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(高知県の道の駅 no.14)

道の駅 あぐり窪川


道の駅基本情報
駅名 あぐり窪川(あぐりくぼかわ)
住所 高知県高岡郡四万十町平串284-1
コード 362 228 276*16
駅名の由来 「あぐり」は農業を意味する英単語Agricultureの略。「窪川」は市町村合併前の旧町名の窪川町より。
施設 物産館、農作物直売所、レストラン、手作りアイスの店
休館日 1/1、奇数月の第3水曜日[3月のみ末日]
(レストラン 水曜日)
営業時間 8:30~18:00
(レストラン 8:00~15:00)
(手作りアイスの店 9:00~17:00[6月~9月は18:00まで])
道の駅の特産品 生姜好きのジンジャエール、万能おかず生姜、超辛口生姜チョコ、ご飯が止まらんでしょうが(おかず生姜)、 土佐の生姜飯、黄金生姜飴、仁井田米、40010(しまんと)かりんとう、米粉あんぱん、もち肌あずき食パン、 窪川のお菓子屋さんのケーキ、四万十竹の土佐煮、青さ海苔、焼き鮎の四万十煮、塩けんぴ、具たくさん豚まん

土佐地方の意外に人気な道の駅

 高知自動車道の四万十中央ICから国道56号線を南西に200m、 高知県南西部の旧窪川町(現四万十町)に「道の駅 あぐり窪川」はある。
 高速道路を使うと車窓の景色を確認する間も無く、あっという間に本駅に到着してしまうが、 下道(国道56号線)を延々と走って来た方なら、本駅周辺がいかに長閑な場所であることを容易に確認できるだろう。 本駅の南側に旧窪川町の集落はあるものの、そこを除けばほぼ田畑と山林の風景。
 ただ、現状では本駅は立地的にかなり恵まれている。 なぜなら、高知自動車道は本稿記載の2025年6月時点では部分開通の状況。 土佐方面を行き来するドライバーは高速利用であっても、必ず本駅の前を通ることになる。 このためだろうか、本駅は周辺の人口規模の割には意外と人気の道の駅。 本駅の年間利用客は25万6千人(2023年)。これは県内25の道の駅の中で第7位の数字である。

道の駅 あぐり窪川 | 道の駅看板
道の駅看板
 はてさて、利用客が多いから施設が充実するのだろうか、施設が充実しているから利用客が多いのか、本駅はかなり魅力的な道の駅。 何と言っても、本駅ならではの特産品が多いことに驚かされる。 物産館内には6つのコーナーを設置。 まずは、物産館の本駅ならではの魅力的な商品を紹介していきたい。

道の駅 あぐり窪川 | 物産館と農作物直売所が入る駅施設
物産館と農作物直売所が入る駅施設

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しょうが王国の本領発揮

 物産館でまず注目して頂きたいのが「しょうが王国コーナー」。 実は旧窪川町は高知県内で生姜の生産量が最も多い地区。 肥沃な耕地、濃霧の発生、夏場の多雨など、良質な生姜の生産に最適な条件が揃っているそうだ。
 「しょうが王国コーナー」で販売されている商品は「生姜好きのジンジャーエール」「万能おかず生姜」 「超辛口しょうがチョコ」「ごはんが止まらんでしょうが(おかず生姜)」「土佐の生姜飯」「黄金生姜飴」など。 どの商品もとても魅力的だが、私は生姜をシンプルに味わう「生姜好きのジンジャーエール(450円)」をチョイス。 これがピリッとした感じでとても美味しい。後味もスッキリである。

道の駅 あぐり窪川 | 生姜好きのジンジャーエール
本駅の人気商品の「生姜好きのジンジャーエール(450円)」。しょうが王国の本領発揮の商品である。
 「四万十町コーナー」で目に付くのは地産の米「仁井田米」。 実は私が本駅を訪れた時期は全国的に米が品薄かつ高騰していた時期。 この時期に訪れた殆どの道の駅では米は完売、残っていたとしても5kg4500円を超える価格だったが、 このコーナーで販売されていた仁井田米は何と5kgで3800円。 米の購入を予定されている方は要チェックである。 「四万十町コーナー」では「窪川のお菓子屋さんのケーキ」「四万十竹の土佐煮」「塩けんぴ」等も販売されている。
 物産館内の入り口付近には「あぐり窪川オリジナルコーナー」がある。 ここでは仁井田米の米粉を使った「米粉あんぱん」「もち肌あずき食パン」が人気の商品。 四万十町の幸を活かした「しょうが煎餅」「青のり煎餅」もある。 「40010(しまんと)かりんとう」も本駅のオリジナル。栗の形状をした菓子「まるで栗」、「栗のマドレーヌ」等も販売されている。
 その他「四万十川コーナー」「地酒コーナー」「高知県コーナー」もあり、 「四万十川コーナー」では「青さ海苔」「焼き鮎の四万十煮」など、 「地酒コーナー」では「ダバダ火振(栗焼酎)」「ダバダロゼ(梅ワイン)」など、 「高知県コーナー」では「土佐かつおパイ」等が販売されている。

道の駅 あぐり窪川 | 物産館内では6つのコーナーがあり、本駅ならではの特産品を販売。
物産館内では6つのコーナーがあり、本駅ならではの特産品を販売。

レストランはモーニング/ランチの2本立て

 本駅の「食」の施設はレストラン「ふうど」が中心。 このレストランの特徴の一つが、物産館の開店よりも30分早い、午前8時から営業していること。 早朝から大いに盛り上がっている。

 このレストランはモーニング(8時~11時)とランチ(11時~15時)でメニューが完全に異なる(ドリンク類は除く)。 モーニングの時間帯は「おにぎりセット(720円)」「トーストセット(660円)」「サンドイッチセット(660円)」等の軽食類を提供。 自家製の「朝カレーセット(800円)」も人気になっている。

 ランチメニューでは四万十町のブランド豚「米豚」が大活躍。 全国丼グランプリで4年連続で金賞を受賞した「米豚の豚丼(1350円)」を始めとして、 「米豚の豚重(1650円)」「米豚のカツ丼(1350円)」「米豚カレー(1000円)」「米豚トンカツ定食(1650円)」 「米豚うどん/そば(900円)」等を味わうことが出来る。 ちなみに「米豚」とは四万十町産の米を餌にして飼育した町内産の豚のこと。 柔らかい肉質と脂肪の強い甘味が特徴になっている。
 四万十町窪川地区特産の生姜を使った「生姜焼き丼(1450円)」もこのレストランの人気メニュー。 四万十川の幸「青さのり」を使った「青さのりうどん/そば(800円)」も味わうことが出来る。

道の駅 あぐり窪川 | レストラン「ふうど」
レストラン「ふうど」
 レストラン「ふうど」の入り口付近では軽食類を販売。 米豚を使った「豚まん(330円)」が人気になっている。
 屋外には手作りアイスの店「みるく工房」もある。 この店のアイスの特徴は生乳本来の濃厚なミルク風味を楽しむことが出来ること。 アイスクリームの種類はフレッシュミルク、しょうが、仁井田米おこめ等、全部で12種類(各350円)。 特にフレッシュミルクアイスは店の看板商品になっている。

道の駅 あぐり窪川 | 手作りアイスの店「みるく工房」
手作りアイスの店「みるく工房」。フレッシュミルクアイスクリームが人気。週末は行列が出来る人気ぶり。
道の駅 あぐり窪川 | おにぎりの店
おにぎりの店もあり。四万十ポーク/じゃこ味噌/鮎塩焼きの3種のおにぎりがセットになった「おにぎりセット(900円)」が人気。

【その他の道の駅はこちらから】

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「道の駅 あぐり窪川」近隣の宿泊施設

(宿名の前の丸数字は地図上の数字に対応したものです。道の駅から近い順に番号を付けています。)

■①ファミリーロッジ旅籠屋・四万十店
 [MAPCODE] 362 228 064*51
 (口コミ平均4.6点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から南西に200m
 - 料金(朝食付き1人6,000円、2人計10,000円~)

   

■②土佐佐賀温泉 こぶしのさと
 [MAPCODE] 936 180 069*05
 (口コミ平均4.1点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から南に13km
 - 料金(1人8,000円、2人計16,000円~)
 - 温泉あり/朝食付きプランもあり

 

■③ライダーズイン中土佐
 [MAPCODE] 936 585 632*43
 (口コミ平均4.8点/5点満点)

 - 道の駅から東に17km
 - 料金(1人4,182円、2人計7,092円~)
 - 【注】ライダー専用の宿。車利用者は原則不可

 

■④ホテル松葉川温泉
 [MAPCODE] 362 518 174*78
 (口コミ平均4.6点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から北西に18km
 - 料金(1人8,456円、2人計12,728円+[入湯税150円/人]~)
 - 温泉あり/食事付きプランもあり
 - 絶景露天風呂と四国有数の美肌の湯が自慢

   

■⑤鰹乃國の湯宿 黒潮本陣
 [MAPCODE] 362 568 172*47
 (口コミ平均4.5点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から北東に20km
 - 料金(2食付き2人計44,000円+[入湯税150円/人]~)
 - 温泉あり
 - 太平洋を眺めながら温泉と海水を沸かした汐湯を楽しむ

 

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(※ 料金、宿泊条件は時期により変動する場合があります。
上記の料金等は目安としてご活用ください。
料金、宿泊条件の詳細はリンク先のサイトでご確認いただきたく、よろしくお願いします)