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(兵庫県の道の駅 no.29)

道の駅 ようか但馬蔵


「道の駅 ようか但馬蔵」は兵庫県養父市八鹿町にある道の駅。 八鹿豚が名物で、八鹿豚を使った商品や料理が名物になっています。新名物の「八鹿豚まん」も人気。 以下、現地調査に基づいた利用者目線のレポートをお届けします。



「道の駅 ようか但馬蔵」施設情報

駅名 ようか但馬蔵(ようかたじまのくら)
住所 兵庫県養父市八鹿町高柳241-1
コード 532 509 793*23
駅名の由来 「ようか」は市町村合併前の旧町名の八鹿町より。「但馬」は地域名。本駅は蔵をイメージした建物になっている。
施設 物産館、農作物直売所、レストラン、テイクアウトコーナー、足湯、【近隣施設】コンビニエンスストア、温泉
休館日 無休
(温泉 木曜日[祝日と重なる場合は営業])
営業時間 9:00~17:30[土日祝は19:00まで]
※施設毎 → 施設毎の営業時間
道の駅の特産品 八鹿豚のしぐれ煮、八鹿豚ソーセージ、八鹿豚コロッケ、朝倉山椒ロールケーキ、朝倉山椒うどん、 朝倉山椒みそだれ、朝倉山椒の割干し、円山菓寮のかりんとう、但馬牛ビーフカレー、但馬牛肉みそ、但馬牛肉そぼろ
道の駅グルメ 八鹿豚まん、八鹿豚の山椒みそかつ丼、豚まぶし、朝倉山椒の天ぷらうどん、八鹿豚チャーシュー麺、 蔵前ラーメン、但馬牛ステーキ膳、但馬牛めし重、但馬鶏唐揚げ定食
公式ページ 道の駅 ようか但馬蔵 公式ページ

蔵をイメージした駅施設

 北近畿豊岡自動車道の八鹿氷ノ山ICから国道9号線を通って西に800m、 兵庫県北部の旧八鹿町(現養父市八鹿町)に「道の駅 ようか但馬蔵」はある。
 インターからの道中は田畑が8割の長閑な風景。 ただ、ちょうど道中とは重ならない道の駅の西側、及びインターの東側には住宅街があり、 道中の景色から感じるほどの凄い田舎ではない。 近隣の住宅街から多くの地元客が集まる本駅は、なかなか活気のある人気の道の駅になっている。

「道の駅 ようか但馬蔵」の道の駅看板の写真
道の駅看板
 本駅に到着してまず目に飛び込んでくるのは蔵をイメージした白い建物の数々。 「八鹿町は蔵の町並みが有名なのか?」と思って調べてみたが、実はそうではないらしい。 駅名に付く「蔵」は本駅を「但馬地域の特産品や新鮮な農作物を収蔵、保管、販売する場所」と捉え、 「蔵をイメージした和風ニューモダンの雰囲気漂う道の駅」が公式コンセプト。 それを体現するために蔵をイメージした駅施設を建設したらしい。

 駅施設はとても充実。物産館、農作物直売所、レストランはもちろん、足湯、 近隣施設を含めればコンビニ、コインランドリー、温泉施設、 そして道の駅ホテルとも呼ばれるフェアフィールド・バイ・マリオットの宿泊施設まで存在する。 利用者にとってとても便利な道の駅になっている。

「道の駅 ようか但馬蔵」の駅施設の写真
蔵をイメージした白い建物の駅施設

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八鹿豚、朝倉山椒を使った商品が人気

 まずは本駅の中心施設となる物産館の紹介から始めたい。 本駅が位置する但馬地方の名物と言えば但馬牛と八鹿豚が挙がるが、旧八鹿町にある本駅は特に八鹿豚が大本命の特産品。 物産館には八鹿豚を使った商品が多数並んでいる。 また、食材的にやや地味なため認知度は低いが、朝倉山椒も八鹿町が誇る特産品。 八鹿町の朝倉地区が起源であり、400年もの歴史を持つらしい。

 「八鹿豚」を使った商品では「八鹿豚のしぐれ煮」が人気商品。 その他「八鹿豚ソーセージ」「八鹿豚コロッケ」等も販売されている。
 私は「八鹿豚のしぐれ煮」を購入。ご飯と共に味わってみたが肉から染み出す甘味が堪らない。 また、このしぐれ煮は町のもう一つの名物の「朝倉山椒」も入っている。 八鹿豚肉から湧き出す甘味朝倉山椒から放たれるピリ辛感が交互に私の舌を刺激する。 これはかなり美味しい。ご飯との相性も抜群である。

 「朝倉山椒」を使った商品では上述の「八鹿豚のしぐれ煮」以外にも「朝倉山椒ロールケーキ」 「朝倉山椒みそだれ」「朝倉山椒の割干し」「朝倉山椒うどん」等がある。 特に「朝倉山椒ロールケーキ」は個人的に興味がある。甘いロールケーキにピリ辛の朝倉山椒が入るとどうなるのか。 次回訪問時に購入して確かめたいと思う。

「道の駅 ようか但馬蔵」の名物の「八鹿豚のしぐれ煮」の写真
本駅の名物商品の「八鹿豚のしぐれ煮」。朝倉山椒も入っている。
 商品の種類数だけで判断するなら八鹿豚よりも但馬牛関連商品のほうが優勢。 但馬牛は八鹿町だけでなく、八鹿町を含む但馬地区全体の特産品なので、他市町村開発の商品も多数あるのがその理由だろう。 「但馬牛ビーフカレー」「但馬牛肉みそ」「但馬牛肉そぼろ」「但馬牛丼」「但馬牛もつ煮込み」等の商品が販売されている。 私は「但馬牛ビーフカレー」を購入。 但馬牛肉がブロック状でコロコロと入っている。 牛肉をつまんで単体で食べてみると、とろける様な食感。スパイスも効いていて、美味しく頂くことが出来た。

 物産館の入り口付近の特等席に陣取っているのは「円山菓寮のかりんとう」。 円山菓寮は豊岡市に本拠を置く菓子メーカーで、厳密には養父市の特産品とは言えないが、品揃えについては道の駅では本駅がNo.1。 「円山菓寮のかりんとう」は山陰を代表する特産品なので、味わったことが無い方は試してみるのは如何だろうか。 定番のかりんとうだけでなく「ホワイトショコラかりんとう」「ミルクショコラかりんとう」 「イチゴショコラかりんとう」等、進化系のかりんとうも販売。 かりんとう通の方にも試して頂きたい商品である。

「道の駅 ようか但馬蔵」で販売されている「但馬牛ビーフカレー」の写真
但馬牛ビーフカレー。こちらも中々美味しい。

レストランでも八鹿豚

 続いて本駅の「食」の施設の紹介だが、「レストラン 蔵」が中心。 レストランでも主役は八鹿豚。八鹿豚をサポートする朝倉山椒も大活躍している。
 人気のメニューは「八鹿豚の山椒味噌かつ定食(1880円)」。 厚切りの八鹿豚トンカツを甘い味噌で味わう料理。 それをサポートするのが朝倉山椒。甘い味噌味にピリッとアクセントを加えてくれる。 数量限定の「豚まぶし(1980円」も人気のメニュー。 このメニューも主役が八鹿豚で脇役が朝倉山椒。 ひつまぶし状に盛られた八鹿豚の重を朝倉山椒が辛味を加えてくれる。
 その他、八鹿豚と朝倉山椒が別行動になるが「八鹿豚チャーシュー麺」「朝倉山椒の天ぷらうどん」も人気のメニュー。 但馬牛を使った「但馬牛めし重」、但馬鶏を使った「から揚げ定食」も味わうことが出来る。

「道の駅 ようか但馬蔵」にある「レストラン 蔵」の写真
「レストラン 蔵」では主役/八鹿豚、脇役/朝倉山椒のメニューが人気
 レストランの横にはテイクアウトコーナーもある。 ここで販売されているのは本駅の新名物の「八鹿豚まん(350円)」。 八鹿豚を100%使った肉まんを味わうことが出来る。
 私も購入してみたが、肉まんの具がびっしり。具を包む皮は比較的薄く、何か、薄皮たい焼きに通ずるものがある。 食べてみると肉のボリューム感が凄い。一口噛んだら八鹿豚から放たれる甘味が口の中を支配する。 なかなか美味しいので、皆様も試してみるのは如何だろうか。

「道の駅 ようか但馬蔵」にあるテイクアウトコーナーの写真
レストランの横にあるテイクアウトコーナーでは本駅の新名物「八鹿豚まん」を販売
「道の駅 ようか但馬蔵」の新名物「八鹿豚まん」の写真
本駅の新名物「八鹿豚まん」は一見すると普通の肉まん
「道の駅 ようか但馬蔵」の新名物「八鹿豚まん」の写真
「八鹿豚まん」の中を見ると八鹿豚が入った具材がたっぷり

泉質ランキング全国2位の温泉

 さて、道の駅で買い物/食事を終えた後は近隣の「とがやま温泉天女の湯」に立ち寄りたい。 歩いて400mの距離なので道の駅に車を置いたままでも大丈夫とは思うが、 温泉施設にも大きな駐車場があるので車で移動する方が便利だろう(特に最近は兵庫県内でも熊が出るらしいので)。

 全国的には知名度は高くなく、建物も少し老朽化した地味な温泉だが、泉質に関しては全国トップクラスの名湯。 お肌の角質を落とす重曹を大量に含み、更には食塩やマグネシウムも含んでおり、お肌に潤いを与えてくれる。 プロが鑑定した泉質ランキングでは、名立たる有名な温泉を押さえて何と全国2位に推されたこともある。
 こんな名湯なのに料金は700円とお手頃なのが嬉しいところ。 湯は1階の「森の湯」と2階の「展望の湯」の2つあり、日毎に男湯/女湯が入れ替わる。 イメージ的には「展望の湯」の方が当たりに感じるが、私の感覚では「森の湯」の方が当たり。 木立の中に佇む大露天風呂浴槽は心と体が癒される感じがする。 内湯、マッサージ湯、源泉風呂(29℃の水風呂)、サウナも利用できる。

「道の駅 ようか但馬蔵」に隣接の「とがやま温泉 天女の湯」の写真
道の駅から400mのところにある「とがやま温泉 天女の湯」。泉質全国2位に選ばれたこともあるの美肌の湯。
 この全国2位の泉質を誇る湯だが、道の駅構内にある足湯でも体験することが可能。 その他、本駅のすぐ近くにはコンビニ(ファミリーマート)、コインランドリーもある。 長い旅程の方にも重宝される道の駅と言えるだろう。
「道の駅 ようか但馬蔵」にある足湯の写真
無料で利用可能な足湯
「道の駅 ようか但馬蔵」にあるコインランドリーの写真
道の駅構内にはコインランドリーもある。洗濯のみなら300円。

・施設別営業時間

・道の駅「ようか但馬蔵」近隣の入浴施設

【その他の道の駅はこちらから】

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「道の駅 ようか但馬蔵」近隣の宿泊施設

(宿名の前の丸数字は地図上の数字に対応したものです。道の駅から近い順に番号を付けています。)

■①フェアフィールド・バイ・マリオット・兵庫但馬やぶ
 [MAPCODE] 532 509 828*52
 (口コミ平均4.6点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅のすぐ近く
 - 料金(1人15,370円、2人計15,370円~)
 - 朝食付きプランもあり
 - 【注】現地での決算はクレジット決済のみ

   

■②ピュアホテル
 [MAPCODE] 532 509 744*22
 (口コミ平均4.0点/5点満点、お勧め度★☆☆)

 - 道の駅から東に200m
 - 料金(1人6,380円、2人計12,760円~)
 - 食事付きプランもあり

   

■③但馬長寿の郷宿泊棟「夢」ロッジ
 [MAPCODE] 194 210 566*28
 (口コミ平均3.9点/5点満点、お勧め度★☆☆)

 - 道の駅から北東に2km
 - 料金(1人5,780円、2人計10,200円~)
 - 更に割安なシニアプラン、ビジネスプランもあり

   

■④Hotel IKUE
 [MAPCODE] 194 212 814*16
 (口コミ平均3.9点/5点満点、お勧め度★☆☆)

 - 道の駅から北東に2km
 - 料金(1人6,300円、2人計11,600円~)
 - 食事付きプランもあり
 - 準天然ラジウム温泉あり

   

■⑤やぶ温泉 但馬楽座
 [MAPCODE] 194 154 132*70
 (口コミ平均4.2点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から南東に5km
 - 料金(1人6,600円、2人計13,200円+[入湯税100円/人]~)
 - 温泉あり/食事付きプランもあり
 - レストラン併設

   

■⑥旅館 古城
 [MAPCODE] 194 154 048*86
 (口コミ平均4.6点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から南東に5km
 - 料金(1人6,500円、2人計11,000円~)
 - 食事付きプランもあり
 - 天然温泉に劣らない人工温泉の大浴場あり

   

🐶ペット旅

■⑦竹田城 城下町 ホテル EN(えん)
 [MAPCODE] 347 760 286*64
 (口コミ平均4.7点/5点満点、お勧め度★★★)

 - 道の駅から南東に19km
 - 料金(朝食付き1人46,050円、2人計54,556円~)
 - ハイクラス/2食付きプランもあり
 - 🐶ペット可のプランもあり[1匹まで追加料金無し]

   

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(※ 料金、宿泊条件は時期により変動する場合があります。
上記の料金等は目安としてご活用ください。
料金、宿泊条件の詳細はリンク先のサイトでご確認いただきたく、よろしくお願いします)