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(島根県の道の駅 no.04)

道の駅 ゆうひパーク三隅

道の駅基本情報
駅名 ゆうひパーク三隅(ゆうひパークみすみ)
住所 島根県浜田市三隅町折居220-1
コード 277 867 045*48
駅名の由来 「三隅」は市町村合併前の旧町名の三隅町より。 夕陽が美しい場所であることから「ゆうひパーク」が駅名に取り入れられている。
施設 物産館、農作物直売所、讃岐うどん店、テイクアウトカフェ
休館日 無休
営業時間 9:00~17:30
(讃岐うどん店 10:30~15:00)
(テイクアウトカフェ 9:00~17:00)
道の駅の特産品 三隅羊羹、栗万十(くりまんじゅう)、羹珈琲(ようかん珈琲)、どらイチジク、地酒饅頭、日和高原のミルクジャム、 いちごブッセ、ピオーネブッセ、扶桑茶ブッセ、うなぎ蒲焼、穴子蒲焼、炙り焼きノドグロ、 フルーツ入りシュークリーム各種、ニギスの丸干し、ノドグロふりかけ、ノドグロ水煮

ようこそ!この絶景へ

 山陰自動車道の石見三隅ICから国道9号線を北に3km。 道中は民家どころか田畑も見えない鬱蒼とした森林の中を進むが、 やがて潮の香りが漂い始め、前方に日本海が見えた頃に「道の駅 ゆうひパーク三隅」に到着する。
 さて、冒頭から暗い話で申し訳ないが、本駅は全国の道の駅の中でも特に経営状況が厳しい道の駅。 本駅が面する国道9号線は元々は山陰地方の主要道路だったが、 国道9号線に並走するように山陰自動車道の三隅-浜田間が2016年12月に開通。 しかもこの区間が無料開放されたため、沿道の国道9号線の交通量は激減。 本駅の利用客も大幅減になってしまった。 現時点では管轄する浜田市側からは公式の発表は無いが、 地元紙の報道によると2021年3月で閉鎖を検討との報道もある。 事実、私が訪れた日も平日とはいえ、約1時間の滞在の間に客は私一人のみ。 この状況では閉鎖はやむなしという感じがする。
 ただ、道の駅のファンの方々には本駅からの絶景は一度は見て、そして心に留めておいてほしいと思う。 遮るものが何もない日本海の景色は道の駅からの景色としては最上位。 もし「道の駅絶景ランキング」というものがあれば、5本の指に入るのではないだろうか。 夕陽の時間帯は更に絶景。本数は少ないが山陰本線のかわいい電車とのコラボもあるので「撮り鉄」の方にもお勧めである。

三隅銘菓の羊羹と饅頭が人気

 施設閉鎖が取り沙汰されている今、この情報がいつまで有効か分からないが、とりあえず本駅の施設紹介を行いたい。 まず道の駅の物産館だが大きさはコンビニエンスストアの半分くらい。 商品は浜田市、及び島根県全般の土産品が80品目くらい並んでいる。 目に付く商品は地元の伝統銘菓。 本駅は島根県北西部の旧三隅町に位置しているが、三隅地区の銘菓「三隅羊羹」「栗万十(くりまんじゅう)」 「どらイチジク」「地酒饅頭」等が販売されている。
 私はこの中から「三隅羊羹」と「栗万十」を購入。 「三隅羊羹」は大正15年に販売を開始した昔ながらの羊羹。 かまどで薪を焚き、手で練り上げた昔と全く同じ手法で作った羊羹である。 味は一口食べただけで「甘い」と感じる昔ながらの羊羹。現代風なアレンジも味付けも一切行っていない懐かしい味がする。 「栗万十」も昔ながらの饅頭という感じ。栗が練り込まれた白餡がたっぷりと入ったボリューム感のある甘い饅頭である。 新商品としては羊羹のような珈琲の「羹(かん)珈琲」。 ブルーベリー、いちじく、ピオーネが入ったフルーツシュークリーム各種も本駅自慢の商品である。
 また、海産物加工品も数多く販売されている。 中でも「ニギスの丸干し」「ポンコロの丸干し」は中々他では見かけない面白い商品。 日本海の幸のノドグロを使った「ノドグロふりかけ」「ノドグロおかず味噌」「ノドグロだし醤油」「ノドグロ水煮」もある。

「いさり火セット」が自慢のメニュー

 物産館の向かい側にあるのはレストラン「いさり火」。 私が訪れた平日はメニューは10種類だけだったが、休日には約20のメニューの中から好みの料理を選択できる。 レストランの自慢のメニューは店名を冠した「いさり火セット(950円)」。 レストラン人気メニューの「いかめし(700円)」と「きつねうどん(600円)」がセットになったもの。 特に「いかめし」はツルっとした食感のイカの中にモチモチのもち米が詰まった人気の商品。 持ち帰りもできるので、ホテルでの夕食に、車中泊の方には夜食にもお勧めである。 それにしてもセットにすると350円もお得になるのは規格外のサービスと言って良いだろう。 休日限定メニューになるが日本海の海の幸をたっぷり味わう「海鮮丼(1100円)」、 ウニ、イカ、いくらがたっぷり乗った「いさり火三色丼(1500円)」も味わってみたいメニューである。


[注]閉鎖が取り沙汰されていた本駅ですが、とりあえず存続が決定された模様です。 2021年4月にリニューアルオープン。讃岐うどん店「なごみ」とテイクアウトカフェ「ori's cafe」 が新たにオープンしました。なお、上述のレストランは残念ながら閉鎖になりました。



道の駅 | ゆうひパーク三隅 | 道の駅看板

道の駅看板

道の駅 | ゆうひパーク三隅 | ようこそ!この絶景へ

ようこそ!この絶景へ

道の駅 | ゆうひパーク三隅 | 駅施設

駅施設。左側に物産館、右側にレストランがある。

道の駅 | ゆうひパーク三隅 | 栗万十と三隅羊羹

三隅銘菓の栗万十(102円)と三隅羊羹(130円)

道の駅 | ゆうひパーク三隅 | ジャンボかぼちゃ

ジャンボかぼちゃが展示されている

道の駅 | ゆうひパーク三隅 | 駅から見る日本海の風景

駅から見る日本海の風景

道の駅 | ゆうひパーク三隅 | 夕映え見ごろ時間帯

夕映えを見たい方はこの表を参考に。ちなみに夕刻の時間帯の電車は1時間に上下線1本ずつ程度。

「道の駅 ゆうひパーク三隅」近隣の宿泊施設

(宿名の前の丸数字は地図上の数字に対応したものです。 お勧め順ではありません)

■①マリーンホテル はりも
 [MAPCODE] 277 742 258*86
 (口コミ平均4.0点/5点満点、お勧め度★☆☆)

 - 道の駅から南西に7km
 - 料金(1人5,500円、2人計10,000円~)
 - 食事付きプランもあり
 - 海岸線ぎりぎりに立つホテル、全室オーシャンビュー

   

■②荒磯温泉 荒磯館
 [MAPCODE] 277 616 477*07
 (口コミ平均4.5点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から南西に14km
 - 料金(2食付き2人計30,000円~)
 - 温泉あり
 - 日本海沿いに建つホテル、露天風呂から見る夕日の絶景

   

■③浜田ニューキャッスルホテル
 [MAPCODE] 241 219 525*64
 (口コミ平均4.1点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から北東に14km
 - 料金(1人5,000円、2人計8,181円~)
 - 朝食付きプランもあり[+454円/人]

   

■④グリーンリッチホテル浜田駅前
 [MAPCODE] 241 221 724*50
 (口コミ平均4.2点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から北東に14km
 - 料金(1人5,454円、2人計6,181円+P料金[800円]~)
 - 朝食付きプランもあり[+546円/人]
 - 人工温泉大浴場あり

   

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■②荒磯温泉 荒磯館

2人計30,000円~とお手軽料金とは言い難いが、価格以上の価値がある温泉旅館。 何と言っても景色が素晴らしい。海岸線ギリギリにある露天温泉から日本海に沈む夕日を堪能。

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(※ 料金、宿泊条件は時期により変動する場合があります。
上記の料金等は目安としてご活用ください。
料金、宿泊条件の詳細はリンク先のサイトでご確認いただきたく、よろしくお願いします)