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(山口県の道の駅 no.22)

道の駅 上関海峡

駅基本情報
駅名 上関海峡(かみのせきかいきょう)
住所 山口県熊毛郡上関町大字室津904-15
駅名の由来 駅が位置する近くの海峡名
施設 物産館、農作物直売所、海産物直売所、レストラン、鳩子てんぷらの売店
特産品 海産物(アジ/カレイ/アカシタ/ヨロイメバル/生ヒジキ/等)、デビラ干し、煮干しアミエビ、 もみ海苔、鳩子てんぷら、鳩子磯うどん、銘菓「鳩子の海」「はとこの夢」、磯菓子「渚の響き」、 上関の藻塩、甘夏みかんのマーマレード、キーマ地鶏カレー

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絶景道路の先の道の駅

山陽自動車道の熊毛ICから県道63号線、県道23号線を経由して南に32km、 山口県最南端の上関町に本駅「上関海峡」はある。 上関町はかつて船の荷を検査するための関が置かれた町。 同じく関が置かれた下関市はその後発展し今では全国的な知名度を得ているが、上関町に関しては馴染みが薄い。 本駅が登録されたことにより初めて上関町を知った方も多いのではないだろうか。 そういう意味では道の駅は地方創生に一役買っていると言えるだろう。 鉄道も無く、主要道路の国道2号線や山陽自動車道からは遠く離れているためだろうか、 上関町は過疎化が進み2018年現在の人口はピーク時の1/3以下の約2500人。 本駅を訪れる客数も年間17万7千人と低迷している。 ただ個人的には本駅は大好きな道の駅。 本駅に向かう県道23号線は海岸沿いを走る絶景道路。 本駅も後述のように魅力たっぷりである。 午後に本駅に向かい、海岸沿いの美しい夕陽を見ながら県道23号線で帰路に着けば、 きっと日頃の疲れもストレスも吹き飛ぶことだろう。

珍しい魚がたくさん

本駅は物産館、海産物直売所、レストラン等から成る施設構成。 元々、上関町は漁業が盛んな町で、本駅の売り場スペースの約7割は海産物。 海産物販売がメインの道の駅と言って良いだろう。 本駅の海産物販売の特徴は「珍しい魚が多い」こと。 元々、本駅のコンセプトは「スーパーには出荷できない小ロット品の水産物を販売する」であり、 スーパーでは中々見かけない「アカシタ」「ヨロイメバル」等の珍しい魚が販売されている。 もちろん「アジ」「カレイ」「サバ」等、珍しくない魚も多数販売。 過去には「上関の道の駅は漁協直営なのに魚が高い」という報道があったが、 アジ(4匹)250円、カレイ350円、サバ200円など、私の感覚では安いという印象。 もちろん、魚の値段は季節によって大きく変わるが、同時期の都会スーパーの価格よりも割安であった。 本駅は海産物加工品コーナーも充実。特に「デビラ」という魚を干して炙った「デビラ干し」は上関町の特産品で、 酒の肴にピッタリのようだ。 「煮干しアミエビ」「もみ海苔」「煮干し炒り子」等も特産品として販売されている。

朝ドラ「鳩子の海」を冠した特産品

ご年配の方には記憶の片隅にあるかも知れないが、 上関町はNHKの朝の連続ドラマ小説「鳩子の海」(1974年~1975年)の舞台となった町。 このため上関町で「鳩子」を冠した特産品が数多くあり、その幾つかが本駅で販売されている。 番組タイトルをそのまま商品にした銘菓「鳩子の海」は販売開始から30年も売れ続けているロングセラー。 ミルク餡をたっぷり含んだ饅頭で、コーヒーや紅茶に合うと評判である。 銘菓「はとこの夢」はバター風味のサクサクのサブレ。こちらは2017年~2020年の期間限定商品である。 フードコーナーにあるのは「鳩子のてんぷら」。 こちらは上関近海で獲れた地魚を原料にした魚肉天ぷらで、 鳩子の海で主役を演じた斎藤こず恵さんがロケ前によく食べていたという逸話があるらしい。 同じくフードコーナーでは「鳩子磯うどん」も販売されている。 海老かき揚げ天ぷら、イワシの練り天、青さ、かつお節が入っており、文字通り「磯の味」を満喫できる。 分量は控えめで、小腹を満たすのに最適である。

レストランでは海鮮丼など

最後にレストランのメニューを簡単に紹介したい。 本駅のレストランは上関で獲れた魚を用いたメニューが中心。 「上関海峡の海鮮丼(1000円)」と「上関海峡の刺身定食(1080円)」は特に人気のメニューになっている。 その他「瀬戸の穴子重(1300円)」「瀬戸の車えび天丼(1400円)」「瀬戸の海鮮カレー(800円)」など魅力的なメニューがたくさん。 座席側の壁はガラス張りになっており、美しい上関海峡の景色も満喫できる。


道の駅看板

道の駅看板

駅施設遠景

駅施設遠景。駐車場が少し狭いのが難点。公式には46台駐車可能となっているが、もっと少ないような気がしたが気のせいか?

駅施設入り口

駅施設入り口。入って右側に物産館と海産物直売所、左側にレストランと鳩子天ぷらの店がある。

レストランと鳩子てんぷらの店

レストラン(左奥)と鳩子てんぷらの店

鳩子磯うどん

鳩子てんぷらの店で販売されている「鳩子磯うどん(400円)」。磯の味がして中々美味しい。

生簀

駅前には生簀があり、上関海峡で獲れた魚が泳いでいる。

四階楼

駅の向かい側にある重要文化財「四階楼」。明治12年に建てられたフランス製のステンドグラスが特徴。 文明開化の地方への波及を物語る貴重な歴史的建造物である。

鳩子の湯

道の駅の近くにある温泉施設「鳩子の湯」

上関大橋

本土と長島を繋ぐ上関大橋。実は町役場などの中心機能は橋を渡った先の長島に集まっている。

県道23号線からの景色

県道23号線から見る海の景色。写真ではまだ陽が高いが、夕陽はとても美しいらしい。