(山口県の道の駅 no.20)
道の駅 北浦街道 豊北
駅名 | 北浦街道 豊北(きたうらかいどう ほうほく) |
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住所 | 山口県下関市豊北町大字神田上314-1 |
コード | 268 781 777*73 |
駅名の由来 | 「北浦街道」は駅沿線の国道191号線の愛称、「豊北」は市町村合併前の旧町名の豊北町より |
施設 | 物産館、農作物直売所、海産物直売所、レストラン、海鮮屋台 |
休館日 | 第1・3火曜日[冬期は更に休館日あり] |
営業時間 | 8:30~18:00[7・8月は19:00まで/12月~2月は17:00まで] (レストラン 10:00~17:00[7・8月は18:00まで/12月~2月は16:00まで]) |
特産品 | 二見饅頭、ときわ最中、塩羊羹、青海苔羊羹、吉村菓子舗のブランデーケーキ/パウンドケーキ、 ふくふりかけ、ふくカレー、ふく雑炊、ふく飯、ふぐ茶漬け、ふぐの味噌汁、小フクの唐揚げ、鯨の竜田揚げ、 特牛イカ、特牛あわび、特牛サザエ、こっとい焼き、角島まんじゅう、桜ういろう、ほっくんラングドシャ |
本州最西端の人気の道の駅
中国自動車道の小月ICから国道491号線→県道260号線→国道191号線を北西に37km、
或いは中国自動車道の美祢ICから国道435号線を北西に44km、
山口県西部の旧豊北町(現下関市豊北町)に本駅「北浦街道 豊北」はある。
本駅は本州最西端の道の駅。高速道路網から取り残された地域であり、交通アクセスはかなり悪い。
旧豊北町自体は1万人を超える人口を有するが、下関市の都市部や大都市圏の山口市、宇部市からはかなり遠い。
どちらかと言えば「田舎の道の駅」と言っても良いだろう。
立地的には条件の厳しい本駅だが、実は人気面ではトップクラスの道の駅。
世界最大の旅行口コミサイト「トリップアドバイザー」の道の駅ランキングでは2016年、2018年の2度もNo.1に輝いている。
ただ、2015年以前の本駅は傑出した評価を受ける道の駅ではなかった。
事実、それ以前は私の知る限りでは各種サイトで発表される道の駅ランキングのトップ10に入っているのを見たことが無かった。
2016年にNo.1に輝いたというニュースを見た時は、正直、私も驚いたのだが、
ポテンシャルという点では昔から高かった。
品揃えが豊富な物産館、新鮮魚介を味わうレストラン、特牛漁港直送の激安海産物、展望台から見る角島大橋の絶景。
人気No.1を獲得した後もその素晴らしさは変わらず維持されている。
ただ、客数に関しては2016年前後で大きく変化した。
昔はそれほど混雑する道の駅ではなかったが、2016年以降は年間100万人超えの大人気の道の駅に変貌。
昼時でも余裕で座席を確保できたレストランは、今では行列が出来るレストランに変身している。
これは人気の道の駅の宿命と言うべきだろうか。
混雑が苦手という方は平日の昼食時間を避けた時間帯に訪れることをお勧めしたい。
品数豊富な物産館
本駅の施設紹介はまず物産館から行いたいが、とにかく商品が豊富。
とても数えきれないが、おそらく品数は1000種類以上あるだろう。
日用品や県外の特産品も販売されているが、約7割は旧豊北町、合併後の下関市、或いは山口県内の特産品。
「山口県の特産品ってこんなにあるの?!」と驚かされるくらいの商品が並んでいる。
正直、こんなに商品があるとどれを紹介していいのか分からなくなるが、
おそらく、物産館の入り口付近にある「豊北町特産品コーナー」にある商品が店の推し商品。
「二見饅頭」「ときわ最中」「塩羊羹」「青海苔羊羹」、
吉村菓子舗の「ブランデーケーキ」「パウンドケーキ」「ひじきボーロ」「生姜ボーロ」等の地元の銘菓が並んでいる。
本駅の人気マスコット「ほっくん」とコラボした特産品も人気。
「ほっくんラングドシャ」「ほっくん夏みかんスティックケーキ」等が販売されている。
少し物産館の奥に進むと山口県ならではの「ふぐコーナー」が現れる。
ここで販売されている商品は「ふくふりかけ」「ふくカレー」「ふく雑炊」「ふく飯」「ふぐ茶漬け」
「ふぐの味噌汁」等、およそ20種類。山口県のふぐ商品の幅広さに感心させられてしまう。
その他にも特産品がいっぱい。ざっと紹介すると、山口県産夏みかんを使った「夏みかんホイップ餅」「夏みかんゼリー」、
山口県名物の外郎(ういろう)各種、第25回全国菓子大博覧会で名誉総裁賞受賞の「桜ういろう」、
山口県(長州藩)のヒーロー的存在の吉田松陰を冠した銘菓「松陰餅」、角島名物の「角島饅頭」等が販売されている。
物産館のさらに奥に進むと海産物直売コーナーがある。
海産物直売所は主に地元の方に人気。
近隣の特牛漁港で水揚げされた「特牛イカ」「特牛あわび」「特牛サザエ」「塩蔵ワカメ」等が販売されている。
値段は例えばサザエ8個入りで1200円、5cm位のアワビが1200円と都会のスーパーでは考えられないくらいの低価格。
海産物を寿司にした「おまかせ握り寿司(8貫1100円)」「海鮮いなり寿司(3個入り380円)」も人気になっている。
新鮮魚介を味わうレストラン
続いて本駅のレストラン「わくわく亭」だが新鮮魚介を味わうことが出来るレストランとして有名。
というよりはメニューの殆どは海産物。
カレーライス、かけうどん/そば、肉うどん/そばを除けば全て海産物を使ったメニューである。
人気メニューは「おまかせ海鮮丼(2100円)」。
ハマチ、鯛、イカ、ネギトロ、エビ、ウニ、イクラなどがたっぷり詰まったボリューム満点の料理に仕上がっている。
名物の特牛イカを満喫したいなら「わくわく定食(1800円)」がお勧め。
特牛イカ刺身&ゲソ天をメインに、ざる豆腐、茶碗蒸し、魚の刺身等を味わうことが出来る。
また、少し予算抑えめの「お刺身定食(1500円)」も人気のメニューである。
また、あまり目立つ存在ではないが、海藻の一種「アカモク」も実は隠れた豊北町の特産品。
アカモクがたっぷり入った「あかもくそば(600円)」にも注目したい。
アカモクは栄養豊富で低カロリー。「海のスーパーフード」とも呼ばれている。
しらすがたっぷり入った「しらす丼(1100円)」にも天然アカモクが付いてくる。
また、山口県と言えばやっぱり「ふぐ」。
本レストランの「ふぐ」メニューも多彩で、「ふくタタキぶっかけ丼(1600円)」
「ふく天丼(1000円)」「とらふく刺身(1600円)」「ふくフライ定食(1000円)」等がある。
さて、魅力いっぱいのレストラン「わくわく亭」だが混雑するのが玉に瑕。
手軽に豊北町の幸を味わいたいなら、海鮮屋台を利用するという手もある。
ここでは「小ふくの唐揚げ(500円)」「鯨の竜田揚げ(500円)」「サザエ坪焼き(500円)」等、
「わくわく亭」と比べるとお手頃価格。
また、海鮮料理ではないが、この屋台では伝統の菓子「こっとい焼き」も味わうことが出来る。
近隣のお勧め宿泊施設
(宿名の前の丸数字は地図上の数字に対応したものです。 お勧め順ではありません)■①ホテル西長門リゾート
[MAPCODE] 851 317 754*46
(口コミ平均4.1点/5点満点、お勧め度★★☆)
- 道の駅から北に6km
- 料金(1人6,272円、2人計17,600円~)
- 温泉あり/食事付きプランもあり
- 全室オーシャンビュー、角島を望むリゾートホテル
■②seaside villa HILIFE
[MAPCODE] 268 427 091*31
(口コミ平均5.0点/5点満点、お勧め度★★☆)
- 道の駅から南に14km
- 料金(5,454円~)
- 食事付きプランもあり
- 🐶ペット可
- 海沿いにあるプチリゾートホテル
■③油谷湾温泉 ホテル楊貴館
[MAPCODE] 327 723 114*71
(口コミ平均4.4点/5点満点、お勧め度★★☆)
- 道の駅から北東に17km
- 料金(朝食付き1人12,000円、2人計22,000円~)
- 温泉あり/ハイクラス/2食付きプランもあり
- 油谷湾を見渡す絶景の露天風呂が人気
■④一の俣温泉観光ホテル
[MAPCODE] 268 622 721*10
(口コミ平均4.1点/5点満点、お勧め度★★☆)
- 道の駅から南東に21km
- 料金(2食付き1人15,500円、2人計27,000円~)
- (一の俣)温泉あり
- 2人以上は素泊まりプランもあり[2人計15,000円~]
- pH値10.0、西日本一の美肌温泉
🐶ペット旅
■川棚グランドホテルお多福
[MAPCODE] 268 188 331*28
(口コミ平均4.1点/5点満点、お勧め度★★☆)
- 道の駅から南に23km
- 料金(朝食付き1人13,500円、2人計18,000円~)
- (川棚)温泉あり/2食付きプランもあり
- 🐶ペット可のプランあり[追加料金+3,300円]
- 山口名物「瓦そば」を味わう宿
- じゃらん「売れた宿大賞」受賞の宿
上記の料金等は目安としてご活用ください。
料金、宿泊条件の詳細はリンク先のサイトでご確認いただきたく、よろしくお願いします)