(島根県の道の駅 no.21)
道の駅 酒蔵奥出雲交流館
駅名 | 酒蔵奥出雲交流館(さかぐらおくいずもこうりゅうかん) |
---|---|
住所 | 島根県仁多郡奥出雲町亀嵩1380-1 |
駅名の由来 | 本駅は酒蔵を持つ酒造会社が運営する道の駅。「奥出雲」は町名、及び運営会社の奥出雲酒造株式会社より。 |
施設 | 物産館 |
特産品 | 日本酒「仁多米」「奥出雲」「杜氏の極め酒」、山椒焼酎「うおへん」、芋焼酎「おくいも」、米焼酎「奥の香り」、 甘酒、酒粕クリームチーズ、酒蔵まんじゅう、温泉まんじゅう「亀嵩温泉物語」、仁多米、仁多餅、仁多米せんべい、 銘菓「仁多米の恵」、酒蔵そば、亀嵩そば、仁多牛カレー、しじみ山椒漬け、シジミ汁 |
酒蔵なのに道の駅
松江自動車道の三刀屋木次ICから国道314号線/国道432号線を通って南西に34km、
或いは山陰自動車道の松江中央ICから国道432号線を通って南に43km、
島根県南東部の奥出雲町に本駅「酒蔵奥出雲交流館」はある。
本駅が位置する奥出雲町は長閑なイメージの島根県の中でも特に長閑な田舎町。
駅周辺は田畑に囲まれ行き交う人も殆ど無い。
心無しかここに来ると普段よりもゆったりと時が流れているような感じがする。
本駅は全国的に珍しい酒蔵が経営する道の駅。
私の認識が正しければ、酒蔵が経営する道の駅は新潟県の「よしかわ杜氏の郷」に次いで本駅は2例目
(道の駅登録は本駅が先なので正確には本駅が1例目か)。
もちろん主力製品は日本酒で、日本酒が試飲できることでも有名である。
ただ、当然のことながら少量の試飲とはいえ運転前に飲むのは厳禁。
幸い本駅から徒歩圏内に亀嵩温泉の宿があるので、
宿を予約して、宿に車を泊めてから本駅まで徒歩で訪れ、思う存分、日本酒を試飲するというプランを立てるのは如何だろうか。
絶品の甘酒と酒粕クリームチーズ
酒蔵がある特徴的な道の駅だが、一般利用者が利用できる施設は物産館のみと極めてシンプル。
ただ、がっかりする必要は全くない。酒蔵ならではの日本酒を使った商品がズラリ。
ノンアルコールの商品も多数あるのでアルコールが苦手な方にも安心だ。
まずは本駅の王道の日本酒だが「仁多米」「奥出雲」「杜氏の極め酒」等の商品を販売。
特徴は地元のブランド米である「仁多米コシヒカリ」を主原料としている点。
杜氏自らが精米、蒸し、麹造りを行っている。
味は少し辛口でどちらか言えば燗酒向き。全国燗酒コンテストでは2年連続金賞を受賞している。
個人的に絶賛したいのはノンアルコールの「甘酒」と微アルコールの「酒粕クリームチーズ」。
甘酒は酒蔵の米と米麹を発酵させた商品。砂糖は一切使用していないが、米麹から発せられる米本来の甘味が凄い。
ぶどう糖、アミノ酸の甘味も相まってフルーティーな甘みを感じる。
一方「酒粕クリームチーズ」は2018年5月より販売を開始した新商品。
約1年半で5500個を売り上げる大ヒット商品になっている。
本酒蔵の酒粕を奥出雲純米酒で練り合わせ、クリームチーズを配合した新感覚の商品。
味は「超芳醇」という表現がピッタリ。とにかくコクが凄い。
クリームチーズと日本酒がここまで合うということに驚きを感じる。
その他には酒蔵で作った「酒蔵蕎麦」、および地元、亀嵩地区の特産品の「亀嵩そば」が人気の商品。
亀嵩温泉名物の温泉饅頭「亀嵩温泉物語」や米粉カマンベールチーズケーキ「仁多米の恵」
はお土産に喜ばれそうだ。
道の駅看板
駅施設。中央部分に入り口があり、右側に物産館がある。
店内は日本酒がたくさん
日本酒品評会のトロフィーも多数
日本酒の試飲カウンター
米と米麹で作った甘酒。780g入りで823円。
人気急上昇中の酒粕クリームチーズ。75g入り600円。 アルコールが2.8%含有されているので、食べた直後の運転は控えた方が良さそう。