(岡山県の道の駅　no.07)

道の駅　黒井山グリーンパーク

道の駅基本情報
駅名	黒井山グリーンパーク(くろいさんグリーンパーク)
住所	岡山県瀬戸内市邑久町虫明5165-196
コード	151 384 716*33
駅名の由来	施設名より
施設	物産館、農作物直売所、海産物直売所、牡蠣専門店、プール(夏季のみ)、子供用遊戯施設
休館日	無休 (海産物直売所水曜日) (牡蠣専門店牡蠣の季節のみ営業[火・水曜日は休業])
営業時間	9:00～17:00 (海産物直売所 8:30～売り切れ) (牡蠣専門店 9:30～14:00)
道の駅の特産品	虫明かき、牡蠣の天ぷら、岡山きびだんご、瀬戸内はっさくゼリー、瀬戸内はちみつレモンサブレ、岡山白桃サブレ、白桃サイダー、吉井川そうめん、臥龍田舎みそ、黒田そば、小豆島手延べ素麺、オリーブラーメン、えびチーズ煎餅、岡山生まれの卵かけうどん、檜のまな板

虫明牡蠣の聖地

　備前市蕃山ICから岡山市君津ICまで瀬戸内海沿いを繋ぐ全長32kmの岡山ブルーライン。岡山ブルーラインの東側の起点の蕃山ICから10km程進んだところに「道の駅　黒井山グリーンパーク」はある。岡山ブルーラインはかつては「岡山ブルーハイウェイ」と呼ばれた信号の無い片側1車線の一本道。高速道路のような感覚の快適な道路だが、制限速度は時速60km。時々、後方から時速100km超で猛然と迫ってくる車があり、個人的には嫌いな道路だが本駅を訪れるにはこの道路を通るのは必須。本駅を訪れる際はくれぐれも後続車のスピードに注意されたい。
　さて、基本的に瀬戸内海沿いを走る岡山ブルーラインだが、本駅が位置する場所はちょうど山の中。ただ、山に囲まれているものの、本駅から瀬戸内海までは直線で約800m。駅周辺の景色を見ただけでは若干の違和感があるが、海産物販売が盛んな道の駅である。特に「虫明(むしあげ)かき」と呼ばれる牡蠣は本駅が位置する虫明地区の代表的な特産品。 11月から3月までの牡蠣のシーズンは本駅は大いに盛り上がる。特に毎年11月23日、および2月末の週末に行われる「牡蠣祭り」「ミニ牡蠣祭り」は本駅のハイライト。祭り当日は牡蠣の天ぷら60粒(!)で1000円、殻付き牡蠣5kgで2800円など、びっくりのお買い得品が多数並ぶ。牡蠣好きな方には外せない道の駅と言えるだろう。

農作物、岡山特産品も多数

　残念ながら私が訪れたのは牡蠣のシーズンが終わった5月中旬。しかも平日だったため本駅を訪れる客は僅か。駅全体がひっそりとした感じがする。旅程に融通が利く方は、可能であれば本駅は牡蠣のシーズンに訪れたい。私自身もいつの日か牡蠣の季節に再訪し、「虫明かき」を堪能したいと思う。
　牡蠣の季節を除けば本駅は農作物販売が中心の道の駅。物産販売の建物の中に「農作物直売コーナー」と「岡山特産品コーナー」が同居しているが、約7割のスペースで農作物を販売。訪れる客の多くは新鮮な農作物がお目当てのようだ。販売されている農作物は約100種類と豊富。季節によって商品は異なるが、 11月初旬に訪れたときは「みかん」「白菜」等、5月に訪れた際は「新玉葱」が数多く販売されていた。
　岡山特産品コーナーでは県内の主要な土産品、および、瀬戸内海に浮かぶ小豆島(香川県)の商品が目立つ存在。岡山県内の商品では「岡山きびだんご」「岡山白桃サブレ」「岡山白桃サイダー」「瀬戸内はっさくゼリー」「瀬戸内はちみつレモンサブレ」等を販売。個人的には牡蠣の季節以外でも購入可能な「虫明かき」の加工品があれば良いのにと感じたが…。今後の商品開発に期待したい。
　小豆島関連では「小豆島手延べそうめん」「オリーブオイル」「オリーブラーメン」等を販売。小豆島まで訪れるのはフェリー代金など多少ハードルが高いので、本駅で小豆島特産品を購入するのも便利と言えるだろう。