カレー」、
高知銘菓の「龍馬物語」等が販売されている。
物産館と宗田節カフェが入る建物。2023年4月にリニューアルされている。
物産館で販売されている「食べる宗田節」。深いコクがある。
土佐丼グランプリ優勝の「船上漁師飯」
本駅のレストラン「ミサキキッチン」も2023年4月にリニューアル。
以前と比べてメニューの数は大幅に増え、幅広い選択肢の中から好みの料理を味わうことが出来る。
注目のメニューは「船上漁師飯(1100円)」。
文字通り漁師が船の上で食べるような「簡易だけど新鮮」なご飯をイメージしたこの料理。
旬なお魚をぶつ切りにして卵と特製タレで味わう料理だが、一般の方にはこれがとても斬新。
2024年に開催された土佐丼グランプリで見事、第1位に輝いている。
その他、土佐清水の港で水揚げされた新鮮な魚を使った料理がたくさん。
「土佐の清水さばの刺身定食(2500円)」「極上鰹のタタキ定食(1400円)」「めじかの漬け丼(1400円)」、
宗田節が添えられた「土佐のしらす丼(900円)」等を味わうことが出来る。
土佐のブランド鶏「土佐ジロー」の卵を使った「卵かけご飯定食(1000円)」も人気のメニュー。
その他「四万十鶏のから揚げ定食(1100円)」「みさきカレー(750円)」、
宗田節がトッピングされた「わかめうどん(650円)」等も味わうことが出来る。
レストラン「ミサキキッチン」。このレストランも2023年4月にリニューアルされている。
「ミサキキッチン」では獲れたて海鮮料理がいっぱい
一足延ばして足摺岬へ
さて、遠路遥々、せっかく本駅まで来たのならば、もう少しだけ足を延ばして四国最南端の足摺岬を訪れるのは如何だろうか。
四国には室戸岬、佐田岬、足摺岬の3つの岬があるが、この中で最も華やかなのは足摺岬。
民宿、ホテル、土産店も多数。見所もいっぱいである。
足摺岬はとても美しい場所。岸壁に建つ白い足摺岬灯台、豪華絢爛な38番札所の金剛福寺、
神秘的な形状をした白山洞門は年に数日だけ洞門の先に朝日を拝むことが出来る。
少し足を延ばして足摺岬へ。岸壁に建つ足摺岬灯台。
足摺岬の名物の白山洞門。年に数日、この洞門を通して朝日を拝むことができる。
幕末の英雄ジョン万次郎こと中浜万次郎の像。土佐清水に生まれ育った地元の英雄である。
足摺岬は四国最南端の地。四国最南端の碑がある。
四国八十八霊場の中では最も美しいと言われている38番札所の金剛福寺
「道の駅 めじかの里土佐清水」近隣の宿泊施設
(宿名の前の丸数字は地図上の数字に対応したものです。道の駅から近い順に番号を付けています。)■①土佐清水 味彩の宿 南国
[MAPCODE] 276 134 249*21
(口コミ平均3.9点/5点満点、お勧め度★★☆)
- 道の駅から西に2km
- 料金(1人5,000円、2人計10,000円~)
- 食事付きプランもあり
- 🐶ペット可(要事前相談)


■②ホテルオレンジ
[MAPCODE] 276 133 403*12
(口コミ平均3.9点/5点満点、お勧め度★☆☆)
- 道の駅から西に3km
- 料金(2食付き1人6,273円、2人計12,546円~)
- カツオのたたき等、新鮮海産物を使った料理が自慢


■③スノーピーク土佐清水キャンプフィールド
[MAPCODE] 276 133 222*77
(口コミ平均4.1点/5点満点、お勧め度★★☆)
- 道の駅から西に3km
- 料金(1人16,364円、2人計16,364円~)
- 隈研吾氏デザインのトレーラーハウス
- 🐶ペット可のプランあり


■④ホテル しみず
[MAPCODE] 276 115 495*12
(口コミ平均4.1点/5点満点、お勧め度★★☆)
- 道の駅から東に10km
- 料金(1人5,500円、2人計11,000円~)
- 同一敷地内に台湾料理店あり

■⑤民宿 青岬
[MAPCODE] 907 222 851*21
(口コミ平均4.5点/5点満点、お勧め度★★☆)
- 道の駅から南東に19km
- 料金(2食付き1人9,000円、2人計16,910円~)
- 9月~12月は素泊まりプランもあり[1人5,091円、2人計9,092円~]
- 高台の森の中にある宿泊施設

■⑥あしずり温泉郷 足摺サニーサイドホテル
[MAPCODE] 907 224 333*07
(口コミ平均4.0点/5点満点、お勧め度★★☆)
- 道の駅から南東に19km
- 料金(1人8,637円、2人計13,638円+[入湯税150円/人]~)
- 温泉あり/食事付きプランもあり
- 🐶ペット可のプランあり[追加料金+3,300円]
- 眼下に広がる美しい太平洋
- 伊勢海老、皿鉢料理、海鮮ワイン蒸等の料理が評判


上記の料金等は目安としてご活用ください。
料金、宿泊条件の詳細はリンク先のサイトでご確認いただきたく、よろしくお願いします)