(島根県の道の駅 no.20)
道の駅 匹見峡
駅名 | 匹見峡(ひきみきょう) |
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住所 | 島根県益田市匹見町道川イ-65-1 |
コード | 520 191 669*35 |
駅名の由来 | 渓谷と紅葉が美しい観光名所の匹見峡より |
施設 | 物産館、農作物直売所、(隣接施設)旧割元庄屋美濃地屋敷 |
休館日 | 1/1~1/3 |
営業時間 | 8:00~17:00 (旧割元庄屋美濃地屋敷 9:00~16:00) |
道の駅の特産品 | 匹見峡萩の会の「ブルーベリージャム」、高津川漁業組合の「鮎うるか」、匹見峡はちみつ、 ふるさとおこし(豆菓子)、ヤーコン芋焼酎「芋にて候」、わさび焼酎、ゆずゆず焼酎、純米酒「高津川」「宗味」、 鷹の爪、生椎茸 |
観光地「匹見峡」の中心に位置する道の駅
日本海側からアクセスする場合は山陰自動車の石見三隅ICから県道48号線/国道191号線を通って南東に32km、
広島県側からアクセスする場合は中国自動車道の戸河内ICから国道191号線を通って北西に38km、
島根県南西部の旧匹見町(現益田市匹見町)に「道の駅 匹見峡」はある。
匹見町は町域の96%が広葉樹に囲まれた町。本駅までの道中もほぼ森林の中のドライブで、
晩秋の季節には美しい紅葉の景色を車窓から見ることが出来る。
さて、トレッキングが好きな方、或いは紅葉の名所巡りが好きな方は「匹見峡」と聞いただけでピンと来るかも知れない。
「匹見峡」はトレッキングや紅葉の名所としてとても有名。特に晩秋の紅葉の季節は多くの客が集まる観光名所である。
実は匹見峡は「表匹見峡」「裏匹見峡」「奥匹見峡」の3つがあり、それぞれが10km位離れている。
本駅は「表匹見峡」までは約8km、「裏匹見峡」までは約15km、「奥匹見峡」までは約3km、
概ね匹見峡の中心部に位置していると言って良いだろう。
このような立地から本駅は「匹見峡観光の拠点」と言いたいところだが、肝心の駅施設が少々頼りない。
本駅は昭和の時代によく見かけた、個人商店のような道の駅。
店員が1人いるだけで、観光案内所は存在しない。
もちろん、店員に聞けば色々と観光案内をしてもらえると思うが、店が混雑している時はちょっと聞きずらい。
扱っている商品も少なく、食事処も無し。道の駅の機能としても今一つと言う感じがする。
観光地の中にあり立地的には上々なので、もう少し施設の充実を図っていただければ良いのに、と感じる道の駅である。
高冷地野菜と匹見特産品が少々
本駅は少々老朽化した2階建ての建物から成る道の駅。
実は建物自体はそれ程小さくないが、売り場として使用しているのが1階部分の限られたスペースのみ。
そのスペースの向かって右半分で農作物販売を、左半分で特産品販売を行っている。
道の駅の農作物販売スペースでは地産の大根、トマト、キャベツ等、約10種類の野菜を販売。
高原に位置する匹見町のため、高冷地野菜が目に付く。
特に珍しい野菜は見受けなかったが、敢えて特徴を挙げるとすれば「鷹の爪」が数多く販売していることだろうか。
私が訪れたのは秋だったが、春には匹見町名物のワサビも販売されるらしい。
道の駅の物産館では地元の住民のための日用品と共に匹見町の特産品もいくつか販売。
地元の「匹見峡萩の会」が提供する「ブルーベリージャム」、
同じく地元「高津川漁業協同組合」が提供する「鮎うるか」、
匹見町産の「はちみつ」、なぜか岐阜県産の豆入りおかき「ふるさとおこし」が特産品として販売されている。
販売されている特産品の種類は少し物足りない気がするが、酒類に限っては中々豊富。
ヤーコン芋焼酎の「芋にて候」を始めとして、「わさび焼酎」「ゆずゆず焼酎」、
純米酒の「高津川」「宗味」等が販売されている。
旧割元庄屋美濃地屋敷に表・裏・奥匹見峡
道の駅機能としては少々不満な本駅だが、周囲には観光資源がいっぱい。
本駅を訪れた際は周辺の観光地も散策したい。
まず、本駅から歩いて数分のところにあるのは旧割元庄屋の「美濃地屋敷」。
旧匹見町の民俗資料館も兼ねている。入場無料なので、是非、足を延ばして頂ければと思う。
美濃地屋敷は1階の母屋、及び2階の倉庫蔵を見学可能。
江戸時代に使用された篭(かご)、袴(はかま)、銃、茶碗、そろばん等が展示されている。
中でも見どころは「鐘馗(しょうき)」と呼ばれる中国由来の道祖神が着用する衣装。
竜や鬼が描かれた迫力ある衣装は魔除けの効果があると言われている。
また、旅程に余裕のある方は表・裏・奥匹見峡も訪れたい。
表・裏・奥に共通するのは樹木と川が織りなす美しい渓流の風景。
紅葉の時期に訪れるのがベストだが、それ以外の季節でも十分に美しい。
表匹見峡は車窓から見学可能、裏匹見峡は国道488号線沿いにある匹見峡レストパークに車を止めて徒歩で。
奥匹見峡は国道191号線沿いに駐車場があるので、そこに車を止めて徒歩で向かうのが良いだろう。
あまり時間が無い方は、本駅の駅裏の景色を楽しみたい。
3つの匹見峡の景色よりは少々劣るかも知れないが、それでも十分に渓谷の美しさを堪能することが出来る。
「道の駅 匹見峡」近隣の宿泊施設
(宿名の前の丸数字は地図上の数字に対応したものです。 お勧め順ではありません)■①民宿 山彦<島根県>
[MAPCODE] 520 363 131*27
(口コミ平均4.8点/5点満点、お勧め度★★☆)
- 道の駅から北西に11km
- 料金(2食付き7,000円~)
- 美都温泉の無料利用券付き
- 口コミは4.7点の高評価(5点満点)
- 【注】午後7時までにチェックイン要
■②民宿 あるぺん屋
[MAPCODE] 520 440 535*38
(口コミ平均4.4点/5点満点、お勧め度★★☆)
- 道の駅から東に12km
- 料金(2食付き2人計17,000円~)
- 併設の工房で作った濁酒、甘酒が人気
- 森林浴ジャグジーあり
■③オネスティーコテージ正直村B&B
[MAPCODE] 363 875 795*40
(口コミ平均--点/5点満点)
- 道の駅から北東に13km
- 料金(朝食付き2人計16,000円~)
- 食事付きプランもあり
- 聖湖の畔に佇む大自然を満喫する宿
- 【注】冬期は休業
■④いこいの村ひろしま
[MAPCODE] 363 821 098*48
(口コミ平均3.5点/5点満点)
- 道の駅から東に19km
- 料金(1人7,000円、2人計11,000円~)
- 食事付きプランもあり
上記の料金等は目安としてご活用ください。
料金、宿泊条件の詳細はリンク先のサイトでご確認いただきたく、よろしくお願いします)