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(鳥取県の道の駅 no.17)

道の駅 西いなば気楽里

道の駅基本情報
駅名 西いなば気楽里(にしいなばきらり)
住所 鳥取県鳥取市鹿野町岡木280-3
コード 345 591 293*33
駅名の由来 「西いなば」は鳥取市の西地域の総称。「気楽里」は明るい道の駅のイメージや利用者に楽しんでもらいたいとの想いから。 なお駅名は公募により決定した。
施設 物産館、農作物直売所、海産物販売所、レストラン、軽食コーナー、コンビニ、足湯
休館日 無休
営業時間 9:00~18:00
(レストラン 10:00~17:00)
(軽食コーナー 10:00~16:00[土日祝は17:00まで])
(コンビニ 24時間)
道の駅の特産品 茲矩(これのり)しょうが、鹿野そば、しかのSO~BAR(鹿野そば粉のビスコッティ)、貝がらもなか、みそっこまんじゅう、 鳥取雑煮、焼き鯖寿司、美歎(みたに)牛カレー、鳥取チキンカレー、二十世紀梨カレー、とうふちくわ、長芋かまぼこ、鳥取らっきょう

鳥取市に3つ目の道の駅がオープン

 山陰自動車道(鳥取西道路)の浜村鹿野温泉ICを降りて直ぐ、鳥取県北西部の旧鹿野町(現鳥取市鹿野町)に「道の駅 西いなば気楽里」はある。 高速道路を使うと車窓の景色を確認する暇もなく、あっという間に本駅に到着してしまうが、駅周辺は田畑や山林が織りなす美しい農村の景色。 一般道を使ったアクセスをお勧めしたいところだが、最新の地図を搭載したナビが無いと意外と本駅へのアクセスは難解。 ちなみに私は本駅に向かう際、20分くらい辺りを彷徨ってしまった。
 本駅は2019年6月30日オープンの新しい道の駅。鳥取市内では「神話の里白うさぎ」「清流茶屋河原」に次いで3つ目の道の駅になる。 特に「神話の里白うさぎ」とは距離も近く、販売されている特産品は「神話の里白うさぎ」と被るものが多い。 ただ「茲矩しょうが」「鹿野そば」等、本駅ならではの商品もある。 名湯「浜村温泉」の湯を引いた足湯施設も本駅ならではのもの。 そして何といっても本駅の方が新しいのでトイレなどの各施設は圧倒的に綺麗。 道の駅ファンの方は「神話の里白うさぎ」だけでなく、是非、本駅「西いなば気楽里」にも立ち寄っていただきたい。

地産の生姜と蕎麦が名物

 本駅の建物の入り口を抜けると正面にあるのは観光案内ビデオを備えた大きな休憩所。真っ新な座敷も用意されている。 ここから左に行けば軽食コーナー、その奥には農作物直売所、海産物直売所を兼ねた物産館がある。 一方、右に向かえばレストランがある。また入り口は別だが、24時間営業のコンビニエンスストアもある。
 道の駅の物産館は少々小さいものの鳥取県内の代表的な特産品を販売。土産選びに困ることはなさそうだ。 その中で目に付くのは「西いなば逸品コーナー」。ここで本駅ならではの商品が販売されている。 まず紹介したい商品は「茲矩(これのり)しょうが」。旧鹿野町と隣町の旧気高町地区のみで栽培されている生姜で、 約400年前に鹿野城主亀井茲矩公が東南アジアから持ち帰り栽培を奨励したことが起源と言われている。 私が訪れた10月下旬は茲矩しょうがを多数販売。旬の季節以外でも「茲矩しょうがパウダー」が販売されている。 旧鹿野町は蕎麦の産地としても有名。「鹿野そば」やそば粉を使ったビスコッティ「しかのSO~BAR」も人気になっている。
 カレーの品揃えが豊富なのも本駅の特徴。鳥取のブランド牛肉の美歎(みたに)牛を使った「美歎牛カレー」を始めとして、 「鳥取チキンカレー」「鳥取ハワイホルモンカレー」「二十世紀梨カレー」等が販売されている。 鳥取の郷土食「鳥取雑煮」も注目したい商品。全国的に珍しい小豆を使った甘い雑煮を味わうことが出来る。 慶応元年創業の鳥取県の老舗「ちむら」の「とうふちくわ」も人気の商品。 「ちむら」の商品では「かに竹輪」「鯛かまぼこ」「長芋かまぼこ」等も販売されている。

こんなラーメン初めて。「しょうがラーメン」

 本駅の「食」の施設は「レストラン鷲峰山」が中心。 定食類、ラーメン、うどん、カレーを味わうことが出来るこのレストランは510円~1850円の価格帯。 西いなばの味を満喫するまあまあ高価なメニューから、安く済ませるメニューまで揃っているのが特徴である。
 注目メニューは「西いなば生姜ラーメン(820円)」。西いなば地区名物の茲矩しょうがを使ったご当地ラーメンだが、 特徴は生姜よりもラーメンスープ。スープがあんかけ麺によく使われるドロドロのスープを用いている。 トッピングされているのは生姜、チャーシュー、メンマ、もやし、ネギと多彩。 中でも生姜の味がかなり強く生姜独特の瑞々しい辛みがする。そして、食べると同時に体が内部からポカポカに温まる感じ。 特に寒い日に食べると美味しく感じるのではないだろうか。 とにかく「こんなラーメン初めて」というのが私の感想である。
 「日替わり海鮮まんぷく御膳(1850円)」は本レストランで最も高いメニューでプチ贅沢をしたい方にお勧め。 鮮魚のお造り、焼き魚、茶碗蒸し、ごはんに小鉢2種が付いてくる。魚は日替わりで、当日の仕入れ状況で変わるそうだ。 鳥取伝統の「酒ノ津仕立て」の「塩サバ定食(870円)」も本駅ならではの人気メニュー。 「酒ノ津仕立て」とは開いた魚を一晩冷水に漬けて血を抜いて身を引き締め、 臭みが無くなったところで一本一本に甘塩を手で振り掛ける魚の調理法のこと。 日常食べているサバとは全く違う、鯛のように身が引き締まったサバを味わうことが出来るそうだ。 その他にも「刺身定食(1500円)」「海鮮丼(1200円)」「大山豚の生姜焼き定食(800円)」等を味わうことが出来る。
 フードコート「SOY BREAK」はソフトクリーム、ジェラード、シフォンケーキ等を味わうことが可能な店。 店の名物は「SOYソフト」。大豆を使ったソフトクリームでプレーン/抹茶/ミックスの3つの味を楽しむことが出来る。 大豆の味噌汁や大豆入りのおにぎり、大豆を使った食パンも人気になっている。



道の駅 | 西いなば気楽里 | 道の駅看板

道の駅看板。山陰自動車道の浜村鹿野温泉ICはすぐ近く。

道の駅 | 西いなば気楽里 | 道の駅全景

道の駅の全景。左側に24時間営業のコンビニエンスストア(ファミリーマート)、中央付近に物産館、右側にレストランがある。

道の駅 | 西いなば気楽里 | 観光案内所

入り口から入ってすぐの場所に観光案内所がある

道の駅 | 西いなば気楽里 | 物産館

物産館、農作物直売所、海産物直売所が入る建物。本文では触れなかった農作物直売所では約50種類の野菜/果物を販売。 海産物直売所ではタコ、赤カレイ、沖ギス、スルメイカ、真鱈などを販売している。

道の駅 | 西いなば気楽里 | 軽食コーナー「SOY BREAK」

軽食コーナー「SOY BREAK」。大豆を使った軽食を提供。名物は「SOYソフト」。

道の駅 | 西いなば気楽里 | レストラン「鷲峰山」

レストラン「鷲峰山」。窓が大きく温かい日差しが差し込む。

道の駅 | 西いなば気楽里 | しょうがラーメン

レストランの名物の「しょうがラーメン」。ドロドロのラーメンスープが特徴的。瑞々しい生姜の辛みと合っている。

道の駅 | 西いなば気楽里 | 足湯

名湯「浜村温泉」の湯を引いた足湯施設。利用料は無料。

「道の駅 西いなば気楽里」近隣の宿泊施設

(宿名の前の丸数字は地図上の数字に対応したものです。 お勧め順ではありません)

■①浜村温泉 魚と屋
 [MAPCODE] 345 621 734*18
 (口コミ平均4.1点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から北に2km
 - 料金(1人6,100円、2人計11,000円~)
 - (浜村)温泉あり/食事付きプランもあり
 - 水産会社直営の宿、新鮮魚介類を使った料理が自慢

   

■②貝殻節の里 旅風庵
 [MAPCODE] 345 621 855*54
 (口コミ平均4.3点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から北に2km
 - 料金(2食付き1人9,000円、2人計16,000円~)
 - (浜村)温泉あり
 - 冬は松葉ガニプランが人気

   

■③鹿野町国民宿舎 山紫苑
 [MAPCODE] 345 501 217*05
 (口コミ平均3.9点/5点満点、お勧め度★☆☆)

 - 道の駅から南に3km
 - 料金(5,910円~)
 - 温泉あり/食事付きプランもあり
 - 庭園付き露天風呂と展望風呂が自慢

   

■④星空の宿 お宿 夢彦
 [MAPCODE] 345 441 637*53
 (口コミ平均4.1点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から南に5km
 - 料金(朝食付き2人計26,000円~)
 - 温泉あり/2食付きプランもあり
 - 全10室に専用露天風呂付き

   

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(※ 料金、宿泊条件は時期により変動する場合があります。
上記の料金等は目安としてご活用ください。
料金、宿泊条件の詳細はリンク先のサイトでご確認いただきたく、よろしくお願いします)