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(鳥取県の道の駅 no.15)

道の駅 にちなん 日野川の郷

道の駅基本情報
駅名 にちなん 日野川の郷(にちなん ひのがわのさと)
住所 鳥取県日野郡日南町大字生山385
コード 418 607 078*12
駅名の由来 「にちなん」は町名の日南町より。「日野川」は日南町の三国山を源流とする鳥取県を代表する河川。 日野川の上流域が本駅の横を流れている。
施設 物産館、農作物直売所、日南トマトの店、レストラン
休館日 無休
(日南トマトの店 12/30~1/3)
営業時間 8:30~18:00
(レストラン 11:00~14:30[土日祝は16:30まで])
(日南トマトの店 9:00~17:00)
道の駅の特産品 日南トマト、トマトジュース「まるごとトマト」、トマトシフォンケーキ、トマトソフトクリーム、トマトパフェ、 ブルーベリージャム、りんごジャム、ルバーブジャム、焼きドーナッツ、りんご入りチョコ「ちょこtoあびれ」、 自然薯バウムクーヘン、自然薯プリン、地産の米「一心米」

トマトが美味しい町

 米子自動車道の江府ICから国道183号線(途中までは国道180号線と重複区間)を南西に28km、 鳥取県南西部の日南町に「道の駅  にちなん 日野川の郷」はある。 日南町は「鳥取県の奥座敷」と呼ぶに相応しい町。 鳥取県は小さな県で県内の移動ならどこでも短時間で可能というイメージがあるが、日南町だけは別。 島根県や岡山県を深くえぐるように入り込んだ先にあるため、最寄りの高速インターからでも1時間近く掛かってしまう。 本駅までの道のりもかなり長い。以前は「鳥取県の道の駅巡りは頑張れば1日で可能」という話もあったが、 本駅が登録された以後は1日では無理。 自然豊かな日南町の宿で1泊して、1泊2日で鳥取県の道の駅巡りをするのも良さそうだ。
 そんな日南町の特徴は冷涼な気候と清澄な水。 西日本有数の豪雪地域に属し、また清流として有名な日野川の上流域にある。 特産品はクオリティの高い農作物。特にトマトは日南町を代表する特産品で驚くほど甘くて美味しい。 本駅を訪れた際は他の地域のトマトとは全く違う「甘くて美味しいトマト」の味を満喫したい。

果肉感の強いトマトジュースが人気

 その日南町のトマトだが、道の駅のトマト専門店「まるごとトマト」で味わうことが出来る。 人気No.1の商品は店名と同じ商品名のトマトジュース「まるごとトマト」。 私も実際に飲んでみたが、普通のトマトジュースとは全く違う。 まず甘さが違う。一般的にトマトは輸送を考慮して完熟よりも少し前の段階で収穫されるが、 「まるごとトマト」に用いるトマトは完熟状態で収穫したトマトを使用。 糖度を限界まで貯め込んでいるため、とても甘いトマトジュースに仕上がっている。 また、果肉感が違う。普通のトマトジュースにも「とろみ」はあるものの、 「まるごとトマト」は「とろみ」を超えて「ドロドロ」とした果肉感が特徴。 まるでトマトをミキサーにかけてジュースにした直後のような感覚である。 値段は180ml入りで335円。普通のトマトジュースに比べると高いが、高いだけの価値はあると感じる。
 ジュースではない「日南トマト」ももちろん店の人気商品。 こちらは4個で330円と高くない。むしろ安いくらい。こちらも本当に甘くて美味しい。 その他にも「トマトケチャップ」「トマト入り焼肉のたれ」「トマトソフト」「トマトシフォンケーキ」等が販売されている。

道の駅の物産館、レストランも充実

 本駅は物産館、レストランも中々充実している。 道の駅物産館では日南町の特産品、及び鳥取県内の特産品を広く販売。 目に付くのは「日南町加工品コーナー」で、ここでは「ブルーベリージャム」「りんごジャム」「ルバーブジャム」等のジャム類、 及び「そば饅頭」「黒糖かりんとう」等の懐かしの菓子類が販売されている。 焼ドーナッツも本駅の名物で「紅はるか」を使ったドーナッツや「りんご」を使ったドーナッツが人気になっている。 また、本駅専属のパティシエが作るオリジナルスイーツも人気の品。 「スペシャルショートケーキ」「トロワフロマージュ」等、個性的なケーキが数多くあり、 遠く離れた県内の都市部や岡山県から峠を越えて買いに来る客も多いらしい。 物産館の一角では地産の農作物を販売。 一心米コシヒカリ/ミルキークイーン等の地産の米や、世界三大健康野菜の一つに数えられている「赤菊芋」、 日南町の隠れた名産品と言われている「日南ピーマン」等が販売されている。
 道の駅レストラン「ほっとす」は定食メニュー5つ、単品メニュー6つ、カレーメニュー3つと、どちらかといえば少数先鋭のメニュー構成。 人気のメニューは日南トマトをふんだんに使った「とまとカレー(700円)」と「とまとカツカレー(900円)」の2品。 どちらも日南トマトの特徴であるトマトの甘さを十分に感じることが出来る。 鳥取のブランド鶏肉「大山ハーブ鶏」を使った「からあげ定食(850円)」も人気のメニュー。 大山ハーブ鶏の特徴である旨みとジューシーな食感を味わうことが出来る。 少し贅沢をしたいなら「ステーキ定食」がお勧め。 鳥取県産のA4ランクの牛肉を使用したステーキを1枚1480円、2枚なら1980円で味わうことが出来る。 その他にも「味噌チャーシューメン(850円)」「わかめうどん(400円)」「ソースかつ丼(650円)」等を味わうことが出来る。



道の駅 | にちなん 日野川の郷 | 道の駅看板

道の駅看板

道の駅 | にちなん 日野川の郷 | 駅施設

駅施設。左側に物産館と農作物直売所、右側にレストランがある。

道の駅 | にちなん 日野川の郷 | トマトの店「ショップまるごととまと」

トマトの店「ショップまるごととまと」。トマトの店という看板だが、 実はニンジン関連の商品(ニンジンジュース等)も販売されている。

道の駅 | にちなん 日野川の郷 | 物産館

物産館。日南町産の木材を使った内装が印象的。2016年のグッドデザイン賞を受賞している

道の駅 | にちなん 日野川の郷 | レストラン「ほっとす」

レストラン「ほっとす」。田舎の道の駅の割には営業時間が長いのが嬉しい(10:00~18:00/ラストオーダー17:30)。

道の駅 | にちなん 日野川の郷 | オッサンショウウオ

日南町公式キャラクターの「オッサンショウウオ」

道の駅 | にちなん 日野川の郷 | トマトジュース「まるごととまと」

果肉感が強くて甘いトマトジュース「まるごととまと」。トマトの店「ショップまるごととまと」で販売。

道の駅 | にちなん 日野川の郷 | 日南トマト

日南町を代表する特産品の「日南トマト」。甘くて美味しい。

道の駅 | にちなん 日野川の郷 | 子供用遊具施設

道の駅の裏にひっそりとある子供用遊具施設

「道の駅 にちなん日野川の郷」近隣の宿泊施設

(宿名の前の丸数字は地図上の数字に対応したものです。 お勧め順ではありません)

■①イチイ荘
 [MAPCODE] 418 577 341*41
 (口コミ平均4.2点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から南に800m
 - 料金(1人5,273円、2人計10,182円~)
 - 食事付きプランもあり
 - 朝食の自家製食パンが評判

   

■②斐乃上温泉 斐乃上荘
 [MAPCODE] 568 366 021*20
 (口コミ平均4.3点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から西に22km
 - 料金(1人6,400円、2人計9,800円~)
 - 温泉あり/食事付きプランもあり
 - 日本三大美肌の湯に選ばれているpH9.9の温泉

   

■③ひば・道後山高原荘
 [MAPCODE] 857 157 593*62
 (口コミ平均4.3点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から南西に23km
 - 料金(2人計11,000円~)
 - 温泉あり/食事付きプランもあり
 - 夏の平均気温21度。避暑地としても最適

   

■④米子屋旅館
 [MAPCODE] 252 103 739*22
 (口コミ平均3.6点/5点満点、お勧め度★☆☆)

 - 道の駅から北東に27km
 - 料金(朝食付き1人6,820円、2人計12,200円~)
 - 2食付きプランもあり
 - 四季の山菜・川魚、こだわり素材の料理が評判
 - 【注】バスタオルは持参の必要あり

   

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(※ 料金、宿泊条件は時期により変動する場合があります。
上記の料金等は目安としてご活用ください。
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