道の駅　瑞穂

道の駅基本情報

駅名	瑞穂(みずほ)
住所	島根県邑智郡邑南町下田所260-3
コード	726 062 136*67
駅名の由来	市町村合併前の旧町名の瑞穂町より
施設	物産館、農作物直売所、カレーショップ
休館日	1/1 (農作物直売所 1/1、1/2)
営業時間	7:00～18:00 (農作物直売所 9:00～18:00) (カレーショップ 11:00～14:00)
道の駅の特産品	いなか寿し、しめ鯖寿し、石見和牛、酒まんじゅう、酒パウンドケーキ、山菜わさび漬け、わさび茎の佃煮、 ちぎり草餅、銘菓「二ツ山まんじゅう」、金そば、自然薯そば、出雲そば、ノドグロラーメン、しじみ出汁塩ラーメン、 藻塩ようかん、島根粗挽きサラミ、島根邑南チーズ工房のチーズ各種

次々と売れる「いなか寿し」

　浜田自動車道の瑞穂ICから県道50号線/国道261号線を通って東に15km、 島根県南部の旧瑞穂町(現邑南町)に「道の駅　瑞穂」はある。 旧瑞穂町は人口5千人程度の長閑な町。 旧町役場に近い本駅周辺は瑞穂町内では最も栄えている場所ではあるが、それでも田畑や自然が目立つ場所。 そんな長閑な場所にある本駅だが、客数は異様に多い。 本駅の駐車場は満車状態で、臨時の駐車場も8割くらい埋まる状況。 本駅の駐車可能台数が28台と少ないこともあるが、それでもこの田舎の道の駅でこの混雑は信じ難いものがある。 混雑の理由は良く分からないが、本駅がバスターミナルになっているのも一因だろう。 もちろん、本駅が魅力的な道の駅であるということも、その要因であることは間違いない。
　そんな本駅の人気商品は「いなか寿し」。 道の駅の物産館の中央で約30種類、合計300食くらいの「いなか寿し」が販売されている。 「いくらなんでも作り過ぎでは？」と最初、私は思ったが、 商品が陳列されるや否や、客が殺到して次々と売れる。 私も何とか「いなか寿し」を一つキープして食べてみたが、これが本当に美味しい。特にお米が美味しい。 「噛めば噛むほど甘みが増す」と表現すれば良いだろうか。 トッピングされている少し酸っぱい「しめ鯖」との相性も抜群。 個人的にはかなり推奨したい商品である。 この「いなか寿し」は通販はされておらず、本駅に来なければ味わうことが出来ない商品。 本駅に来たならば、絶品の「いなか寿し」を味わってみるのは如何だろうか。

「石見和牛」や「そば」等の特産品も多数

　本駅で際立つ「いなか寿し」の存在だが、実は本駅にはその他にも紹介したい商品が多数ある。 まずは「石見和牛」。種の保全や稀少性を維持するために年間200頭限定生産と決められている石見和牛の牛肉が本駅で販売されている。 これだけ稀少な石見和牛だけに「さぞかし高価なのでは」と感じるかも知れないが、 実際にはそれ程でもなく「牛切り落とし」は180gで379円、「こま切れ肉」は100gで550円、 「ももばら肉」は200gで1500円とまあまあお手頃な価格。 「サーロイン」等の高級部位は当日は販売されていなかったが、おそらく「手の届かない価格」ということはなさそうだ。
　蕎麦も本駅の名物。「生そば」「金そば」「自然薯そば」「出雲そば」など10種類のそばが販売されている。 本駅限定商品の「酒まんじゅう」「酒パウンドケーキ」も人気の商品。 地元の邑南町の酒蔵「玉櫻」の酒が含まれた「大人の和菓子」という感じがする。 町内に本社を構える「邑南チーズ工房」のチーズも本駅の名物商品。 石見高原で育った乳牛から収穫した新鮮な生乳を使用したチーズで、 「カマンベールチーズ」「モッツァレラチーズ」等のラインナップがある。 地味に人気になっているのは「わさび」を使った商品。 「山菜わさび漬け」や「わさび茎の佃煮」など、こちらは通な地元の方が多く購入しているそうだ。 その他にも第25回全国菓子大博覧会で金賞に輝いた「ちぎり草餅」、 邑南町の伝統銘菓の「二ツ山まんじゅう」、「島根粗挽きサラミ」「藻塩ようかん」等の商品が販売されている。

カレーショップも人気

　本駅の「食」の施設はカレーショップ「コトコト」。 オープンしてから間もない新しい店だが、既に人気の店になっている。 注目のメニューは豚足と石見ポークと亀谷味噌を使った「オリジナルカレー(700円)」。 正直に書くと、私は本駅では上記の「いなか寿し」を食べたため、 カレーショップの名物の「オリジナルカレー」は食べていない。 このため味に関するコメントは出来ないが、噂によるとかなり美味しいらしい。 カレーと味噌がブレンドされたら一体どんな味になるのだろう。 個人的には興味津々であり、次回、本駅を訪れる際には食べて、本サイトで報告したいと思う。
　本カレーショップのメニューは少数先鋭で、 オリジナルカレーの他には「温たまカレー(850円)」「焼チーズカレー(900円)」の2つ。 なお、1日50食の限定販売のため、本駅のカレーを味わいたい方は早めに本駅を訪れたい。