(島根県の道の駅 no.09)
道の駅 奥出雲おろちループ
駅名 | 奥出雲おろちループ(おくいずもおろちループ) |
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住所 | 島根県仁多郡奥出雲町八川2500-294 |
駅名の由来 | 駅の近くにある国道314号線のループ橋の愛称より |
施設 | 物産館、喫茶レストラン、アートギャラリー、鉄の彫刻館 |
特産品 | 出雲そば、おろちループバームクーヘン、舞茸わさび |
標高差105メートルを繋ぐループ橋
広島県と島根県を結ぶ国道314号線。その県境付近に本駅はある。広島県側からだと中国自動車道の東城ICから北に約40キロ、島根県側からだと 松江自動車道の三刀屋木次ICから南東に約40キロくらいあるだろうか。いずれにしても長い下道のドライブを楽しむことになる。駅が位置するのは 島根、鳥取、広島の3県の県境付近。近くにJR木次線が走っているが1日3本しか運航しておらず、山間の田舎駅と言えるだろう。駅周辺は105mの 標高差があり、道路の方はループ橋で、鉄道の方は3段スイッチバックで標高差を埋めている。これらのループ橋、スイッチバック共に観光名所に なっている。ループ橋の愛称は「おろちループ」。ヤマタノオロチから命名したものでループ橋の規模としては日本一である。
田舎の割には豪華な施設群
観光名所にもなっている「おろちループ」のおかげで本駅は山間にある道の駅の割には多くの客が訪れる。そのため駅施設も豊富で、物産館、 喫茶レストラン、アートギャラリー、鉄の彫刻館といった豪華なラインナップである。物産館では「出雲そば」が目につく。「松江産そば粉使用」 と書かれているので厳密には奥出雲町の特産品ではないかも知れないが、店の多くのスペースを出雲そばが占めていた。「おろちバームクーヘン」 は間違いなく奥出雲町の特産品。日本一のループ橋にちなんでか、長さ50cmくらいある巨大バームクーヘンである。地産の食材を用いた特産品を 買うのであれば「舞茸わさび」がお勧め。奥出雲町の特産品の舞茸とワサビを組み合わせた商品である。喫茶レストランではアップルパイ、 マロンケーキ等お洒落なデザートを味わうことが出来る。その他「鋼鉄モニュメント」で名高い下田治氏の作品を集めた「鉄の彫刻美術館」や 奥出雲の風景を描いたアートギャラリーもある。入場無料なので是非立ち寄ることをお勧めする。
四季それぞれの景色を楽しめるループ橋
おろちループは四季それぞれの美しい景色を見せてくれる。特に秋の紅葉の季節は美しい。真っ赤な紅葉の中を道が円を描くように走る姿は ここならではの風景である。冬の真っ白な雪の中に浮かぶループ橋の光景も美しい。但し、ループ橋は本駅からではその姿の一部しか見ることが 出来ない。車で少しだけ島根方面に向かい、ループ橋の途中に駐車場があるので、そこに車を止めて徒歩でループ橋全体が見渡せる場所まで 移動するのが最も効率的である。
道の駅看板
物産館。出雲そば、おろちバームクーヘン、舞茸わさび等が特産品として販売されている。
物産館で販売されている出雲そば
喫茶店を兼ねたレストラン。地元の食材を用いた料理を味わうことが出来る。
鋼鉄を用いたモニュメントで名高い下田治氏の作品を展示している「鉄の彫刻美術館」
おろちループ。紅葉の季節は特に美しい。