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(鳥取県の道の駅 no.04)

道の駅 ポート赤碕

道の駅基本情報
駅名 ポート赤碕(ポートあかさき)
住所 鳥取県東伯郡琴浦町別所255
コード 578 019 443*77
駅名の由来 「ポート」は港の意味。「赤碕」は市町村合併前の旧町名の赤碕町より。本駅は港のそばにある。
施設 海産物直売所、農作物直売所、レストラン、ラーメン店、コンビニ、韓国物産館、ふれあい広場、(すぐ近くに食事処あり)
休館日 (海産物直売所 年始、2月~10月の水曜日)
(レストラン/韓国物産館 年始、水曜日)
(農作物直売所/ラーメン店/コンビニ 無休)
(近隣食事処「海」 木曜日)
営業時間 (スタンプ 全日24時間押印可能)
(海産物直売所/農作物直売所/韓国物産館 9:30~17:30)
(レストラン 11:30~14:00)
(ラーメン店 11:00~15:00、17:30~20:00)
(近隣食事処「海」 10:30~20:30[土日祝は14:00~17:00休憩時間あり])
道の駅の特産品 赤碕かまぼこ、海産物各種、梨各種、どじょうすくいまんじゅう、銘菓「大風呂敷」、ホタルイカのピリ辛煮、 うにホタテの佃煮、のどぐろトロ煮、海鮮煎餅「浜太郎」、大山ラテ

[注]本駅は2023年4月にリニューアル。道の駅構内にレストランとラーメン店がオープンしました。 また、道の駅の西側敷地にローラー滑り台などの遊具を備えた「赤碕ふれあい広場」がオープンしました。

主役は新駅へ

 京都府京都市から山口県下関市まで山陰の主要都市を結ぶ国道9号線。 「道の駅 ポート赤碕」は鳥取県北西部の旧赤碕町(現琴浦町)の国道9号線沿いにある。
 本駅は1993年オープンの古参の道の駅。 もう過去形になってしまうが、本駅は本当に素晴らしい道の駅だった。 品揃え豊富な物産館、赤碕港直送の魚介類販売、レストランでは漁港直送の海の幸を使った海鮮料理、格安なうどん店、便利なコンビニ。 駅から見える日本海は絶景。山陰を旅する観光客は頻繁に本駅に立ち寄り、地元客も大勢集まる。 まさに地方創生の理想形といえる道の駅だった。
 状況が変わったのは2011年、国道に並行するように無料の高速道路の山陰自動車道が開通した頃。 これがストロー現象と呼ばれるものなのだろうか。 本駅の前を走る国道の交通量が激減。本駅に立ち寄る客も徐々に減少。 やがて人気だった海鮮レストランとうどん店は閉店。 更に2017年に本駅から僅か600mの距離の高速道路沿いに新しい道の駅「琴の浦」がオープンしたことが本駅の衰退の決定打になってしまった。 殆どの観光客は新駅に取られ、地元客の多くも新駅に流れた。 物産館の品数も大幅に減り、本当に寂しい道の駅になってしまった。
 ただ、希望はまだ残っている。本駅を管轄する琴浦町は新駅「琴の浦」と本駅「ポート赤碕」の一体となったエリア開発を検討中。 本駅に関しても再活性化策を検討しているようだ。 個人的な意見を言わせて頂ければ、本駅から見る日本海と街並みの風景は秀逸。 出来れば「絶景の道の駅」として復権を果たしてもらいたいと願っている。

新鮮な海産物、農作物販売が中心

 観光客の利用が激減した現在、観光客向けの物産館やレストランは縮小、或いは撤退。 地元客の利用が多い海産物直売所と農作物直売所、及びコンビニエンスストアが本駅で営業を続けている。
 海産物直売所は新駅「琴の浦」よりも本駅の方が充実。 紅ズワイガニ、カレイ、沖キス、ハマチ等、多くの種類の魚介類を販売。 中にもノドグロ、チビキといった高級魚、稀少魚も販売されている。 赤碕町名物の「赤碕かまぼこ」もここで販売。 「飛魚天」「アゴの焼き」「長芋飛魚巻き」等の古くからの人気商品に加えて、 タピオカブームに乗った「タピオカ飛魚天」という新商品も販売されている。
 農作物直売所では80種類くらいの野菜や果物を販売。 名物は梨。私が訪れた11月上旬は販売されている梨の種類は少なかったが、7月~10月の旬の時期には10種類くらいの梨が店頭に並ぶそうだ。
 縮小されたとはいえ物産品販売コーナーもある。 名物は琴浦町伝統銘菓の「ふろしきまんじゅう」と「大風呂敷」。 どちらも「風呂敷」関連の銘菓だが、これは琴浦町の風習によるもの。 琴浦町では祝い事の際、木綿地に家紋を染めた風呂敷を用意する伝統があり、 これらの銘菓は琴浦町の伝統の風習から生まれたものである。 海産物を用いた特産品もあり、特に「ホタルイカのピリ辛煮」「のどぐろトロ煮」「うにホタテ佃煮」は人気商品のようだ。

道の駅のすぐ近くに食事処あり

 海鮮レストランとうどん店が撤退した現在、道の駅構内には「食」の施設は消滅したが、 実は道の駅のすぐ近く、歩いて2分位の場所に食事処「海」がある。 この食事処は赤碕漁港の漁業関係者や地元住民にも人気の店。 いわゆる観光地料金ではなく、格安で地元の新鮮な海鮮料理を味わうことが出来る。
 食事処「海」の名物メニューは「あみ定食(950円)」。 「あみ」は一般的に海で獲れる小さなエビを指すが、「あみ定食」はその「あみ」ではなくメニューの名称。 その中身はとても充実しており刺身、フライ、煮魚、と魚料理三昧である。 不覚なことに私は注文せず(名物と知ったのは注文した後だった…)。 次回、本駅を訪れた時には「あみ定食」を食べてみたいと思う。 私は「アジフライ定食(850円)」を食べたが、これはこれで十分に美味しい。 カリカリとした衣の中に包まれたアジは甘みを感じる。 「新鮮な魚とはこんなに美味しいのか」と思わせる味だった。
 その他にも「刺身定食(1000円)」「白イカ刺定食(1000円)」「モサエビ丼(1750円)」 「甘エビ丼(1600円)」等、食べてみたいメニューがたくさん。 この店ではメニュー選択が本当に難しい。



道の駅 | ポート赤碕 | 道の駅看板

道の駅看板

道の駅 | ポート赤碕 | 駅施設

駅施設。右側に海産物直売所、中央付近に物産館、左側にコンビニエンスストア、 一番左にあったレストランとうどん店は今のところ空き店舗になっている。

道の駅 | ポート赤碕 | 農作物直売所

農作物直売所

道の駅 | ポート赤碕 | 休憩室と展望台

休憩室と展望台

道の駅 | ポート赤碕 | 日韓友好資料館

日韓友好資料館

道の駅 | ポート赤碕 | 風の丘

日韓友好交流公園「風の丘」

道の駅 | ポート赤碕 | 石風車

風の丘には珍しい「石風車」がある

道の駅 | ポート赤碕 | 食事処「海」

道の駅の隣にある食事処「海」

道の駅 | ポート赤碕 | アジフライ定食

食事処「海」の「アジフライ定食」

道の駅 | ポート赤碕 | 公園から見る日本海の風景

道の駅近くの公園から見る日本海の風景。日本海の荒波と海岸ギリギリに並ぶ住宅街が印象的。

【その他の道の駅はこちらから】

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「道の駅 ポート赤碕」近隣の宿泊施設

(宿名の前の丸数字は地図上の数字に対応したものです。 お勧め順ではありません)

■①ホテル東伯イン
 [MAPCODE] 189 877 842*08
 (口コミ平均3.3点/5点満点)

 - 道の駅から東に2km
 - 料金(1人5,000円、2人計9,000円~)
 - 館内にレストラン、居酒屋あり

   

■②サンシャイン とうはく
 [MAPCODE] 578 023 286*52
 (口コミ平均4.1点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から東に3km
 - 料金(1人4,700円、2人計[セミダブル]6,200円~)
 - 朝食付きプランもあり[+500円/人]

   

■③漁り火の宿 海宴坊
 [MAPCODE] 252 881 385*27
 (口コミ平均4.4点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から西に19km
 - 料金(1人4,272円、2人計6,363円~)
 - 食事付きプランもあり
 - 🐶ペット可(小型犬に限る)[追加料金+1,000円]

   

■④倉吉シティホテル
 [MAPCODE] 189 717 365*13
 (口コミ平均4.0点/5点満点、お勧め度★☆☆)

 - 道の駅から東に20km
 - 料金(1人4,545円、2人計6,818円~)
 - 朝食付きプランもあり[+818円/人]

   

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(※ 料金、宿泊条件は時期により変動する場合があります。
上記の料金等は目安としてご活用ください。
料金、宿泊条件の詳細はリンク先のサイトでご確認いただきたく、よろしくお願いします)