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(岡山県の道の駅 no.02)

道の駅 がいせん桜 新庄宿

道の駅基本情報
駅名 がいせん桜 新庄宿(がいせんさくら しんじょうしゅく)
住所 岡山県真庭郡新庄村2190-1
コード 387 608 628*66
駅名の由来 「がいせん桜」は日露戦争の戦勝記念として植樹された村の名物の桜並木。 2018年4月に「道の駅メルヘンの里新庄」から名称変更された。
施設 物産館、農作物直売所、レストラン
休館日 12/30~1/3、1月~3月の水曜日
(レストラン 12/29~1/3、1月~3月の水曜日)
営業時間 4月~10月 9:00~18:00、11月~3月 9:00~17:00
(レストラン 10:30~15:00)
道の駅の特産品 ひめのもち(白餅/紅白餅/豆餅/しゃぶしゃぶ餅)、ひめのもち米粉入りうどん、ひめのもち米粉入りラーメン、 もち米入り割れチョコ、ひめのもち豚まん、桜のクリーム大福、桜だんご、桜のクッキー、桜ようかん、 桜まんじゅう、桜きんつば、がいせん桜餅、新庄村源流米

「メルヘンの里」から「がいせん桜」へ

 米子自動車道の蒜山ICから県道58号線を南西に15km、 或いは米子自動車道の湯原ICから県道55号線→国道181号線を西に19km、 岡山県北西部の新庄村に「道の駅 がいせん桜 新庄宿」はある。 どちらのルートを使っても共通するのは本駅に至るまでの道中、 前後を走る車や対向車が極端に少ないこと。沿道に民家を見ることも殆どない。 それもそのはず、新庄村は人口861人の過疎の村。 ただ、村の中心部に位置する道の駅周辺はそれなりに賑やか。 県外から訪れる観光客も意外と多く、私は平日にも関わらず、まさかの駐車場待ちになってしまった。
 本駅は元々「メルヘンの里新庄」という名称で1995年にオープンした道の駅。 当時の村長が「道の駅付近の一体にメルヘンチックにして観光客を呼び寄せよう」という構想の下に命名されたもの。 ただ、「新庄村メルヘン構想」はなかなか進まず、 2018年4月に本駅の全面リニューアルが行われた際に「がいせん桜 新庄宿」に改称。 「がいせん桜」は日露戦争の凱旋を記念して5.5mおきに137本の桜を植樹したもの。 江戸自体の面影を残す街並みと桜のトンネルが人気で、 4月中旬に開催される「がいせん桜祭り」は全国から数万人の観光客が集まる。 桜の季節に本駅を訪れた方は、是非、本駅から300mのところにある「がいせん桜」も見学していきたい。 ちなみにメルヘン好きな方は道の駅から500m北にある新庄村役場を見物するのがお勧め。 メルヘンの里の面影を残す数少ない建物になっている。 なお村役場は解体、新築を計画中なので、メルヘンの里新庄を体感したい方は早めの訪問をお勧めする。

特産品は「ひめのもち」

 新庄村は農業が盛んな村だが、中でも「ひめのもち」と呼ばれるもち米の生産が盛ん。 新庄村の全381世帯のうち実に80世帯、村の人口の約1/5が「ひめのもち」の生産に関わっている。 本駅でも「ひめのもち」を使った商品が多数。本駅を訪れた際は是非、「ひめのもち」を使った商品に注目して頂きたい。
 道の駅の物産館でまず目につくのは「ひめのもち」を使った商品の王道である餅。 白餅、紅白餅、豆餅、しゃぶしゃぶ餅が販売されている。 ひめのもちを使った餅の特徴は「伸び」。餅を箸で持ち上げると軽く30cmは伸びる。 口当たりの柔らかさと甘味も特徴。 個人的に特にお勧めしたいのは「しゃぶしゃぶ餅」。 お湯を掛けると瞬時に柔らかくなる「しゃぶしゃぶ餅」は調理がめちゃくちゃ楽。 うどんに乗せて「力うどん」にするととても美味しいので、皆様も、もしよろしければ試して頂きたい。
 「ひめのもち」を使った商品は王道の「餅」だけに留まらない。 もち米入りのうどん、ラーメン、豚まん(=肉まん)も人気の商品。 近年ではスイーツにも「ひめのもち」が進出しており、 「ひめのもち」が入った「割れチョコ」「大福」「団子」も販売されている。
 村の名物「がいせん桜」をイメージした商品も本駅で販売。 「桜のクリーム大福」「桜のクッキー」「桜寒天」「桜葉せんべい」「桜羊羹」「桜まんじゅう」 「桜きんつば」「桜ブッセ」等。これらの商品は桜見物のお土産に最適だろう。

道の駅レストランでも「ひめのもち」

 道の駅レストラン「村の食堂」でも主役は「ひめのもち」。 「ひめのもち」を存分に味わうことが出来る。
注目のメニューは「牛もち丼」。 牛丼の中に「ひめのもち」が3つも入って670円というとてもお得なメニューである。 牛肉と餅という珍しい組み合わせだが、柔らかくて伸びの良い「ひめのもち」は牛肉にも相性抜群。 牛肉を餅で包むようにして食べると美味しさが倍増する。 正統派の方には王道の「ひめっ子雑煮(460円)」と「ひめっ子ぜんざい(310円)」がお勧め。 雑煮には餅が2つ、ぜんざいには1つ入っている。 ひめのもち米粉が入ったうどんも本レストランの人気メニュー。 一般的なうどんとは少し違ったモチモチ感を味わうことが出来る。 また「もちもちラーメン醤油味(570円)」や燻製の猪肉が入った「新庄ししメン(670円)」というメニューもある。
 「ひめのもち」以外では新庄村産の干柿が入った「柿豚胡椒カレー(800円)」、 希少な新庄牛を味わう「新庄牛辛麺(680円)」が人気のメニュー。 どうしても本駅では「ひめのもち」メニューが優先になりがちだが、これらも味わってみたい料理である。



道の駅 | がいせん桜 新庄宿 | 道の駅看板

道の駅看板

道の駅 | がいせん桜 新庄宿 | 駅施設

駅施設。左側に物産館と農作物直売所、右側にレストランがある。

道の駅 | がいせん桜 新庄宿 | ひめのもち加工場

道の駅構内には「ひめのもち加工場」がある。ここで作った製品が道の駅に直送される。

道の駅 | がいせん桜 新庄宿 | ひめのもち

物産館で人気の「ひめのもち」の餅。写真は個人的に大好きな「しゃぶしゃぶ餅(390円)」。 ちなみに白餅/紅白餅は670円、豆餅は720円。

道の駅 | がいせん桜 新庄宿 | 改装前の道の駅

こちらは改装前の道の駅。ピンク色でなんとなくメルヘンな感じ。

道の駅 | がいせん桜 新庄宿 | がいせん桜通りへ

道の駅から「がいせん桜通り」へ向かう。新庄川を渡った先が旧宿場町の新庄宿。

道の駅 | がいせん桜 新庄宿 | がいせん桜通り

「がいせん桜通り」を散策。残念、桜の季節には2週間ほど早かった…(2022年4月2日撮影)。

道の駅 | がいせん桜 新庄宿 | 日本の音風景百選

桜並木の下には江戸時代に作られた水路が流れ、せせらぎ音が聞こえる。 新庄宿は「日本の音風景百選」に選定されている。

道の駅 | がいせん桜 新庄宿 | 満開のがいせん桜

満開のがいせん桜通りの看板があったので拝借。皆様には是非、満開のがいせん桜を満喫して頂きたい。

「道の駅 がいせん桜 新庄宿」近隣の宿泊施設

(宿名の前の丸数字は地図上の数字に対応したものです。 お勧め順ではありません)

■①新庄宿 須貝邸
 [MAPCODE] 387 608 649*35
 (口コミ平均4.9点/5点満点、お勧め度★★★)

 - 道の駅から西に400m
 - 料金(2食付き1人18,181円、2人計30,909円~)
 - がいせん桜並木通りに佇む一日二組限定の宿
 - 里山の食材を活かしたコース料理が自慢

 

■②蒜山インターホテル
 [MAPCODE] 252 088 568*65
 (口コミ平均3.6点/5点満点、お勧め度★☆☆)

 - 道の駅から北に14km
 - 料金(1人5,000円、2人計9,600円~)

   

■③休暇村 蒜山高原
 [MAPCODE] 189 121 812*57
 (口コミ平均4.2点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から北に18km
 - 料金(朝食付き5,000円~)
 - 温泉あり/2食付きプランもあり
 - 地元食材の料理と天然ラドン温泉が自慢の宿

   

■④湯の蔵 つるや
 [MAPCODE] 387 718 607*63
 (口コミ平均4.5点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から東に21km
 - 料金(1人8,000円、2人計14,000円~)
 - (湯原)温泉あり/食事付きプランもあり
 - 酒に活かされる料理を五感で愉しむ宿
 - 楽天トラベルアワードで銅賞受賞の宿

   

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■①新庄宿 須貝邸

築100年以上の古民家を改築した宿。1日2組限定だから可能な、きめ細やかなサービスが魅力。 専属の料理人が作る里山料理も人気。春は窓を開けると桜並木を堪能できる。


🐶ペット旅

■⑤下湯原温泉 わんこと泊まれる宿 わんこあん
 [MAPCODE] 387 658 846*54
 (口コミ平均4.7点/5点満点、お勧め度★★★)

 - 道の駅から東に20km
 - 料金(2食付き1人59,000円、2人計72,000円~)
 - (下湯原)温泉あり
 - ペット可[追加料金+2,000~3,000円]

 

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(※ 料金、宿泊条件は時期により変動する場合があります。
上記の料金等は目安としてご活用ください。
料金、宿泊条件の詳細はリンク先のサイトでご確認いただきたく、よろしくお願いします)