(島根県の道の駅 no.14)
道の駅 湯の川
駅名 | 湯の川(ゆのかわ) |
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住所 | 島根県出雲市斐川町学頭825-2 |
コード | 134 524 109*52 |
駅名の由来 | 駅の近くにある温泉「湯の川温泉」より |
施設 | 物産館、農作物直売所、レストラン、花卉販売施設、足湯 |
休館日 | 12/31 |
営業時間 | 3月~11月 9:00~18:00、12月~1月 9:00~17:30[スタンプは24時間] (レストラン 3月~11月 9:00~17:30、12月~1月 9:00~17:00) |
道の駅の特産品 | 出西生姜、幻の出西生姜丼の素、出西生姜カレー、出西生姜餅「出雲国風土紀」、豆菓子職人が作る岩納豆、 大黒まんじゅう、菊芋せんべい、荏胡麻の葉せんべい、荏胡麻茶、夕陽パイ、出雲そば、隠岐さざえご飯、隠岐のラーメン、 大和しじみ、しじみラーメン、トマトケチャップ、トマトジュース |
湯の川温泉と出西生姜
山陰自動車道の宍道ICから国道9号線を西に4km、島根県北東部の旧斐川町(現出雲市斐川町)に「道の駅 湯の川」はある。
旧斐川町は町域の北半分が平地、南半分が山林。北半分の平地部分に2万5千人の町民が万遍なく暮らしている感じで、
町全体が「程よい長閑さ」を感じる。本駅周辺も畑と集落が混在した環境。
交通の便も良く、年間45万人の利用客を集める人気の道の駅になっている。
そんな斐川町の自慢は本駅の駅名にも採用されている「湯の川温泉」。
弱アルカリ性の肌に優しい泉質で日本三美人の湯の一つに数えられている。
もう一つの自慢は「出西(しゅっさい)生姜」。斐川町出西地区のみで栽培されている高級な生姜で、
著名な料亭からの注文が殺到。一般の市場にはなかなか出回らないらしい。
本駅はこれらの斐川町の名物を満喫できる道の駅。
湯の川温泉の湯を使った足湯は無料で利用可能、直売所では出西生姜を購入することが出来る。
一点だけ、車中泊をしながら道の駅を巡っている方に注意点を。
湯の川温泉の近くにある本駅は絶好の車中泊スポットに思われがちだが、
本駅には「車中泊は禁止。違反車は警察に通報します」との張り紙が出されている。
近年「車中泊禁止」の張り紙はよく見るようになったが、「警察に通報」という張り紙はなかなか見ることは無い。
本当に警察に通報されるかどうかは定かではないが、車中泊で道の駅巡りをされている方は留意されたい。
繊維が少ないピリッとした出西生姜
斐川町名物の出西生姜だが、本駅の農作物直売所では6束で572円で販売。
一般的な生姜と比べると倍以上の価格だが、出西生姜は本駅以外では殆ど販売されていない逸品。
グルメな方は購入を検討されてみるのは如何だろうか。
出西生姜を用いた特産品は本駅の物産館で販売。
「幻の出西生姜丼の素」は本駅限定販売の品。
「出西生姜カレー」や第26回全国菓子大博覧会で名誉総裁賞を受賞した餅菓子「出雲国風土紀」等が販売されている。
レストランでも出西生姜を使ったメニューが多数。
「生姜焼き定食(900円)」「出西生姜ご飯セット(560円)」「カツ生姜カレー(970円)」
「生姜うどん(820円)」等を味わうことが出来る。
私はシンプルに出西生姜の味を体感できる「出西生姜ご飯セット」を注文。
実際に食べて感じたことは、出西生姜は繊維がとても少ないということ。
一般的な生姜は生で食べると生姜の繊維が舌先に残るものだが、出西生姜にはそれが無い。
歯触りはシャキシャキとした感じで、瑞々しいピリッとした辛みがある。
出西ご飯セットに付いている炊き込みご飯と一緒に食べると、ご飯の甘さと生姜の辛みがうまく絡んでとても美味しい。
ご飯セットには宍道湖産のしじみが入った味噌汁も付いており、島根の味を十分に楽しむことが出来る。
ちなみに一番人気のメニューは「生姜焼き定食」。「出西生姜とタレがやみつきになる」と評判である。
今回は食べることが出来なかったが、次回訪れるときには味わい、本サイトで報告したい。
出雲産のトマトや隠岐の島の特産品も
出西生姜に注目が集まる本駅だが、出西生姜以外の商品も数多く販売されている。
まずは、市町村合併により同一の市となった出雲市の特産品のトマトを使った商品。
物産館の一角には「出雲トマトコーナー」が設けられており、
主にトマトケチャップとトマトジュースが販売されている。
「出雲の地元菓子コーナー」もあり、ここでは「豆菓子職人が作る岩納豆」が人気の商品。
「岩納豆」と聞くと味を想像するのが難しいが、豆おかきの上に甘納豆が乗っている純和風の甘さ半分、塩辛さ半分の菓子である。
この地方の伝統菓子の「大黒まんじゅう」「菊芋せんべい」「荏胡麻の葉せんべい」等も販売されている。
また、出雲といえば「そば」。出雲そばももちろん大々的に販売されている。
陸路では行くことが出来ない隠岐の島の特産品も本駅で販売。
「隠岐の島ラーメン」や「隠岐さざえごはん」等が販売されている。
レストランは前述の通り出西生姜関連のメニューが人気だが、
出西生姜以外のメニューでは「ご縁バーガー(570円)」が人気。
市内にある「縁結びの神」として名高い出雲大社に因んだ商品だが、
バンズがハート形になっているのが特徴。味だけでなく、SNS映えの面でも話題になっている。
出雲名物の「割子そば(770円)」も人気のメニュー。
割子とは出雲地方伝統の三段重ねの漆器のことで、その三段の漆器の中に出雲そばが盛り付けられている。
出雲そばを用いた「天ぷらそば(900円)」「とろろそば(880円)」「きつねそば(720円)」も味わうことが出来る。
湯の川温泉で美人の湯を体験
本駅まで来たならば、やっぱり日本三美人の湯である湯の川温泉を訪れたい。 湯の川温泉は本駅から南に約2キロ。6つの温泉宿が存在し、そのうち5つは日帰り利用が可能である。 私は湯の川温泉の中でも老舗、明治10年創業の「湯元 湯の川」を利用。 日帰り利用の場合は利用可能時間は11時から15時50分まで(最終受付は15時)、1回の利用時間は50分以内、700円で利用可能である。 湯は加湯、加温なし、循環なしの正真正銘の掛け流し。 内湯だけのシンプルな温泉である。 泉質は国内ではよく見かける弱アルカリ性の塩化物泉だが、保湿に効果のあるメタケイ酸が多く含まれているのが特徴。 メタケイ酸のおかげで、肌がツルツルになるのが実感できる。 意外と混雑しないのも嬉しい。 私が訪れたのは11月の3連休の初日の土曜日の正午頃だったが、利用客は私一人のみ。 おそらく、高い確率でゆったりと名湯の湯を楽しむことが出来るだろう。
「道の駅 湯の川」近隣の宿泊施設
(宿名の前の丸数字は地図上の数字に対応したものです。 お勧め順ではありません)■①日本三美人の湯 湯の川温泉 湖静荘
[MAPCODE] 134 525 217*63
(口コミ平均4.3点/5点満点、お勧め度★★☆)
- 道の駅から東に500m
- 料金(2食付き1人12,000円、2人計24,000円~)
- (湯の川)温泉あり/食事付きプランもあり
- 2人以上は朝食のみのプランあり[2人計14,000円~]
■②日本三美人の湯 湯元 湯の川
[MAPCODE] 134 464 839*06
(口コミ平均4.2点/5点満点、お勧め度★★☆)
- 道の駅から南に1km
- 料金(2食付き1人18,000円、2人計26,000円~)
- (湯の川)温泉あり
- 楽天トラベルアワードで銅賞受賞の宿
■③和牛とのどぐろの温泉旅館 四季荘
[MAPCODE] 134 465 396*24
(口コミ平均4.0点/5点満点、お勧め度★☆☆)
- 道の駅から南に2km
- 料金(朝食付き1人7,591円、2人計14,274円~)
- (湯の川)温泉あり
- 🐶ペット可のプランあり[追加料金+3,000円]
- 朝食はノドグロ一夜干し、夕食は和牛を味わう
■④出雲空港ホテル
[MAPCODE] 134 522 140*88
(口コミ平均4.4点/5点満点、お勧め度★★☆)
- 道の駅から西に2km
- 料金(1人4,818円、2人計6,454円~)
- 朝食付きプランもあり[+454円/人]
🐶ペット旅
■⑤出雲・ひらたメイプルホテル
[MAPCODE] 134 639 887*58
(口コミ平均4.0点/5点満点、お勧め度★☆☆)
- 道の駅から北西に7km
- 料金(1人5,200円、2人計9,063円~)
- ペット可のプランあり[追加料金+3,300円]
- 近隣日帰り温泉の割引券付き
上記の料金等は目安としてご活用ください。
料金、宿泊条件の詳細はリンク先のサイトでご確認いただきたく、よろしくお願いします)