道の駅　但馬のまほろば

駅基本情報

駅名	但馬のまほろば(たじまのまほろば)
住所	兵庫県朝来市山東町大月92-6
コード	347 794 890*58
駅名の由来	「但馬」は地域名。兵庫県北部の旧冷制国の但馬国の地域を表す。「まほろば」は古事記に登場する古語で「素晴らしい場所」という意味。
施設	物産館、農作物直売所、レストラン、フードコート、埋蔵文化財センター
休館日	無休 (埋蔵文化財センター 12/28～1/4、月曜日[祝日と重なる場合は営業])
営業時間	9:00～19:00[土日祝は20:00まで] (レストラン 11:00～14:30) (フードコート 9:00～18:30[土日祝は19:30まで]) (埋蔵文化財センター 9:00～16:30)
特産品	岩津ねぎ関連商品(スープ、ラー油、そぼろ、ラーメン等)、但馬牛関連商品(コロッケ、カレー、しぐれ煮、肉みそ等)、 黒豆関連商品(甘納豆、チーズケーキ、ココア等)、竹田城跡関連の土産品、但馬の洋菓子、地酒

年間200万人が訪れる人気駅

兵庫県の丹波市から豊岡市を結ぶ無料高速道路(一部有料区間あり)の北近畿豊岡自動車道。 そのほぼ中間点の山東パーキングエリア内に本駅「但馬のまほろば」はある。 本駅は年間200万人の客を集める超人気の道の駅。 本駅周辺は半径20キロ以内に10の道の駅が乱立する道の駅密集地帯だが、集客、売り上げの両面でほぼ一人勝ちの状態である。 人気の理由は立地と施設の規模。 やはり無料高速道路と一般道では圧倒的に交通量が異なる。 人が来るから施設が充実するのか、施設が充実しているから人が来るのか、どちらにしても本駅では好循環が生じていることは間違いない。

色々なコーナーがある物産館

駅施設は物産館、農作物直売所、レストラン、フードコートと入場無料の埋蔵文化財センターから成る。 まずは物産館だが、ここでは目玉商品毎にコーナーに分けられて商品が販売されている。 その目玉は7つ。簡単に１つずつ紹介すると、 まずは「岩津ねぎコーナー」。岩津ねぎを使ったスープ、ラー油、ドレッシング、ラーメン、ポン酢、ビーフコロッケ等が販売されている。 「但馬牛コーナー」ではコロッケ、餃子、牛すじとろ煮、肉みそ、しぐれ煮、カレー、牛肉入りちりめん佃煮等。 「黒豆コーナー」では甘納豆、チーズケーキ、餅、パイ、ココア等。 「竹田城跡コーナー」では本駅オリジナル商品の「天空の竹田城ロール」を始めとした土産品が10以上。 「そばうどんコーナー」では出石そば、夜久野そば、丹波黒豆うどん、朝来さのう高原うどん等。 「但馬の洋菓子コーナー」ではチーズタルト、スウィートポテトタルト、カマンベールワッフルケーキ等。 「地酒コーナー」では香住鶴、竹泉、但馬などの日本酒が販売されている。 本当にどれを選べばよいのか困るくらいの多彩な品揃えである。

黒豆販売が行われている農作物直売所

農作物直売所では地産の野菜を数多く販売。本駅の生産者の登録数は389名もおり、品揃えの豊富さが自慢である。 よく見かける普通の野菜が数多く販売されている中、目に付くのは黒豆の販売。お隣の丹波市の特産品であるが、 丹波黒豆300gが800円で販売されている。

レストランでは但馬牛/豚/鶏メニューがずらり

食に関する施設はレストランとフードコートの2つ。 レストランでは但馬地区の3つの肉、但馬牛、但馬豚、但馬鶏を使ったメニューをお手頃価格で味わう事が出来る。 但馬牛関連では「焼肉丼(1350円)」「ハンバーグ定食(1350円)」、 但馬豚関連では「生姜焼き定食(1050円)」、 但馬鶏関連では「から揚げ定食(1050円)」「グリルチキン定食(1200円)」がある。 フードコートではうどん、そば、ラーメン、カレー、牛丼、天丼などを販売。 また、物産館の惣菜コーナーでは丹後名物の「丹後のばら寿司」、福井名物の「焼きさば寿司」、奈良名物の「柿の葉寿司」が販売されている。

古代あさご館は興味深い展示物が多数。しかも入場無料。

本駅には朝来市内の遺跡を展示した「古代あさご館」という立派な施設も併設している。 入場は無料なので、一度は入ってみたい施設である。 入口付近にあるのは有力首長の埋葬の時だけに用いられた「王者の棺」。 中に入ると日本で最初の手鏡(復元品)もある。実際に手に持って自分の顔を写すこともできる。 奥の暗室内には但馬の王の墓に埋葬されていた貴重な品も展示されている。