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(鳥取県の道の駅 no.16)

道の駅 琴の浦

駅基本情報
駅名 琴の浦(ことのうら)
住所 鳥取県東伯郡琴浦町別所1030-1
駅名の由来 「琴の浦(琴ノ浦)」はかつての琴浦町の海岸一帯の呼び名。現在の琴浦町は「琴ノ浦」に由来している。なお駅名は公募により決定した。
施設 物産館、農作物直売所、水産物直売所、レストラン、軽食コーナー、観光案内所
特産品 ふろしきまんじゅう、銘菓「大風呂敷」「黄金色のポルボローネ」、赤碕ちくわ、赤崎漁港の水産物(紅ズワイガニ/サザエ/真鯛/等)、 鯖のへしこ、琴の浦牛骨ラーメン、スイカたまり漬、鳥取肉まん、砂丘らっきょう、金のらっきょう漬け、 二十世紀梨ゼリー、焼きかにせんべい、梨ワイン、地酒「琴浦」「鳥姫」

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町内2つ目の道の駅

 鳥取県鳥取市から山口県下関市まで全長380kmの山陰自動車道。 本駅「琴の浦」は始点の鳥取ICから53km、高速道路から直接アクセス可能な琴浦PA内にある。 本駅が位置するのは鳥取県北西部の琴浦町。2017年4月にオープンした本駅は「ポート赤碕」に次いで町内2つ目の道の駅となる。
 本駅に関して特筆すべきことは、既存の道の駅「ポート赤碕」から僅か600mしか離れていない点。 実は、道の駅の新規登録の要件の1つに「既存の道の駅から10km以上離れていること」というものがあるが、 本駅に関しては特例が認められたことになる。 特例が認められた理由は「高速道路上にある本駅は観光案内を中心に行い、観光客を既存の道の駅や町内の観光地に誘導する」という琴浦町の観光戦略。 これが国土交通省に認められ、平成27年度の重点道の駅に選定され、開業に至っている。
 ただ、現実はこの琴浦町の観光戦略はあまりうまく行っていないようだ。 やっぱり観光客は面倒なことが嫌い。たとえ600mでも、わざわざ古い道の駅に移動する客は少なく、買い物や食事は本駅で済ます客が殆ど。 その結果、道の駅を含めた琴浦町全体の観光入込客の70%以上が本駅の利用客となり、本駅のみが賑わう状況になっている。 それはともかく、本駅は鳥取県内で有数の人気を誇る道の駅。 本駅を訪れた際は琴浦町ならではの特産品や食事を満喫したい。

風習が生んだ「風呂敷」に纏わる特産品

 本駅は物産館、農作物直売所、水産物直売所、レストラン、軽食堂、観光案内所から成る施設構成。 計画段階では「本駅は観光案内を中心」、物産品販売や食事は既存の道の駅「ポート赤碕」で、という戦略だったはずだが、 現実は物産品販売も食事提供も「ポート赤碕」よりも本駅の方が遥かに上位。 販売されている商品も多く、レストランのメニューも充実している。
 まずは物産館の紹介だが、物産館で目に付く商品は琴浦町の伝統銘菓の「ふろしきまんじゅう」と「大風呂敷」。 どちらも「風呂敷」が商品名に入っているが、これは琴浦町では昔から祝い事があった時に 「木綿地に家紋を染めた風呂敷を用意して祝う」という風習から名付けたもの。 琴浦町民には今でも祝いの席に定番の菓子になっている。
 私は赤い風呂敷に包まれた「大風呂敷」を購入。 風呂敷を開けると紙の包装、それを開けると更に紙の包装、それを開けると今度はプラスティックの包装、 究極の過剰包装だが、まあ縁起物ということで良しとしよう。 中身は山梨銘菓の桔梗屋信玄餅によく似ている。但し、蜜は梨の成分を配合して鳥取県らしさを出している。 値段は2個入りで320円。ちなみに黒い風呂敷に包まれた「大風呂敷」もあるが、中身は同じである。
 水産物直売所では赤碕漁港で水揚げされた日本海の幸がいっぱい。 紅ズワイガニやサザエ、80cm位ある大きな真鯛、サワラ、天然ブリ等が並んでいる。 「赤碕ちくわ」も赤碕漁港の古くからの名物。「飛魚のちくわ」や最近流行りの「タピオカ飛魚天」等が販売されている。

三度おいしい「三度笠定食」

 本駅の「食」の施設はレストラン「あかさき亭」と軽食堂「琴浦うまいもんや」の2つ。 どちらの店でも琴浦町、及び鳥取県ならではの料理を味わうことが出来る。
 「あかさき亭」の名物メニューは琴岡町の観光名所「波しぐれ三度笠」を冠した「三度笠定食(950円)」。 千円を切るお手頃価格のメニューだが、琴岡町の名産を3種類味わうことが出来る「三度おいしい」料理である。 メインは赤碕漁港直送の鮮魚を用いた刺身。魚は当日の水揚げ状況によって変わるが、私が訪れた日はサワラ、アジ、ブリの3種。 脂が適度に乗ってとても美味しい。 メインに添えられた「焼イカ」も中々の味。焼きイカ独特の臭いも堪らない。 締めの「炊き込みご飯」はサザエ入り。コリコリのサザエの食感が食欲をそそってくれる。 「海鮮丼(1200円)」や「あごカツ丼(800円)」も人気のメニューになっている。
 「琴浦うまいもんや」の名物メニューは海藻の「あかもく」を使った「あかもくそば」と「あかもくうどん」(共に600円)。 ネバネバとした食感が特徴の「あかもく」を堪能できる。 6種類のスパイスに牛すじ肉を加えたカレーも自慢のメニュー。「カレーライス(550円)」「あごカツカレー(700円)」 「カレーラーメン(700円)」等のカレーを使ったメニューを味わうことが出来る。 その他にも鳥取のB級グルメとして有名な「牛骨ラーメン」等を味わうことが出来る。 テイクアウトメニューでは「カレーパン(200円)」と「鳥取牛肉まん(380円)」が人気商品。 「カレーパン」は当店自慢のカレーを包んだもの。 「鳥取牛肉まん」は鳥取牛肉が詰まった甘辛の具材と、ほんのりと甘い皮の味のコントラストが絶妙である。


道の駅看板

国道9号線にある道の駅看板。もちろん高速道路上にも道の駅看板は存在する。

駅施設

横長の駅施設。右から農作物直売所、物産館、軽食堂、レストラン、水産物販売所の順に並んでいる。

物産館

物産館。琴浦町の銘菓「ふろしきまんじゅう」「大風呂敷」や鳥取県全般の特産品を販売している。

ソフトクリーム売店

ソフトクリーム売店もある。二十世紀梨ソフトクリームが特に人気。

大風呂敷

銘菓「大風呂敷」。2個入り320円。

大風呂敷

銘菓「大風呂敷」。風呂敷を開くと紙の包装が現れる。

大風呂敷

銘菓「大風呂敷」。紙の包装を開けると更に包装がある。

大風呂敷

銘菓「大風呂敷」。更に包装を開けるとプラスティック容器の中に菓子が現れる。

三度笠定食

レストラン「あかさき亭」の名物メニュー「三度笠定食」。950円は安い。