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(島根県の道の駅 no.02)

道の駅 頓原

駅基本情報
駅名 頓原(とんばら)
住所 島根県飯石郡飯南町花栗48
コード 543 304 347*31
駅名の由来 市町村合併前の旧町名の頓原町より
施設 物産館、農作物直売所、レストラン、フードコート、大しめなわ創作館
休館日 12/31、1/1、木曜日
(農作物直売所 12/31、1/1、第3木曜日)
(大しめなわ創作館 年末年始)
営業時間 9:00~17:00[スタンプは24時間]
(農作物直売所 8:00~17:00[冬期は9:00~16:00])
(レストラン[食事] 9:00~15:00)
(レストラン[喫茶] 9:00~17:00)
(大しめなわ創作館 10:00~17:00)
特産品 とんばら漬け、頓原味噌、大しめなわそば、そばかりんとう、志学のだし、赤来高原りんごジュース、 出雲そば、縁結びまんじゅう、仁多米せんべい、宿儺(すくな)カボチャ、伯爵カボチャ、そうめんカボチャ(金糸瓜)、 坊ちゃんカボチャ、琴引の米(コシヒカリ/つや姫)

添加物を使わない「とんばら漬け」が名物

 松江自動車道(無料区間)の雲南吉田ICから県道38号線/国道54号線を使って南西に20km、 島根県南部の旧頓原町(現飯南町)に本駅「頓原」はある。 かつては米作、牧畜、木炭などの一次産業で栄えた頓原町だが、減反政策や燃料の変化に伴い地場産業は衰退。 現在は125平方キロメートルという広い町域に僅か2千人が暮らす過疎の町になっている。 駅周辺も山に囲まれた自然豊かな環境になっている。
 そんな頓原町の特産品は「とんばら漬け」。 雪深い頓原町の冬の間の保存食として作られてきたこの漬物は、昭和54年より町外への販売を開始。 地味ながらも徐々に売り上げを伸ばし、現在では年間5億円を売り上げる町を代表する商品になっている。
 「とんばら漬け」の特徴は防腐剤や着色料などの食品添加物を一切使っていないこと。 着色料を使っていないため「とんばら漬け」は見た目は「くすんで」見えるが、これは健康的な食品の証拠でもある。 添加物を使っていないためだろうか、味は素朴であっさり。 ボリボリといくらでも食が進んでしまうほど食べやすい。 原材料は頓原町産の大根、きゅうり、ウリ、ナス、ニンジン、ワラビ、しその実、生姜と多彩。 栄養バランスが良く、味の変化、舌触りの変化もあり、これも食が進む要因の一つだろう。 本駅を訪れた際は是非「とんばら漬け」を味わってみるのは如何だろうか。

とんばら漬け通販

カボチャ、そば、ワニ料理

 本駅は物産館、農作物直売所、レストラン、フードコートから成る道の駅。 田舎にある道の駅の割には多彩な施設が揃っている。 ちなみに上記の「とんばら漬け」は農作物直売所の奥の方で販売されているので、 「とんばら漬け」の購入を希望される方は農作物直売所まで足を運んでいただきたい。 その農作物直売所で目に付く商品はカボチャ。 宿儺(すくな)カボチャ、伯爵カボチャ、そうめんカボチャ(金糸瓜)、坊ちゃんカボチャの4つの種類のカボチャが販売されている。 特にヘチマのような細長い形の「宿儺カボチャ」、 実を茹でると素麺のように変化する「そうめんカボチャ」は中々見ることが無い珍しい商品。 カボチャ好きの方には何を買おうか迷ってしまうのではないだろうか。 その他にもトマト、白菜、大根、里芋、エビイモ等の高原野菜が販売されている。
 物産館で目に付く商品は島根県、広島県を中心に11店舗を展開している蕎麦の名店「福一」の商品。 実は「福一」の本店は頓原町にあり、本駅でも数多くの「福一」のそばが販売されている。 特に注目したい商品は「大しめなわそば」。 後述するように頓原町は「大しめなわ」作りが伝統工芸だが、「大しめなわ」と「福一」がコラボした商品。 2人前のそばに稲わらで作ったミニしめ縄リースがセットになった縁起物の商品である。 飯南町志学地区の原木椎茸を使ったそばつゆ「志学のだし」も本駅の人気商品。 「大しめなわそば」を「志学のだし」で味わえば、頓原の味を満喫できるだろう。
 本駅のレストランで注目のメニューは「ワニ料理」。 ワニ料理と言っても「ワニ」を使った料理では無く、サメを使った料理のこと。 島根県ではサメ料理全般をワニ料理と呼ぶらしい。 名物メニューは「ワニフライ定食(1200円)」。「ワニのあんかけ定食(970円)」「ワニ天うどん(820円)」も味わうことが出来る。 私は頓原味噌を使った「味噌ラーメン(820円)」を注文。 こちらも、まろやかな味で個人的にはお勧めしたいメニューである。

大しめなわ創作館でしめ縄作りの見学

 本駅の物産施設の紹介は以上だが、もう一つ、 本駅を訪れたからには是非、立ち寄っていただきたい施設がある。 それは、本駅から歩いて2~3分の場所にある「大しめなわ創作館」。 実は、頓原町は古くから出雲大社神楽殿の大しめ縄の制作が行われていて、 現在もしめ縄作りの技術と伝統が受け継がれている。
 「大しめなわ創作館」はしめ縄の制作工程を見学可能。 また、実際にしめ縄作りを体験したり、しめ縄を購入することも出来る。 見学だけなら入場料は無料。体験メニューは初級コースが980円、 正月飾りにも使用可能なしめ縄を作る中級コースは2200円である。 なお、繁忙期の12月は体験コースは受付しないそうなので、 しめ縄作り体験を希望される方は12月以外の10時から16時までの間に来館されたい。



道の駅看板

道の駅看板

オリジナルの看板

道の駅看板よりも目立つ本駅オリジナルの看板

物産館とレストラン

物産館とレストランが入る建物

観光案内所とフードコート

観光案内所とフードコートが入る建物。本文では触れなかったが、フードコートでは焼いも、 赤来高原のリンゴジュース、アイスクリームを味わうことが出来る。

農作物直売所

農作物直売所。カボチャを始めとした高原野菜を販売。とんばら漬けもここで販売されている。

とんばら漬け

名物の「とんばら漬け」。防腐剤や着色料などの食品添加物を一切使っていないのが特徴。写真は小サイズ(70g)。

味噌ラーメン

ワニ料理と並んで人気メニューの「味噌ラーメン」。頓原味噌入り。

大しめなわ創作館

道の駅から歩いて数分の場所にある「大しめなわ創作館」。入館料は無料。 年中無休(年末年始を除く)。開館時間は10時~17時。

大しめ縄

出雲大社神楽殿にも使用されている大しめ縄を見ることが出来る

しめ縄作り体験コーナー

館内のしめ縄作り体験コーナーとしめ縄展示販売コーナー。 しめ縄作成工程の見学コーナーもある。

近隣のお勧め宿泊施設

(宿名の前の丸数字は地図上の数字に対応したものです。 お勧め順ではありません)

■やまなみ都市交流センター
 (口コミ平均--点/5点満点)

 - 道の駅構内
 - 料金(5,000円~)
 - 食事付きプランもあり
 - 【注】木曜日は定休日

 やまなみ都市交流センター

■①憩いの郷 衣掛(きぬがけ)
 [MAPCODE] 430 296 302*76
 (口コミ平均3.7点/5点満点、お勧め度★☆☆)

 - 道の駅から南西に14km
 - 料金(5,000円~)
 - 食事付きプランもあり
 - 【注】祝日を除く火曜日は定休日

 憩いの郷 衣掛(きぬがけ)

■②三瓶温泉 国民宿舎さんべ荘
 [MAPCODE] 430 705 424*61
 (口コミ平均4.4点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から西に22km
 - 料金(1人8,137円、2人計13,546円~)
 - (三瓶)温泉あり/食事付きプランもあり
 - 16種類の源泉掛け流し露天風呂が人気

   

■③三瓶温泉さひめ野
 [MAPCODE] 430 704 709*36
 (口コミ平均4.0点/5点満点、お勧め度★☆☆)

 - 道の駅から西に22km
 - 料金(5,910円~)
 - (三瓶)温泉あり/食事付きプランもあり
 - 🐶ペット可のプランあり[追加料金+4,200円]
 - ペットに関する詳細はペットお知らせ(じゃらん)を参照
 - 満天の星空を眺める露天風呂が自慢

   

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(※ 料金、宿泊条件は時期により変動する場合があります。
上記の料金等は目安としてご活用ください。
料金、宿泊条件の詳細はリンク先のサイトでご確認いただきたく、よろしくお願いします)