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(愛媛県の道の駅 no.21)

道の駅 みま


道の駅基本情報
駅名 みま
住所 愛媛県宇和島市三間町務田180-1
コード 176 401 835*28
駅名の由来 市町村合併前の旧町名の三間町より
施設 物産館、農作物直売所、レストラン、蒲鉾販売所、畦地梅太郎美術館&井関邦三郎記念館
休館日 1/1
(美術館・記念館 1/1、火曜日[祝日と重なる場合は翌日])
営業時間 9:00~18:00
(レストラン 9:00~15:30)
(美術館・記念館 9:00~16:30)
道の駅の特産品 みま米、みま米サブレ、三間茶、宗家源吉兆庵の菓子各種(織部錦/かぐわしき/舞乃華/等)、銘菓「想い栗」「想われ栗」、 宇和島銘菓「唐饅頭」「大番」「蜜饅頭」「闘牛饅頭」、安岡蒲鉾、じゃこ天、いよかんパイ、いよかん餅、 じゃこ天煎餅、漬物各種、鯛めしの素、みかんごはん、八幡浜ちゃんぽん、タロッコ、ブラッドオレンジ

松山自動車道のPA的な道の駅

 松山自動車道の三間ICから県道31号線を北に300m。 愛媛県南西部の旧三間町(現宇和島市三間町)に「道の駅 みま」はある。 インターからの距離から分かる通り、本駅は松山自動車道のPA的役割を果たす道の駅。 ちなみに、松山自動車道は有料区間と無料区間が交互に現れる不思議な高速道路。 三間ICは無料区間にあるため、本駅に立ち寄っても高速道路の途中退出による割増料金が発生しない点は嬉しい限りである。

道の駅 みま | 道の駅看板
道の駅看板
 本駅に到着して感じるのは何となく時間がゆったりと流れるような長閑な感覚。 道の駅周辺は田畑に囲まれ、利用客も同じ宇和島市内の「うわじま きさいや広場」と比べると約1/5の年間26万9千人。 物産館もレストランも比較的人が少なく、ゆったりと買い物や食事をしたい人に向いている。
 ちなみに本駅の愛称は「コスモス館」。 三間町はコスモス祭りが有名で、その開催地は道の駅から約2キロの場所。 10月中旬~11月初旬のコスモスの季節は一転して本駅は大勢の客が集まる賑わいの場に変わる。

道の駅 みま | 駅施設
駅施設。物産館、レストラン、駐車場も広々。客も比較的少なく、ゆったりと買い物や食事を楽しむことが出来る。

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「みま米」が特産品

 本駅は物産館農作物直売所レストラン安岡蒲鉾店が中心となる道の駅。 三間町出身の版画家、畦地梅太郎氏の美術館、同じく三間町出身の名士、井関邦三郎氏の記念館も併設している。 それぞれの施設を紹介していきたい。

 まず物産館だが、販売されている商品の種類は目測で1000~1500種類くらい。 県内の道の駅の中ではかなり充実した品揃えと言える。 ただ、本駅ならでは、三間町ならではの特産品を探すとなると結構難しい。 私の探し方が悪かったのかも知れないが、私が見つけた三間町の特産品は「みま米サブレ」と「三間茶」の2品のみ。
 実は三間町の自慢の商品は地元で生産されるお米の「みま米」。 私が訪れた時期は令和の米騒動の真っ最中。 本駅の「みま米」は早々と売り切れ、次の新米の季節まで入荷予定は無し。 米騒動が解決した暁には、再び本駅で名物の「みま米」が大量に販売されている姿を見ることが出来るかも知れない。

道の駅 みま | みま米の販売
物産館では名物の「みま米」を販売(2007年11月撮影)。 今回の訪問時は令和の米騒動の真っ最中。「今年度のみま米の販売は終了しました」と書かれた紙が貼りだされていた。
 今回、私はみま米を米粉にして焼き上げた「みま米サブレ(490円)」を購入。 サクサクとした食感でなかなか美味しかった。 なお、総菜コーナーで販売されているお弁当は全て「みま米」を使用。 今の時期にお手軽に「みま米」の味を堪能したい方にはお弁当を購入するのが良いかも知れない。
道の駅 みま | みま米サブレ
「みま米」の米粉を用いた「みま米サブレ」。サクサクした食感が最高。
道の駅 みま | みま米を使ったお弁当
総菜コーナーのお弁当は全て「みま米」を使用している。
 上述の通り地元、三間町の商品を探すのは結構難しい本駅の物産館だが、 2005年に合併した宇和島市の商品まで範囲を広げると地産の商品はとても多くなる。 道の駅「うわじま きさいや広場」のページにも記したが、宇和島市は特産品の宝庫。 宇和島銘菓の「大番」「唐饅頭」「蜜饅頭」「闘牛饅頭」等、お土産の選択肢は限りなく広がる。 宇和島のご当地料理を自宅で再現可能な「鯛めしの素」、愛媛県の学校給食のモンスター「みかんごはん」も中々面白い。

 ところで、物産館の入り口付近の一番目立つ場所に設置されているのが岡山県に本拠を置く「宗家源吉兆庵」の菓子コーナー。 看板商品の「織部錦」「かぐわしき」「舞乃華」等が大々的に販売されている。 店内には宗家源吉兆庵と三間町の関係に関する説明書きは無し。 美味しそうだったけど「なぜ、ここで?」という疑問があった。 ただ、この疑問は店を出て帰路に着こうとしたときに解決。本駅の目の前に「宗家源吉兆庵」と書かれた大きな工場がある。 実は宗家源吉兆庵は三間町にも製造拠点を置く、いわば地元企業
 ただ、今回、私がスルーしてしまった理由は商品のラベルに「製造元 岡山県岡山市」と書かれていたため。 折角、本駅にコーナーを設けるのであれば地元で製造した商品を販売して欲しいというのが私の正直な感想である。
道の駅 みま | 宗家源吉兆庵
道の駅の東側には岡山県に本拠を置く宗家源吉兆庵の工場がある。 物産館内には宗家源吉兆庵の菓子コーナーがある。

宇和島料理を堪能するレストラン

 続いて本駅の農作物直売所だが地産の新鮮な野菜・果物を50種類くらい販売。 販売されている商品は季節によって異なると思うが、私が訪れた4月では柑橘系の果物が主役の存在。 タロッコブラッドオレンジ宇和ゴールド等、あまりメジャーではない果物が販売されていた。 たらの芽が数多く販売されていたのも特徴的。もしかしたら三間町の隠れた特産品なのかも知れない。

道の駅 みま | 農作物直売所
農作物直売所。物産館とは別の独立した建屋内にある。
 続いてレストランだが、この店は宇和島の郷土料理を堪能できる店。 その代表となるのは「宇和島鯛めし(1350円)」と「鯛めし&じゃこ天セット(1650円)」の2品。 鯛めしは言わずと知れた宇和島郷土料理の象徴となる存在。 じゃこ天セットに付くじゃこ天は3種類。じゃこ天の食べ比べも楽しむことが出来る。
 その他には数量限定販売の「鯛茶漬け丼(1320円)」や牛すじが入った「おだいし庵カレー(970円)」「じゃこ天うどん(740円)」等。 平日限定の「日替わり膳(990円)」や1日20食限定/月替わりの「みま定食(880円)」もある。 ちなみに私が訪れた時の月替わり「みま定食」は三間産キャベツじゃこ天の炒め定食。 三間町の食材が満載で「通年メニューであれば良いのに」と思ってしまった。
道の駅 みま | レストラン「おだいし庵」
本駅のレストラン「おだいし庵」では魅力的なめにゅーがたくさん
 レストランの入り口付近にあるのは「安岡蒲鉾店」。松山空港やJR松山駅にも店舗を持つ宇和島市の老舗蒲鉾店である。 販売されている商品は「じゃこ天」「じゃこカツ」「あげ巻き」の3種類。 特にじゃこ天は安岡蒲鉾店の看板商品。白身魚系の「身天」、カルシウムたっぷりの「じゃこ天」の2種類の味を楽しむことが出来る。

 また本駅には畦地梅太郎氏の美術館井関邦三郎氏の記念館もある。 畦地梅太郎氏は三間町出身の版画家。山や山男をモチーフにした独自の世界観を表現した作品が展示されている。 井関邦三郎氏は三間町出身の実業家。井関農機の礎を築いた人物である。 井関邦三郎氏の記念館では井関農機の創成期である氏が手掛けた農機具(コンバイン/トラクター/等)が展示されている。 これらの美術館、記念館は共通で300円(両方を見学可能)になっている。

道の駅 みま | 畦地梅太郎美術館&井関邦三郎記念館
有料施設の畦地梅太郎美術館と井関邦三郎記念館

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「道の駅 みま」近隣の宿泊施設

(宿名の前の丸数字は地図上の数字に対応したものです。道の駅から近い順に番号を付けています。)

■①宇和島オリエンタルホテル
 [MAPCODE] 176 188 785*62
 (口コミ平均4.1点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から南西に8km

 - 道の駅から北東に900m
 - 料金(1人5,455円、2人計9,000円~)
 - 朝食付きプランもあり

   

■②宇和島ターミナルホテル
 [MAPCODE] 176 188 585*36
 (口コミ平均4.0点/5点満点、お勧め度★☆☆)

 - 道の駅から南西に8km
 - 料金(1人5,091円、2人計8,000円~)
 - 朝食付きプランもあり
 - 楽天トラベルアワードで銅賞受賞の宿

   

■③ホテルCORAL宇和島
 [MAPCODE] 176 186 659*56
 (口コミ平均4.2点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から南西に8km
 - 料金(1人4,546円、2人計8,182円~)
 - 7階に宇和海を臨む展望風呂あり
 - 1階にコンビニ有り

   

■④JRホテルクレメント宇和島
 [MAPCODE] 176 188 612*38
 (口コミ平均4.1点/5点満点、お勧め度★☆☆)

 - 道の駅から南西に9km
 - 料金(1人6,091円、2人計10,000円+[P料金700円]~)
 - 朝食付きプランもあり
 - JR宇和島駅に直結で電車利用者に便利(口コミ評価には電車利用者の利便性が加味されている可能性あり)

   

■⑤鬼北町コワーキングスペースwarmth
 [MAPCODE] 176 321 341*18
 (口コミ平均4.5点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から南東に9km
 - 料金(1人5,000円、2人計10,000円~)
 - 築150年の古民家をリニューアル
 - 【注】チェックインは19時まで

 

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(※ 料金、宿泊条件は時期により変動する場合があります。
上記の料金等は目安としてご活用ください。
料金、宿泊条件の詳細はリンク先のサイトでご確認いただきたく、よろしくお願いします)