道の駅　ふれあいパークみの

道の駅基本情報

駅名	ふれあいパークみの
住所	香川県三豊市三野町大見乙74
コード	77 492 750*54
駅名の由来	「ふれあいパーク」は施設名。「みの」は市町村合併前の旧町名の三野町より。
施設	物産館、喫茶店、レストラン、温泉施設、宿泊施設、遊園地「コスモランドみの」
休館日	無休 (レストラン/温泉 第2水曜日)
営業時間	8:30～17:00[スタンプは22:00まで] (喫茶店 8:30～17:00) (レストラン 11:00～14:00、17:00～21:00) (温泉 10:00～22:00) (遊園地 9:00～17:00)
道の駅の特産品	瓦せんべい、灸まん、和三盆サブレ、和三盆ドーナッツ、讃岐うどん、とろろ入り田舎そば、 遍路茶うどん、遍路梅うどん、お遍路せんべい、オリーブラーメン、讃岐野堺屋の醤油各種、 讃岐野堺屋のうどんだしの素、ひまわりオイル、讃岐白みそ

第七十一番札所「弥谷寺」の近く

　高松自動車道の三豊鳥坂ICから県道220号線→国道11号線→県道48号線、さらにその先一般道を通って5km、 香川県北西部の旧三野町(現三豊市三野町)に「道の駅　ふれあいパークみの」はある。 インターを降りた時点で既に田畑が広がる長閑な雰囲気だが、県道48号線から一般道に入ると田畑すらない山林の風景。 一見「こんな場所に道の駅の需要はあるの？」と思うが、 実は本駅は第七十一番札所の弥谷寺(いやだにじ)の近く。 四国88箇所霊場巡りをされているお遍路さんには貴重な休憩所であり、意外と客が多いことに驚く。 ただ、お遍路さん、或いは道の駅巡りをされる方以外にはあまり利用されていないような感じもする。 事実、本駅に併設されている遊園地「コスモランドみの」は客が殆どいない状況。 全長115mのローラーすべり台や1周600mのモノライダー等の遊具を平日ならばほぼ独り占めして楽しむことが出来るので、 子供連れで道の駅巡りをされている方にはお勧めである。
　さて、「本駅近く」と記した弥谷寺だが、実は「近くて遠い」という表現が適切かもしれない。 本駅からは通称「百八階段」と呼ばれる急な階段を上らなければならない。 しかも「百八階段」という名前が付いているものの実際には540段。 お遍路さんにとっては過酷な試練といったところだろう。 車で巡礼される方は有料道路を通れば階段の9割方はスキップできるので、 体力に自信のない方は500円の有料道路を使うのが良いと思う。

香川県全般の特産品を販売

　本駅は物産館、レストラン、温泉、宿泊施設、遊園地「コスモランドみの」を擁する道の駅。 山奥の道の駅の割には充実した施設構成が自慢である。
　まずは道の駅の物産館の紹介だが商品の種類はおよそ80種類。香川県全般の特産品が並んでいる。 実は本駅の物産館は数年前まではお遍路グッズが勢揃い。 「巡礼下駄」「金剛杖」「遍路笠」などの必携品や「お遍路饅頭」「お遍路きんつば」 「お遍路Tシャツ」を販売する珍しい道の駅だった。 個人的には購入するかどうかは別にして、このような特徴のある道の駅が好きだったので遍路グッズが少なくなってしまったのは残念だが、 「遍路せんべい」「遍路茶」「遍路梅うどん」は現在も販売されており、面影を残している。 現在は「瓦せんべい」が人気の品。 和三盆を使ったサブレ/ドーナッツ/ゴーフレットや「讃岐うどん」「ひまわりオイル」、 讃岐野堺屋の「だし醤油」「たまご掛け醤油」「うどんだしの素」等も販売されている。
　本駅の「食」の施設は物産館横にある喫茶店、及び後述する温泉施設の中にある道の駅レストラン「空海」の2つ。 物産館横の喫茶店では「唐揚げ定食(600円)」「生姜焼き定食(600円)」「カレーライス(600円)」等を味わうことが出来る。 レストラン「空海」では「カキフライ定食(1180円)」「チゲ鍋定食(1080円)」「おでん定食(1180円)」等を味わうことが出来る。 名物メニューは「弥御膳(3300円)」。寿司を始めとした料理を味わうことが出来る。 「天ぷらそば(620円)」「きつねうどん(460円)」等の麺類、「抹茶ソフト(350円)」等のデザート類も味わうことが出来る。 なお、レストラン「空海」は温泉施設内にあるが、受付でレストラン利用の旨を告げれば、 入館料は無料で利用することが出来る。

温水プール付きの道の駅温泉施設

　多彩な施設を誇る本駅だが、人気の中心は温泉施設「いやだに温泉」。弥谷寺までの巡礼を終えた方、 或いは併設の宿泊施設利用者が主に利用している。
　本温泉の最大の特徴は「温水プール付き」ということ。 しかも、温泉利用者はプール利用の追加料金が必要ないのも嬉しい限り。 本温泉を利用される方は是非とも水着を持参することをお勧めする。 料金も魅力的。10年前までは利用料1525円と敬遠したくなるような料金だったが、 1500円→900円と徐々に安くなり、2021年度からは更に割り引かれて700円で利用できるようになった。
　もう一つの特徴は、これはあまり喜ばしくない特徴だが、温泉の床が滑りやすいということ。 私は3度滑って危うく転倒しそうになった。 最初に滑ったのは油断していたためだが、2度目、3度目は慎重に歩きながらも滑ったもの。 皆様も足元には十分に気を付けて頂きたい。
　泉質は名湯に多いと言われるアルカリ性単純温泉。循環濾過をしているため「掛け流し」ではないが、 加水はされておらず濃い温泉成分の湯として重宝されている。 湯の種類は大きな内湯、露天風呂、ジェット風呂(2つ)、寝湯、リョウリュウサウナの5種類。 特に露天風呂から見る景色は素晴らしく、三豊平野から讃岐山脈まで見下ろすことが出来る。