道の駅　みろく

道の駅基本情報

駅名	みろく
住所	香川県さぬき市大川町富田中3298-1
コード	60 329 522*26
駅名の由来	駅横にある「みろく池」「みろく自然公園」より命名。 ちなみに「みろく池」命名の由来は池の底から弥勒菩薩石造が出土したことに由来している。
施設	ベーカリーレストラン、(近隣施設)農作物直売所「ふれあい市場」
休館日	水曜日 (農作物直売所 水曜日)
営業時間	(ベーカリーレストラン 9:00～17:00) (農作物直売所 8:30～16:00[土日は7:30～15:00])
道の駅の特産品	食パン、クロワッサン、ロールケーキ、焼きドーナッツ、チョココルネ、コッペパン、 パウンドケーキ、瀬戸内レモンフィナンシェ

珍百景!?　パン屋さんが道の駅

　高松自動車道の津田東ICから国道11号線→県道2号線→県道10号線を通って南西に9km、 香川県東部の旧大川町(現さぬき市大川町)に「道の駅　みろく」はある。 本駅までの道中は国道11号線沿いは住宅が連なる都会の風景、 県道2号線に入ると意外と厳しい峠道、 県道10号線に入ると田畑が広がる田舎の風景。 変化に富むドライブを楽しむことが出来る。
　さて、本駅「みろく」だが、ちょっと変わった道の駅。 何と言ってもパン屋さんしかない。 一般的に道の駅は地域の特産品や農作物を販売するものだが、本駅にはそのようなものは一切ない。 建物の2階にある作業場で作ったパンと洋菓子を1階のベーカリーレストランで販売するのみ。 実は、以前はうどん屋が入っており、形態的には「うどん屋だけの道の駅」が「パン屋だけの道の駅」に変わっただけだが、 それでもうどん屋の時代は「讃岐うどん」や「柚子羊羹」等、地域の特産品が5～6品は販売されていた。 地域の特産品が一切販売されていない道の駅は、おそらく全国でも本駅のみではないだろうか(物産施設自体が無い道の駅は除く)。
　ただ、本駅は決して「残念な道の駅」では無い。 作りたて、焼きたてのパンや洋菓子をその場で食べることが出来るのが本駅の魅力。 実際、店内は若い女性を中心にかなり賑わっている。 人気の商品はクロワッサン、ロールケーキ、焼きドーナッツ、パウンドケーキ等。 また、平日限定にはなるが「海老と舞茸のグラタン(サラダ付き)」「季節の揚げ野菜カレー」等、ランチを楽しむこともできる。

向かい側には「ふれあい市場」

　道の駅施設には含まれないが、歩道橋を渡って道の向かい側には「ふれあい市場」がある。 こちらは、さぬき市産の新鮮な農作物を約100種類販売。 販売されている農作物は季節によって異なると思うが、私が訪れた10月下旬はスダチ、柚子、 冬瓜、タケノコ芋、里芋、芋茎(ずいき)等が販売されていた。 地元の金江(かなえ)養鶏場の「金の桑卵」「かなたま」「たまごかけ醤油」も人気の商品。 「金の桑卵」は餌の中に桑の葉を加えオリジナルの飼料で育てた鶏の卵。 「かなたま」は餌の中にビタミンをたっぷり配合した栄養価満点の卵として人気になっている。
　また、道の駅の奥の方(山の方)には「みろく自然公園」がある。 ここには宿泊可能な「みろく荘」、丸田渡りや綱登り等を体験するフィールドアスレティック、 みろく池を中心とするハイキングコースもある。こちらも利用価値の高い施設になっている。