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(山口県の道の駅 no.05)

道の駅 ゆとりパークたまがわ

道の駅基本情報
駅名 ゆとりパークたまがわ
住所 山口県萩市大字下田万2849-1
コード 410 830 392*74
駅名の由来 市町村合併前の旧町名の田万川町より。旧田万川町は「ゆとりある町づくり」を進めていたために「ゆとりパーク」と付けられた。
施設 物産館、農作物直売所、お好み焼き店、定食屋「山ちゃん」、コンビニエンスストア、 温泉、キャンプ場、RVパーク
休館日 無休
(定食屋 月曜日)
(温泉 月曜日[祝日と重なる場合は翌日])
営業時間 8:30~18:00
(農作物直売所 8:30~17:00)
(定食屋 11:00~14:00、17:00~20:00)
(温泉 10:00~20:30)
道の駅の特産品 田万川饅頭、田万川最中、塩ようかん、オリジナルそばつゆ、長州自然薯そば、焼きほろろ、徳佐りんごクリーム大福、 甘露梅、ふぐ煎餅、酒蒸しきんつば、白桃きんつば、夏みかんシフォンケーキ「維新の彩り」、 ふぐひれ酒、麦焼酎「あんぽんたん」、レンコ鯛のソフト干物「べっぴんさん」、ノドグロ一夜干し

多彩な施設群を持つ田舎の道の駅

 山陰自動車道の高津ICから国道191号線を西に17km、 島根県と山口県の県境から山口県側に3km入ったところに「道の駅 ゆとりパークたまがわ」はある。 道中は県境に向かうにつれて長閑な雰囲気に。 やがて民家どころか田畑さえ見えない原生林の中のドライブになり、「凄いところに来てしまったぞ」と思ってしまうが、 暫くすると小さな集落が現れ、その中心に本駅が見えてくる。
 本駅が位置するのは山口県北東端の旧田万川町(現萩市)。 市町村合併により田万川町が廃止となった2005年時点で町の人口は3千5百人。 人口要件的にも周囲の景色を見ても「限りなく村に近い町」と言えるだろう。 このような人の行き来の少ない静かな環境の中にある道の駅は一般的に小規模な道の駅が多い。 しかし本駅は中々どうして、かなり施設は充実している。 物産館、農作物直売所、レストランといった道の駅の基本施設はもちろん、 道の駅の隣接施設という扱いにはなるがコンビニエンスストア、温泉、キャンプ場、RVパークも備えている。 物産館の品揃えも中々のもの。特筆すべきは「田万川饅頭」「田万川最中」といった、田万川町オリジナル商品が多数販売されている点。 本駅を訪れた際は、数多くの田万川町特産品の中から、お土産選びの選択に悩んで頂きたい。

田万川町オリジナルの特産品

 さて、本駅で数多く販売されている田万川町の特産品だが、特に大々的に販売されているのは4品。 伝統菓子の「田万川饅頭」と「田万川最中」、田万川の天然塩を用いた「塩羊羹」、江崎の炒り子を使用した「オリジナルそばつゆ」。 特に「塩ようかん」と「オリジナルそばつゆ」は本駅でしか購入できないオリジナル商品である。
 予算の都合もあり私は悩んだ末にこの中から「田万川最中」と「塩羊羹」の2品を購入。 「田万川最中」は柚子、梅、ノーマルの3種x2個の合計6個入り。 こし餡がたっぷりと入った重厚感のある昔ながらの正統派最中という感じがする。 特に柚子と梅の2種はそれぞれの味がはっきりと分かるくらいに味付けされており、なかなか面白かった。 「塩ようかん」は甘さ控えめの羊羹らしくない味。 いや、正確に記すと羊羹の甘さと田万川天然塩の塩辛さが口の中で中和して、程よい甘さになっている感じだろうか。 こんな羊羹は私の経験では初めて。後味もスッキリで中々美味しい。
 その他にも「ふぐ煎餅」「夏みかんシフォンケーキ」「長州自然薯そば」「焼きほろろ」「甘露梅」など山口県の特産品がたくさん。 直売所では第50回山口県水産加工展で農林水産省を受賞した「レンコ鯛のソフト干物」等の海産物、 西条柿や菊芋等の農作物が販売されている。
 本駅のレストラン「松風」は山口県の郷土料理が人気のメニュー。 山口県ブランド豚肉のむつみ豚を使った「生姜焼き定食(1320円)」「トンカツ定食(1430円)」、 長州鶏を使った「から揚げ定食(1320円)」、近隣漁港で水揚げされた魚介を用いた「海鮮丼(1320円)」等を味わうことが出来る。 特に人気なのはミニむつみ豚丼、ミニ長州鶏丼、ミニ海鮮丼がセットになった「三種丼(1320円)」。 山口の幸をまとめて味わいたい方には最適である。 麺類では山口県の郷土料理の「瓦そば(1320円)」が人気のメニュー。 熱した瓦の上でベビースターラーメンのようにパリパリとなったそばの食感は独特である。 瓦そば未体験の方は味わってみるのは如何だろうか。

ライバルは有馬温泉?

 本駅のもう一つの目玉は温泉施設。道の駅から北西に900m離れているので移動の際は車を利用した方が良いだろう。 特に日没後は絶対に車で移動した方が良い。
 本駅の温泉の泉質は名湯に多いと言われる単純塩化物泉。 温泉成分が濃いことが自慢で、名湯で知られるあの有馬温泉と比較した表が張り出されているところが面白い。 表ではリチウムイオン量、ナトリウムイオン量など11の温泉の基本成分の濃度を比較。 対有馬温泉では11の項目で2勝9敗と完敗ではあるものの、活性酸素を体外に排出する役割を持つ炭酸水素イオン濃度は有馬温泉の2倍であり、 健康面を重視される方には有馬温泉よりも優れていると言えるかも知れない。 ちなみに近隣の温泉施設との比較表も張り出されており、こちらは11勝0敗の完勝。 萩市周辺で温泉の利用を考えている方は本駅の温泉を利用するのが良いかも知れない。
 湯の種類は大きな内湯と露天風呂の2つ。残念ながらサウナは無い。 内湯はかなり濃い茶褐色で視程は20cmくらい。湯に浸かると足先は全く見えなくなる。 面白いことに露天風呂は殆ど濁っておらず無色透明の湯。 店員に理由を聞いてみたら、循環ろ過の回数が異なっているためであり、源泉は同じらしい。 いかにも温泉らしい濁り湯が好きな方は内湯を、濁り湯に抵抗がある方は露天風呂を利用するのが良いだろう。



道の駅 | ゆとりパークたまがわ | 道の駅看板

道の駅看板

道の駅 | ゆとりパークたまがわ | 駅施設

駅施設全景。中央に物産館と農作物直売所、右側にレストランがある。 (レストランは2024年2月現在で休業中です。なお、道の駅隣接地に定食屋「山ちゃん」があります。)

道の駅 | ゆとりパークたまがわ | レストラン「松風」

レストラン「松風」(レストランは2024年2月現在で休業中です)

道の駅 | ゆとりパークたまがわ | デカ盛りチャレンジ

レストラン「松風」で実施しているデカ盛りチャレンジ(レストランは2024年2月現在で休業中です)

道の駅 | ゆとりパークたまがわ | 麺処

猪うどんとお米うどんが名物の麺処。(逆光ですみません)

道の駅 | ゆとりパークたまがわ | 田万川最中

田万川伝統銘菓の「田万川最中」

道の駅 | ゆとりパークたまがわ | 塩ようかん

本駅オリジナル商品の「塩ようかん」。田万川の天然塩を使用。

道の駅 | ゆとりパークたまがわ | 温泉施設

道の駅から北西に900mのところにある温泉施設。RVパークとキャンプ場もここにある。

「道の駅 ゆとりパークたまがわ」近隣の宿泊施設

(宿名の前の丸数字は地図上の数字に対応したものです。 お勧め順ではありません)

■①小室屋旅館
 [MAPCODE] 410 798 290*72
 (口コミ平均4.5点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から南西に2km
 - 料金(1人5,000円、2人計8,000円~)
 - 食事付きプランもあり
 - フレンチレストランが営む宿、和食膳も選択可能

   

■②浜ごはん 遊縁
 [MAPCODE] 410 732 798*52
 (口コミ平均4.6点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から南西に8km
 - 料金(4,000円~)
 - 食事付きプランもあり
 - 地元ブランドの「男命イカ」お造りのプランが人気

   

■③ホテル サンパレス益田
 [MAPCODE] 277 336 536*58
 (口コミ平均3.9点/5点満点、お勧め度★☆☆)

 - 道の駅から東に16km
 - 料金(5,000円~)

 

■④ホテルルートイン益田
 [MAPCODE] 277 340 439*16
 (口コミ平均4.2点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から東に18km
 - 料金(朝食付き1人5,863円、2人計10,181円~)
 - 全客室でWOWOW無料視聴可

   

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■②浜ごはん 遊縁

「美味しい海の幸を腹いっぱい食べたい」という方には絶対にお勧めの宿。特に地元ブランド「男命イカ」姿造りは写真のように透明(=新鮮)。 宿から見る海、星空も素晴らしい。

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(※ 料金、宿泊条件は時期により変動する場合があります。
上記の料金等は目安としてご活用ください。
料金、宿泊条件の詳細はリンク先のサイトでご確認いただきたく、よろしくお願いします)