道の駅　ことなみ

道の駅基本情報

駅名	ことなみ
住所	香川県仲多度郡まんのう町川東2355-1
コード	228 346 007*74
駅名の由来	市町村合併前の旧町名の琴南(ことなみ)町より
施設	物産館、農作物直売所、レストラン、温泉施設
休館日	火曜日[祝日と重なる場合は営業]
営業時間	9:00～20:00 (農作物直売所 8:00～17:00) (レストラン 10:00～18:30) (温泉 9:00～19:30)
道の駅の特産品	みかど豆腐、みかどの揚げ、きな粉ソフトクリーム、餡菓子「みかど物語」、まんのうひまわりオイルドレッシング、 ひまわり油、ひまわり焼酎「みちる」、嫁入り菓子「おいり」、しょうゆ豆、和三盆ラスク、和三盆まんじゅう、 山下うどんのぶっかけ、日の出製麺所の生うどん、徳島みなみの蒟蒻、川蟹

平賀源内が絶賛の道の駅温泉

　徳島自動車道の美馬ICから国道438号線を北西に9km、香川県南部の旧琴南町(現まんのう町)に「道の駅　ことなみ」はある。 道中は高速を降りた後、僅か数百メートルで急な上り坂とヘアピンカーブが続く山道に変わる。 国道438号線は四国屈指の「酷道」と呼ばれているが、ただ、本駅までの区間は2車線が確保されていて、それほど厳しい道ではない。 但し、冬期は積雪や路面凍結が頻繁に起こるので、冬場に本駅を訪れる方はタイヤチェーン等の滑り止めは必携である。
　本駅は山の中に位置する道の駅だが、その割にはとても充実した施設を持つ。 その理由は本駅周辺は観光客が数多く訪れるため。 本駅近隣は美霞洞(みかど)渓谷と呼ばれる景勝地で、 本駅は美霞洞渓谷観光の拠点になっている。 美霞洞渓谷の魅力は「春の桜」と「秋の紅葉」。「夏の新緑」と「冬の雪景色」も見事で四季を通じて絶景を堪能できる。 また、みかど温泉も人気の施設。 江戸時代中期の偉人、平賀源内がこよなく愛した温泉としても有名である。 みかど温泉は本駅にも併設されているので、本駅を訪れたならば、 是非、平賀源内が絶賛の江戸時代から続く名湯を堪能したい。

浸かって5分で肌がスベスベ

　まずは本駅の人気施設である「みかど温泉」の紹介から。 泉質はアルカリ性の単純温泉。ラドンの含有量がすこぶる多いの特徴である。
　私は温泉の泉質について詳しくないため、名湯か否かの判断は普通は出来ないが、 本温泉に関しては間違いなく名湯と判断できる。 理由は湯に浸かれば分かる。たった5分で肌がスベスベ。 これほど即効性のある温泉はなかなかお目にかかれない。 湯の種類は大きな内湯にジャグジー風呂とサウナの3種類。 露天風呂は無いが、内湯の先からベランダに出て外の美味しい空気を吸うことも出来る。 ただ、ベランダのすぐ先は誰でも通行可能な遊歩道。 丸見えになる可能性もあるので要注意である。
　温泉の利用料は600円と良心的。貸しタオル(150円)もあるので手ぶらで訪れても気軽に入浴することが出来る。

さぬきうどんに山里御膳

　本駅は温泉の他に物産館、農作物直売所、レストランもある。 いずれの施設も規模は大きくて客も多い。山奥の道の駅とは思えないくらいの盛況ぶりである。
　道の駅の物産館では香川県全般の特産品を数多く販売。商品数は200品目位はありそうで、何を買うか迷ってしまう。 人気No.1は「日の出さぬきうどん」。 製造元の日の出製麺所は営業時間がたった1時間なのに行列が出来ることで有名な店。 本駅なら並ばずに購入することが出来る。 人気No.2はこんぴら銘菓の「灸まん」、以下、香川県ならではの嫁入り菓子「おいり」、香川の郷土食の「しょうゆ豆」が続く。 美霞洞地区ならではの商品では「みかど温泉饅頭」が人気の品。 「みかど豆腐」「みかどの揚げ」も販売されている。 また、本駅が位置する、まんのう町の特産品「ひまわり」を用いた「オイルドレッシング」「ひまわり焼酎」 「ひまわり油」も要チェックの商品である。
　道の駅レストランでは定食、丼物、カレー、麺類を提供。 名物メニューは「山里御膳(1350円)」で、山里のキノコ、野菜を中心とした料理を提供。 そば(又はうどん)も付いた食べ応え十分のメニューになっている。 オリーブ豚肉を使ったメニューも香川県ならではの料理。 本レストランでは「とんかつ定食(1680円)」と「焼肉定食(1380円)」の2つの種類を味わうことが出来る。 その他、美霞洞渓谷名物の「みかど豆腐」を用いた「冷奴(450円)」、 同じく美霞洞渓谷名物の「あめごの塩焼き(800円)」等、単品メニューも充実している。
　最後に農作物直売所だが、高原野菜を中心に約50種類の野菜、果物を販売。 珍しいところでは果物の「かりん」、川の幸の「川がに」も販売されている。