道の駅　笠岡ベイファーム

道の駅基本情報

駅名	笠岡ベイファーム(かさおかベイファーム)
住所	岡山県笠岡市カブト南町245-5
コード	465 795 369*12
駅名の由来	「笠岡」は市名より。「ベイファーム」は駅が海岸近くにあることより。
施設	物産館、農作物直売所、レストラン、カフェ
休館日	1/1～1/3
営業時間	9:00～18:00 (レストラン 11:00～15:00) (カフェ 9:00～17:00)
道の駅の特産品	清水屋の生クリームパン、清水屋の東京パイ、もち麦カステラ、カブトガニ饅頭、雑穀うどん、もち麦パスタ、 美人うどん、ロールカステラ、野々花はちみつ、海苔佃煮、のり職人の百年ふりかけ、ミルクソフトクリーム、 笠岡港の海産物(真イカ/ハモ/ちりめん/焼き穴子/等)

4つの花畑がある道の駅

　山陽自動車道の笠岡ICから県道34号線、その先、一般道を通って南に10km、岡山県南西部の笠岡市に「道の駅　笠岡ベイファーム」はある。 国道2号線の笠岡バイパス沿いにある本駅だが、笠岡バイパスは僅か2.9kmの距離の部分開通の状態。 周辺の主要道とは分断されており交通量もかなり少ない。 おそらく国道2号線と名の付く道路の中では本駅周辺の交通量が最も少ないだろう。 ただ、沿道の少ない交通量の割には本駅の利用客は県内トップクラスの年間89万人。 これは本駅の魅力に他ならない。
　本駅の魅力…、それは4つの広大な花畑。 早春(1月中旬～4月上旬)は1,000万本の菜の花、晩春(4月下旬～5月中旬)は1,000万本のポピー、 夏(8月)は100万本のひまわり、秋(9月～10月)は3,000万本のコスモス。 冬場を除けばほぼ一年中、どこまでも広がる花の風景を楽しむことが出来る。
　長らく部分開通のまま放置されていた笠岡バイパスだが、2025年度には全線開通する計画が発表されている。 本駅までのアクセスは格段に良くなり更なる集客が見込めることは間違いない。 数年後には日本屈指の人気の道の駅になるような予感がする。

老舗パン工房の生クリームパンが人気

　本駅は物産館、農作物直売所、海産物直売所、レストランから成る施設構成。 利用客の多さの割には各施設共に小ぶりな感じがするが、 笠岡市議会の議論によると、「施設拡充を検討する」という市側の発言もあるので今後の発展にも期待したい。
　道の駅の物産館では清水屋の生クリームパンが目につく存在。 まだ全国区という感じではないが、岡山県内ではメジャーな商品。 1日に全店舗合わせて3万個売り上げるらしい。 笠岡市オリジナルの商品ではないが(隣接の岡山市が発祥)、 本駅ではカスタード/苺/チョコ等、様々な種類の生クリームパンが販売されているので、 道の駅巡りの途中で味わいたいならば本駅がお勧めである。 実際に食べてみたが、生クリームの重厚感が凄く、評判通りの商品という感じがした。
　笠岡市の特産品を購入したい方には「笠岡ブランド認定品コーナー」の商品がお勧め。 特に笠岡市産のもち麦を用いた「もち麦カステラ」と「もち麦パスタ」は笠岡土産に最適である。 雑穀を使った健康食品の「美人うどん」も人気の商品。 本駅周辺に生息域があるカブトガニをモチーフにした「カブトガニ饅頭」もある。

「バイキング」に「魚の詰め放題」も

　物産館の横には道の駅レストラン「四季彩」がある。 本レストランはバイキングスタイルで、1時間1250円(小学生は800円)。 満腹になるまで料理を味わうことが出来る。 料理の殆どは地元、笠岡市産の野菜、牛/豚/鶏/魚肉を使ったもの。 中には「笠岡牛」を使った掘り出し物もある。 笠岡ラーメンが1杯付いてくるのも特徴。 人気の料理は早くに無くなってしまうことがあるので、早めに(できれば12時前に)入店したい。
　海産物直売所に目を移すと、ここでは笠岡沖で水揚げされた魚介類が並ぶ。 代表的な商品は「真イカ」「ハモ」「ちりめん」「焼き穴子」など。 朝獲れの新鮮な魚介類を購入することが出来る。 また、ここでは他ではなかなか見ることが出来ない特徴的なサービスがある。 それは「魚の詰め放題」。 参加料1500円を払うとビニール袋を渡されて、そこに詰めるだけ魚を詰め込む。 ビニールに魚の頭が入っていればはみ出してもOK。 常連の上級者は高い魚を上手に詰め込み、参加料の倍額近くの魚をゲットするそうだ。 毎朝10時に詰め放題のゴングは鳴らされるので、参加予定者は10時前に本駅を訪れる必要がある。

[注]上記のバイキング、魚の詰め放題はコロナ流行期は開催を中止しています。 レストランでは一般メニューの提供と持ち帰り販売を実施しています。