(島根県の道の駅 no.12)
道の駅 かきのきむら
駅名 | かきのきむら |
---|---|
住所 | 島根県鹿足郡吉賀町柿木村柿木500-1 |
コード | 513 074 672*76 |
駅名の由来 | 市町村合併前の村名の柿木村より |
施設 | 物産館、農作物直売所、レストラン |
休館日 | 第3火曜日 (レストラン 木曜日) |
営業時間 | 9:00~18:00[7・8月は18:30まで] (レストラン 11:00~14:00) |
特産品 | 柿木味噌、高津川鮎飯の素、高津川鮎の子うるか、梅干し、熊笹エキス入り発酵ドリンク「山の幸」、 柿木村の米、大井谷の棚田米、わさび焼酎、高津川リバービアのクラフトビール、錦華饅頭、 百姓の塩、胡麻ドレッシング、岡本醤油、ダイノーエッグの玉子 |
有機農業にこだわる村
南からアクセスする場合は中国自動車道の六日市ICから国道187号線を北西に18km、
北からアクセスする場合は山陰自動車道の須子ICから国道9号線→国道187号線を南に35km、
島根県南西部の旧柿木村(現吉賀町)に本駅「かきのきむら」はある。
どちらのインターからのアクセスでも道中は殆ど山林の中のドライブ。
やがて数十戸が集まる集落が見えてきてその中心部に本駅は位置している。
一般的に長閑なイメージがある島根県だが、その島根県内でも柿木村は特に長閑な場所。
本駅を訪れる客も少なくコロナ禍前の数値にはなるが年間の利用客は僅か3万7千人。
近年は赤字経営が続いているらしく、吉賀町議会では毎年のように存続を心配する声が挙がっている。
道の駅ファンの一人として、また、本駅のファンの一人として、
一人でも多くの方に本駅を訪れ、素朴な雰囲気が漂う本駅の良さを感じて頂きたいと願っている。
さて、柿木村は無農薬、有機農業にこだわる村。
本駅では農作物にR1,R2,R3,V1,V2,V3の記号でラベリング。
「R」は米(rice)、「V」は野菜(vegetable)を表し、
後ろに付く数字は「1(2年以上農薬/化学肥料不使用)」「2(農薬/化学肥料不使用)」「3(農薬/化学肥料を微量だけ使用)」を表す。
本駅で米、野菜を購入する際は是非、商品に表示されているラベルに注目して頂きたい。
柿木村の米、棚田米、フキ、椎茸など
本駅の紹介はまず農作物直売から行いたい。
農作物が販売されている場所は物産館の中。
お米は物産館の入り口付近、農作物は物産館からレストランに向かう通路脇で販売されている。
お米は「柿木村の米」と「大井谷の棚田米」の2つの種類を販売。
何となく棚田米の方がコストが掛かって高そうに感じるが、
実際には「柿木村の米」は5kg/3700円、「棚田米」は5kg/2980円。
実は「柿木村の米」は2年以上、農薬と化学肥料を使わない水田で生育された「R1」にラベリングされた商品であり、
柿木村自慢の品でもある。
それにしても5kg/3700円という価格は私の知る限り、道の駅で販売されている米では新潟県の魚沼産の米に次ぐ高価格。
この価格設定は味に自信がある証拠と言えるだろう。
野菜に関しては高原野菜が中心。販売されている商品は季節によって異なるが、
私が訪れた4月には大根、ホウレンソウ、フキ、椎茸が主に販売されていた。
私が訪れた時には見かけなかったが、山菜、タケノコ、ニンニク、ブロッコリー、栗、わさび等も特産品のようだ。
ただ、遠方から訪れる方はお米はともかくとして、「ここで野菜を買っても自宅に帰った時には鮮度が…」と思う方もいるかも知れない。
そんな方には総菜コーナーで販売されているお弁当に注目。お手軽に柿木村の新鮮な農作物を味わうことが出来る。
後述のレストランでも、もちろん、柿木村の新鮮農作物を味わうことが出来る。
柿木味噌や高津川の鮎製品が人気
続いて本駅の特産品だが、旧柿木村、及び合併後の吉賀町の特産品を中心に約80品目を販売。
田舎ならではの素朴な商品が並んでいる。
注目の商品は「柿木味噌(567円)」。柿木村は無農薬、有機栽培にこだわりを持つ村と記したが、
実はこの「柿木味噌」も無農薬、有機栽培で育てられた地産の大豆を使用。
「柿木村有機農法研究会」という団体が開発した本仕込味噌である。
駅裏を流れる高津川の鮎を使った商品も本駅の人気商品。
高津川は清流日本一に輝いたこともある川であり、
高津川で獲れた鮎を使った「高津川鮎飯の素」「高津川鮎の子うるか」が人気になっている。
また、柿木村は梅とわさびの産地でもあり、「梅干し」「わさび焼酎」も販売されている。
その他、「柚子みそ」「豆茶」「神楽茶」「蒟蒻」等、素朴な商品が多数。
珍しい所では熊笹エキスを注入した発酵ドリンク「山の幸」も販売されている。
菓子類では吉賀町の老舗菓子店「中田屋本舗」の「錦華饅頭」が人気。
新商品では「高津川リバービアのクラフトビール」「百姓庵の百姓の塩」「岡本醤油醸造の醤油」
「ダイノーエッグの玉子」が販売されている。
営業時間が短いレストランもあり
最後に本駅の「食」の施設の「レストランごはん屋」の紹介を。
まず注意点だが、このレストラン、営業時間がかなり短い。11時開店、14時閉店なので、
レストランを利用されたい方はまず到着時間に注意したい。
一応、夜の営業(17時~21時)もあるが、こちらは完全予約制。
大勢で訪れる場合は事前に予約するのが良いだろう。
ちょっと言い訳になってしまうが、営業時間が短いこともあり、私が過去に本駅を訪れた2回ともレストランは営業時間外。
このため、メニューなどの詳細チェックは出来ていない。
本駅の公式ホームページによると麺類、定食、カレーなどを安価で味わうことが出来るらしい。
人気は「日替わり定食」で、「ハンバーグ定食」や「チキンごぼう定食」等が日替わりで味わうことが出来るようだ。
公式ホームページの写真を見る限りではメインの料理に加えて、味噌汁、小鉢(2つ)、香物が付いてボリューム満点。
利用価値はかなり高そうな感じがする。
近隣のお勧め宿泊施設
(宿名の前の丸数字は地図上の数字に対応したものです。 お勧め順ではありません)■①はらだや旅館
[MAPCODE] 513 074 150*06
(口コミ平均4.6点/5点満点、お勧め度★★☆)
- 道の駅から南西に800m
- 料金(3,800円~)
- 食事付きプランもあり
■②若さぎの宿
[MAPCODE] 513 152 058*50
(口コミ平均4.7点/5点満点、お勧め度★★★)
- 道の駅から西に17km
- 料金(4,000円~)
- 食事付きプランもあり
- 2食付きでも7,200円~、コスパ抜群の宿
■③のれん宿 明月
[MAPCODE] 513 183 008*85
(口コミ平均4.7点/5点満点、お勧め度★★★)
- 道の駅から西に17km
- 料金(朝食付き1人8,000円、2人計14,000円~)
- 2食付きプランもあり
- 創業百余年、純和風の老舗宿
- 津和野駅より徒歩5分、山陰の小京都「津和野」観光の拠点
■④津和野温泉 ゆとりろ津和野(旧わた屋)
[MAPCODE] 513 153 751*74
(口コミ平均4.0点/5点満点、お勧め度★☆☆)
- 道の駅から西に17km
- 料金(1人7,370円、2人計11,000円~)
- (津和野)温泉あり/食事付きプランもあり
- 津和野エリア唯一の温泉宿
- 「ひのき湯」「展望風呂」等、多彩な湯船
上記の料金等は目安としてご活用ください。
料金、宿泊条件の詳細はリンク先のサイトでご確認いただきたく、よろしくお願いします)