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(兵庫県の道の駅 no.26)

道の駅 淡河

道の駅基本情報
駅名 淡河(おうご)
住所 兵庫県神戸市北区淡河町淡河字弘法垣643-1
コード 31 837 150*61
駅名の由来 地域名の淡河町より。また1950年代の僅かな期間に淡河村という自治体も存在していた。
施設 物産館、農作物直売所、そば処、花卉販売所
休館日 年末年始
(そば処 上記に加えて水曜日)
営業時間 10:00~17:00[スタンプは24時間]
(そば処 10:30~17:00)
道の駅の特産品 六甲山牧場のオリジナルチーズ(手作りカマンベールチーズ/六甲アリゴ/等)、六甲山牧場ベイクドチーズケーキ、 六甲山牧場チーズ焼きドーナッツ、デザート蒟蒻「神戸ぷるっこ」、淡河の非加熱天然はちみつ、神戸ワイナリー「みのり」、 スパークリングワイン、日本酒「福寿」「玲橙(れいのとう)」、神戸北区の米(コシヒカリ/キヌヒカリ)、 新鉄砲ユリ、チューリップ

2019年8月にリニューアルオープン

 神戸市を南北に縦断する国道428号線と東西に横断する県道38号線。2つの主要道が交わる神戸市北部の北区淡河地区に「道の駅 淡河」はある。 六甲北有料道路の神戸北IC、山陽自動車道の三木東IC、中国自動車道の吉川IC、 阪神高速の箕谷ランプの4つのインターの中間付近に位置する本駅は、いずれの高速インターからも5~10km程度の距離。 いずれのインターからも便利と言えば便利、不便と言えば不便、微妙な場所に本駅は位置している。 本駅周辺は数十軒の集落があるものの、概して言えば山林の中。 一般的に神戸市は「お洒落で綺麗で都会的な街並み」というイメージだが、 同じ神戸市でも「こんな場所があるんだ!」と思ってしまうほどの自然豊かな環境の中にある。
 さて、本駅は以前はかなりザンネンな道の駅と言われていた施設。 建物は古く、扱っている商品は少なく、利用者も少ない(しかし、なぜか駐車場は満杯)。 近隣市町村の議会の議論でも「淡河の『あの』施設が道の駅になっているのに、なぜ我が町の○○は道の駅認定されないのか!?」 とヤリ玉に挙げられることも度々。 しかし、2019年8月に本駅は建て替え全面リニューアル。 立派な…とはまだ言えないが、まあまあ普通の道の駅に生まれ変わった。 駐車可能台数も27台から55台に倍増。駐車場不足の問題もほぼ解消している。

六甲山牧場の商品が人気

 本駅は農作物直売所を兼ねた物産館、そば処、花卉販売所から成る施設構成。 まず、道の駅の物産館だが販売スペース的には農作物直売のスペースが約6割、特産品販売が約4割。 どちらかと言えば農作物直売が中心となる道の駅である。 その農作物だが、大根、トマト、ニンニク、玉葱、ごぼう、冬瓜などの一般的な野菜を販売。 本駅ならではの珍しい野菜は見受けなかったが産地はほぼ淡河産。 しっかりと地産地消の役割を果たしている。 神戸市北区の地産の米が店の一押しの商品。コシヒカリ(5kg/2150円)、キヌヒカリ(5kg/1980円)が大々的に販売されている。
 特産品コーナーでは神戸市灘区にある六甲山牧場の商品が目に付く。 搾りたて牛乳から作った「手づくりカマンベールチーズ」や、 チーズとジャガイモを混ぜ合わせた「六甲アリゴ」が人気になっている。 特に「六甲アリゴ」はトルコアイスのように長く伸びる形状とモチモチの食感で人気沸騰中。 入手困難な状態なので、本駅で見つけたならば味わってみるのは如何だろうか。 その他にも神戸市の特産品である「神戸ワイナリー」や地酒「福寿」「玲橙(れいのとう)」等が販売されている。
 お膝元の淡河地区の商品もいくつか見られる。大矢商店の「神戸ぷるっこ」は蒟蒻を使ったプリン。 コーヒー味、ヨーグルト味、わらび餅味など色々な種類があり、蒟蒻なのに風味豊かな味わいが特徴である。 淡河町産の「天然はちみつ」も販売。こちらは一般的な製造工程で行われる加熱処理を行わない、自然な味に拘った蜂蜜である。 また、淡河町は全国的に知られる「新鉄砲ユリ」や「チューリップ」の一大産地。 これらの花は物産館の一角にある花卉販売コーナーで購入することが出来る。

淡河産そば粉を使った十割そばが人気

 本駅の「食」の施設はそば処「淡竹」。 本駅開業の2002年から存在するそば処だが、施設リニューアル後は新しい建物に場所を移して営業を続けている。
 特徴は淡河産のそば粉を100%使用した十割そばを提供している点。 「かけそば(600円)」「たぬきそば(700円)」「とろろそば(800円)」「にしんそば(900円)」 「天ざるそば(1000円)」等を味わうことが出来る。 元々はそば打ち経験のない地元の婦人会メンバーが立ち上げたそば処で、開業当初はあまり評判の良くない時期もあったらしい。 数年かけて地方の名店に修行に出向いたことで食感や味が徐々に向上。今では週末には1日で400名の客を集めるほどの人気店になっている。
 私は「かけそば」を注文。まず驚いたのが「かけそば」なのに油揚げと天ぷらが付いていること。 実質は「かけそば」であっても「ためき&きつねそば」であり、かなり得した気分になる。 食感的にはコシの強さはそれ程ではない。コシの強さは個人の好みがあると思うので、これくらいの食感を好む方も多いだろう。 そば粉の多さに関しては視覚的にも味覚的にも実感できる。 麺はそば粉の黒い部分が目立ち、味もそば粉の風味を十分に感じることが出来る。 また、そばつゆはいかにも関西風という感じ。 おそらく昆布やウルメなどの何種類かを上手に混ぜているのだろう。磯の香りが伝わってくる。 なかなか美味しく「さすが人気のそば処」という感じである。 また看板的には「そば処」だが、うどんや定食類のメニューもあり、幅広い選択肢の中から料理を味わうことが可能である。
 なお、念のために一言補足をしておくと、関西圏では「たぬき」「きつね」は他の地域と意味が異なる。 「ためき」は一般的な「きつねそば」、きつねは一般的な「きつねうどん」。 本店のメニューの「たぬきそば」を注文しても他の地域とは違うそばが出てくるので要注意である。



道の駅 | 淡河 | 道の駅看板

道の駅看板

道の駅 | 淡河 | オリジナルの看板

道の駅入り口にある材木を使ったオリジナルの看板

道の駅 | 淡河 | 新しくなった駅施設

2019年8月に新装オープンした新しい建物。右側に物産館、左側にそば処がある。

道の駅 | 淡河 | そば処「淡竹」

十割そばが名物のそば処「淡竹」

道の駅 | 淡河 | かけそば

そば処「淡竹」の「かけそば(600円)」。天かす、油揚げ、蒲鉾付き。

「道の駅 淡河」近隣の宿泊施設

(宿名の前の丸数字は地図上の数字に対応したものです。 お勧め順ではありません)

■①神戸天空温泉 銀河の湯(みのたにグリーンスポーツホテル)
 [MAPCODE] 12 662 317*81
 (口コミ平均3.9点/5点満点、お勧め度★☆☆)

 - 道の駅から南東に9km
 - 料金(朝食付き1人8,000円、2人計12,000円~)
 - 温泉あり

   

■②NESTA RESORT KOBE(ネスタリゾート神戸)
 [MAPCODE] 31 832 521*17
 (口コミ平均4.1点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から西に10km
 - 料金(1人9,210円、2人計14,420円~)
 - 温泉あり/食事付きプランもあり
 - 更にお得なIn19時、Out9時のショートステイプランもあり
 - 🐶ペット可のプランあり[追加料金+2,000円]
 - 楽天トラベルアワードで銅賞受賞の宿

   

■③神戸ホテル フルーツ・フラワー
 [MAPCODE] 155 038 100*87
 (口コミ平均4.1点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から北東に15km
 - 料金(朝食付き2人計17,200円~)
 - 温泉あり/2食付きプランもあり

   

■④三田サミットホテル
 [MAPCODE] 155 159 861*13
 (口コミ平均3.8点/5点満点、お勧め度★☆☆)

 - 道の駅から北東に18km
 - 料金(1人6,700円、2人計10,800円~)

   

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(※ 料金、宿泊条件は時期により変動する場合があります。
上記の料金等は目安としてご活用ください。
料金、宿泊条件の詳細はリンク先のサイトでご確認いただきたく、よろしくお願いします)