道の駅　土佐和紙工芸村

駅基本情報

駅名	土佐和紙工芸村(とさわしこうげいむら)
住所	高知県吾川郡いの町鹿敷1226
コード	181 854 367*44
駅名の由来	本施設が1000年以上の伝統を誇る土佐和紙の体験が可能な施設であることより
施設	物産館、農作物直売所、レストラン、温浴施設、宿泊施設、土佐和紙手漉き体験施設、カヌー体験施設
休館日	年末年始、水曜日
営業時間	9:00～16:30[スタンプは21:00まで] (レストラン 11:00～14:00) (温浴施設 11:00～19:30)
特産品	塩けんぴ、黒糖コーン、生姜入り焼肉のたれ「うまいでしょうが」、青さ海苔佃煮、川エビの佃煮、土佐文旦あめ、土佐文旦ゼリー、 池川茶、柚子焼きドーナッツ、栗饅頭「びっ栗太郎」、土佐和紙製品

土佐和紙の伝統を伝える施設

本駅「土佐和紙工芸村」は高知県のほぼ中央部の旧伊野町(現いの町)にある。 高知自動車道の伊野ICから国道33号線を西に4キロ、更に国道194号線を北に7キロ。 清流として有名な仁淀川の畔に駅は位置している。 本駅は駅名にもなっている通り1000年以上の伝統を誇る土佐和紙を現代に伝える道の駅。 土佐日記で有名な歌人・紀貫之が製紙業を奨励したのが始まりと言われており、 以後、土佐和紙は土佐の主要な特産品として日本全国に広まった。 本施設は土佐和紙の紙漉き体験が可能な数少ない施設の一つである。 ただ、本駅は紙漉き体験を楽しむだけの施設ではない。 ハイレベルな宿泊施設、レストランで休日を満喫するのも良し、 清流・仁淀川でカヌーを楽しむのも良し、 温浴施設でのんびりするのも良し。 とにかく、楽しみ方の多い道の駅である。

ハイレベル/庶民レベルの施設が共存

本駅の施設は大まかに2つに区分される。 一つはハイレベル…というと少々大袈裟だが、そこそこ立派なQRAUDというホテルに付随する施設。 もう一つは庶民的なJAショップに付随する施設がある。 まずは庶民的なJAショップから紹介したい。 ここでは農作物直売、物産品販売、軽食堂がある。 農作物直売所では地産の野菜が並ぶ。特に次郎柿、ナス、カボチャは伊野町の特産品らしい。 物産館では土佐地方の特産品が並ぶ。 「塩けんぴ」「黒糖コーン」「土佐文旦あめ」「土佐文旦ゼリー」等の菓子類、 「青さ海苔佃煮」「川エビ佃煮」等の川の幸、 特産品の生姜を使った焼肉のたれ「うまいでしょうが」、 近隣の仁淀川町の特産品である池川茶などが販売されている。 軽食堂ではうどんと蕎麦がメニューの中心。天ぷら、コロッケ、おでんも食べる事が出来る。

ホテルのレストランメニューは3500円～

続いてホテルQRAUDの施設を紹介したい。 ホテルQRAUDに付帯する施設は物産館、レストラン、温浴施設がある。 まず物産館だが、こちらはホテル内にあってもハイグレードということはない。 菓子の土産類が販売の中心で、特産品の柚子を用いた「柚子焼きドーナッツ」、 同じく特産品の栗を用いた饅頭「びっ栗太郎」、高知県定番の土産品の「塩けんぴ」等が販売されている。 また、土佐和紙を用いた封筒や小袋も販売されている。 一方、レストランはかなりのハイグレード。 結婚式披露宴にもたびたび利用されるようだ。 ディナーメニューは3500円～6000円。牛肉コース、お魚のコース等のコースメニューがある。 ランチメニューは1300円～1500円の価格帯。お勧め日替わりランチ、ハンバーグランチ、ポークカツランチ、 ビーフカレーランチを味わう事が出来る。

自然にこだわった温浴施設

本駅の人気施設はホテルQRAUD内にある温浴施設。 仁淀川の伏流水を利用し、木質バイオマスボイラーを使用、さらに湯沸かしには薪を用いており、 とことん自然にこだわった温浴施設になっている。 湯の種類は内湯、薬草湯ジェットバス、露天風呂、サウナの4種類。 中世ヨーロッパの建物を彷彿とさせる石造りの浴室でとても清潔感がある。 残念ながら温泉ではない。 利用料金は600円。 平均的な温浴施設よりは少し高い気がするが、ここまで自然にこだわった温浴施設ならば600円という料金は十分適正な料金だろう。 混雑しないのも嬉しい。私が利用したのは土曜日の夕方だったが、温浴施設の利用客は4名程度。 ゆったりと湯を楽しむ事が出来た。