(島根県の道の駅 no.25)
道の駅 サンピコごうつ
| 駅名 | サンピコごうつ | 
|---|---|
| 住所 | 島根県江津市後地町995-1 | 
| コード |  355 756 035*73 | 
| 駅名の由来 | 「ごうつ」は市名の江津市より。江津市の産直市は海の幸、山の幸、川の幸を販売しており、それぞれを海彦、山彦、川彦と呼んでいる。 この「三つの彦」がサンピコの語源になっている。 | 
| 施設 | 物産館、農作物直売所、水産物直売所、レストラン、揚げ物茶屋、【隣接施設】ロードステーション「舞乃市」 | 
| 休館日 | 12/31~1/2、木曜日[祝日と重なる場合は営業] (舞乃市 無休) | 
| 営業時間 | 9:00~18:30[スタンプは24時間] (舞乃市 8:00~21:00) (舞乃市内レストラン 11:00~15:00、17:00~20:30) | 
| 道の駅の特産品 | 焼き田舎まんじゅう、江の川太郎もなか、栗きんとん餅、栗せんべい、栗蒸しきんつば、栗まんじゅう、島根とち餅、 御蒲鉾、石見の赤てん、石見揚げ、天然鮎、江の川の鰻、山根甘泉堂のマドレーヌ/チョコ焼きドーナッツ、 大黒天、ゆず穴子天、米(キヌムスメ)、鯖寿司、ごぼう、白ネギ、ノドグロ、ヒラマサ | 
3つの「彦」を扱う道の駅
 山陰自動車道の石見福光ICから国道9号線を南西に5km、
	或いは山陽自動車道の江津ICから国道9号線を北東に8km、島根県北部の江津市に「道の駅 サンピコごうつ」はある。
	山陰自動車道は全線開通に向け急ピッチで工事が進められているが、本稿記載の2020年9月時点では本駅周辺は未通の状態。
	現状は高速道路利用者も近隣インターで高速道路をいったん降り、一般国道沿いにある本駅前を通る必要があるため、
	本駅は国道利用者にも高速利用者にも利用価値の高い道の駅になっている。
	 さて、本駅の駅名「サンピコ」。何となく可愛い感じがする名前だが、「海彦」「山彦」「川彦」の3つの「彦」を表す言葉。
	江津市は日本海の海の幸、広大な田畑から生まれる幸、山陰地方No.1の大河の江の川の幸に恵まれた街だが、
	江津市民はこれらを愛着を込めてそれぞれ「海彦」「山彦」「川彦」と呼んでいる。
	その3つの「彦」を扱うのが本駅「サンピコ」という位置付け。
	新鮮な江津の食材を安価で購入できるとあって客層の中心は地元の主婦。
	一般的に観光客がメインの全国各地の道の駅と比べるとちょっと違った雰囲気がする。
	 ただ、毎日買い物をしてくれる地元客が多い方が経営的に安定するというのは間違いない事実。
	本駅の年間利用客は約46万人で県内ではトップクラス。
	県内では数少ない黒字経営の道の駅になっている。
	今後、高速道路の全線開通により、いわゆる「ストロー現象(高速道路に車両が流れて、一般道沿いの店舗が廃れる現象)」
	が懸念されるが、おそらく本駅は地元客を中心に繁盛を続けることだろう。
ノドグロ、ごぼう、天然鮎などを販売
 それでは本駅の主役、3つの「彦」の商品について紹介したい。
	 まずは「海彦」だが、ノドグロ、ヒラマサ、レンコ鯛、カレイ等、日本海を代表する幸がズラリと並んでいる。
	いずれも江津漁港直送の朝獲れの海の幸。鮮度に関しては折り紙付きである。
	海の幸の加工品も多数。特に「御蒲鉾」は江津市を代表する特産品。
	第44回全国蒲鉾品評会で農林水産大臣賞を受賞している。
	魚のすり身に赤唐辛子を練り込んだ「赤てん」も石見地方を代表する特産品。本駅でも人気の商品になっている。
	その他にも竹輪、石見揚げ(タラ天)等も販売されている。
	 続いて「山彦」だが、ごぼう、白ネギ、かぼちゃ、大根、ホウレンソウ、生姜、隼人瓜、西条柿など、こちらも多彩な顔触れ。
	特にごぼうと白ネギは江津市を代表する特産品であり、大々的に販売されている。
	地産の米「キヌムスメ」も江津市自慢の特産品。
	5kgで2570円(訪問時)と一般のスーパーで販売されている廉価米と比べると少々高いが、
	この価格設定は味に自信がある証拠だろう。
	 最後に「川彦」だが、こちらは私が確認した範囲では天然鮎と鰻の2品。
	天然鮎は3匹で1980円で、相場と比較するとかなり格安で販売されている。
	 ところで、地元の方にとっては利用価値の高い3つの「彦」だが、
	遠方から訪れた観光客にとっては鮮度保持の観点から手を出しずらいもの。
	そのような方には江津の銘菓をお勧めしたい。
	江津土産の定番は地元の山根甘泉堂の「焼き田舎まんじゅう」。
	生地の中に餡が「これでもか」というくらい入ったボリューム満点の饅頭である。
	もう一品「江の川太郎もなか」も定番の土産品。第16回全国菓子大博覧会で名誉金賞を受賞している。
	総菜コーナーでは「鯖寿司」「山菜おこわ」「いもドーナッツ」等を販売。
	これらは観光客にも喜ばれるだろう。
揚げ物茶屋の天ぷらに注目
 本駅の「食」の施設は大黒食堂が中心。自慢のメニューは地元江津のブランド豚「まる姫」を使ったもの。
	「まる姫トンカツ定食(1200円)」「まる姫ポークステーキ定食(1200円)」等を味わうことが出来る。
	ちなみに「まる姫」は日本海の強い海風に負けずに元気に走り回った地産の豚。
	旨味と栄養が詰まっていると評判である。
	少し贅沢をしたい方には高級和牛「石見和牛」を使った「石見和牛ステーキ定食(2900円)」がお勧め。
	千円以下のお手頃メニューも充実しており「まる姫ホルモン炒め定食(880円)」「穴子天丼(950円)」
	「わさとろ丼(850円)」「まる姫カツカレー(850円)」等がある。
	 小腹を満たしたい方には物産館の一角に店を構える「揚げ物茶屋」の天ぷらがお勧め。
	「大黒天」「ゆず穴子天」「赤てん」「かき揚げ天」「いかげそ天」「魚コロッケ」等、10種類の天ぷらが販売されている。
	私は「大黒天(120円)」と「ゆず穴子天(100円)」を購入。
	「大黒天」はピリ辛な味付けが絶妙、「ゆず穴子天」は穴子から湧き出す独特の甘味が堪らない。
	いずれも新鮮素材、熱々の状態で食べることが出来るのでとても美味しかった。
道の駅看板
駅入り口にあるモニュメント。おそらく江津市で多く見られる瓦屋根をモチーフにしたものと思われる。
駅施設。物産館と揚げ物茶屋がこの建物に入っている。
物産館入り口には「うみヒコ」「やまヒコ」「かわヒコ」の看板
物産館の一角にある揚げ物茶屋
揚げ物茶屋で大黒天(下)とゆず穴子天(上)を購入。大黒天は120円、ゆず穴子天は100円。
道の駅の横にある「舞乃市」。この建物の中に物産館と大黒食堂がある。 厳密にいえば道の駅とは別施設。
大黒食堂。営業時間は11時~15時、及び17時~21時(L.O.20時30分)
駅構内にある鬼瓦のモニュメント
「道の駅 サンピコごうつ」近隣の宿泊施設
(宿名の前の丸数字は地図上の数字に対応したものです。 お勧め順ではありません)■①スーパーホテル江津駅前 天然温泉 石州の湯
 [MAPCODE] 241 657 302*46
	 (口コミ平均4.5点/5点満点、お勧め度★★☆)
 - 道の駅から南西に9km
	 - 料金(朝食付き1人5,909円、2人計10,000円~)
	 - 温泉あり
	 - じゃらん「泊まって良かった宿大賞」受賞の宿
 
	  
	■②美川旅館
 [MAPCODE] 355 430 730*74
	 (口コミ平均4.7点/5点満点、お勧め度★★★)
 - 道の駅から南東に14km
	 - 料金(1人4,546円、2人計8,000円~)
	 - 食事付きプランもあり
	 - 女将手作りのお料理と情緒ある心地よい老舗旅館
 
	  
	■③旅の宿 輝雲荘
 [MAPCODE] 599 042 155*42
	 (口コミ平均4.5点/5点満点、お勧め度★★☆)
 - 道の駅から北東に9km
	 - 料金(1人8,000円、2人計14,000円~)
	 - (温泉津)温泉あり/食事付きプランもあり
	 - あつあつの鯛の塩焼き等、新鮮な魚料理が人気
 
	  
	■④旅館ますや
 [MAPCODE] 599 041 087*00
	 (口コミ平均4.4点/5点満点、お勧め度★★☆)
 - 道の駅から北東に9km
	 - 料金(2食付き2人計36,000円~)
	 - (温泉津)温泉あり
	 - 天然素材にこだわった手作り会席料理が評判
 
	  
🐶ペット旅
■⑤石見銀山 湯迫温泉旅館
 [MAPCODE] 599 199 523*10
	 (口コミ平均3.2点/5点満点)
 - 道の駅から北東に18km
	 - 料金(1人6,050円、2人計9,900円~)
	 - 温泉あり/食事付きプランもあり
	 - ペット可[追加料金+1,000~3,000円]
 
	  
上記の料金等は目安としてご活用ください。
料金、宿泊条件の詳細はリンク先のサイトでご確認いただきたく、よろしくお願いします)