AROUND JAPAN

(兵庫県の道の駅 no.26)

道の駅 淡河


神戸市北区にある「道の駅 淡河」は2019年8月にリニューアル。 以前はかなりザンネンな道の駅でしたが、魅力的な道の駅に変貌しています。特に淡河産そば粉を使った十割そばが人気になっています。 以下、現地調査に基づいた利用者目線のレポートをお届けします。



「道の駅 淡河」施設情報

駅名 淡河(おうご)
住所 兵庫県神戸市北区淡河町淡河字弘法垣643-1
コード 31 837 150*61
駅名の由来 地域名の淡河町より。また1950年代の僅かな期間に淡河村という自治体も存在していた。
施設 物産館、農作物直売所、そば処、花卉販売所
休館日 12/31~1/4
営業時間 10:00~17:00
※施設毎 → 施設毎の営業時間
道の駅の特産品 六甲山牧場のオリジナルチーズ(手作りカマンベールチーズ/六甲アリゴ/等)、六甲山牧場ベイクドチーズケーキ、 六甲山牧場チーズ焼きドーナッツ、デザート蒟蒻「神戸ぷるっこ」、淡河の非加熱天然はちみつ、神戸ワイナリー「みのり」、 スパークリングワイン、日本酒「福寿」「玲橙(れいのとう)」、神戸北区の米(コシヒカリ/キヌヒカリ)、 新鉄砲ユリ、チューリップ
道の駅グルメ 十割そば
公式ページ 道の駅 淡河 公式ページ

2019年8月にリニューアルオープン

 山陽自動車道の三木東ICから県道85号線→県道38号線を通って東に7km、神戸市北区に「道の駅 淡河」はある。 インターからの道中は民家の姿はとても少なく、完全な農村の長閑な風景。 一般的に神戸市と言えばお洒落な大都市をイメージすると思うが、 本駅周辺は神戸市のイメージとは全く違う日本の原風景が待っている。
 ちなみに、本駅は高速インターからはかなり離れているが、近くにインターが無いだけで実は山陽高速道路のすぐ近く。 将来的にスマートICが建設されればアクセスのよい道の駅になりそうな気がする(2025年12月時点では計画無し)。

「道の駅 淡河」の道の駅看板の写真
道の駅看板
 本駅は以前はかなりザンネンな道の駅と言われていた施設。 建物は古く、扱っている商品は少なく、利用者も少ない(しかし、なぜか駐車場は満杯)。 近隣市町村の議会の議論でも「淡河の『あの』施設が道の駅になっているのに、 なぜ我が町の○○は道の駅認定されないのか!?」とヤリ玉に挙げられることも度々。

 しかし、本駅は2019年8月に建て替え全面リニューアル。 立派な…とはまだ言えないが、まあまあ普通の道の駅に生まれ変わった。 駐車可能台数も27台から55台に倍増。駐車場不足の問題もほぼ解消している。

「道の駅 淡河」のオリジナルの看板の写真
道の駅入り口にある材木を使ったオリジナルの看板

(広告の下に記事が続きます。本サイトは広告収入のみで運営しています。ご容赦願います)


淡河産そば粉を使った十割そばが人気

 本駅で話題になっているのは十割そば。 本駅のそば処「淡竹」で味わうことが出来る。 特徴は淡河産のそば粉を100%使用している点。 「かけそば(600円)」「たぬきそば(700円)」「とろろそば(800円)」「にしんそば(900円)」 「天ざるそば(1000円)」等を味わうことが出来る。

 このそば処はリニューアル前の2002年から存在する施設だが、リニューアル後は新しい建物に場所を移して営業。 そば打ち経験のない地元の婦人会メンバーが立ち上げたそば処で、開業当初はあまり評判の良くない時期もあったらしい。 数年かけて地方の名店に修行に出向いたことで食感や味が徐々に向上。 今では週末には1日で400名の客を集めるほどの人気店になっている。

「道の駅 淡河」にあるそば処「淡竹」の写真
十割そばが名物のそば処「淡竹」
 私はシンプルに「かけそば」を注文したが、「かけそば」なのに油揚げ、天かす、蒲鉾が付いてくるのが有難い。 そば粉100%だけあって、食べていてそば粉の風味を感じることが出来る。
 「そばつゆ」はいかにも関西風という感じ。 おそらく昆布やウルメなどの何種類かを上手に混ぜているのだろう。磯の香りが伝わってくる。 コシに関しては標準的。まあ、これは人それぞれ好みに依るだろう。

 念のために一言補足をしておくと、大阪を中心とした関西圏では「たぬき」「きつね」は他の地域と意味が異なる。 「ためき」は一般的な「きつねそば」、「きつね」は一般的な「きつねうどん」。 本駅のメニューの「たぬきそば」を注文しても他の地域とは違うそばが出てくるので要注意である。

「道の駅 淡河」のそば処「淡竹」で提供される「かけそば」の写真
そば処「淡竹」で提供されている「かけそば」。「かけ」なのに天かす、油揚げ、蒲鉾付き。

六甲山牧場の商品が人気

 リニューアルによって大幅に変わったのは実は物産館。 以前はかなり惨憺たる状況だったが、現在は品数もかなり増えて、その種類は目測でおよそ700種類。 特に神戸市内の六甲山牧場の乳製品、及び乳製品の加工品が数多く販売されている。

 目に付く商品は「手作りカマンベールチーズ」。搾りたての牛乳から作っており、濃厚な味が特徴になっている。 チーズとジャガイモを混ぜ合わせた「六甲アリゴ」も注目の商品。 モチモチの食感でトルコアイスのように長く長く伸びるのも面白い。 本駅のお膝元の淡河地区の商品なら大矢商店の「神戸ぷるっこ」。 蒟蒻を使った新感覚のプリンで、コーヒー味/ヨーグルト味/わらび餅味などの種類がある。 加熱処理を行わない自然に拘った「天然はちみつ」も淡河地区の特産品。 また、淡河地区は「新鉄砲ユリ」と「チューリップ」の産地として全国的に知られており、 花卉販売コーナーで購入することが出来る。

 物産館の一部は農作物直売コーナーになっている。 いや、正確に記すなら農作物直売コーナーの方がスペース的には広いので 「農作物直売所の一部に特産品販売コーナーがある」と記す方が正しいかも知れない。 ここでは大根、トマト、ニンニク、玉ねぎ、ごぼう、冬瓜、地産の米(コシヒカリ/キヌヒカリ)等を販売。 ほぼ全てが地元の淡河産であり、しっかりと地産地消の役割を果たしている。

「道の駅 淡河」の新しくなった駅施設の写真
2019年8月に新装オープンした新しい建物。右側に物産館、左側にそば処がある。

・施設別営業時間

・道の駅「淡河」近隣の入浴施設

【その他の道の駅はこちらから】

 兵庫県の道の駅
 全国の道の駅



「道の駅 淡河」近隣の宿泊施設

(宿名の前の丸数字は地図上の数字に対応したものです。道の駅から近い順に番号を付けています。)

■①NESTA RESORT KOBE(ネスタリゾート神戸)
 [MAPCODE] 31 832 521*17
 (口コミ平均4.1点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から西に10km
 - 料金(1人9,600円、2人計14,800円+[P料金1,500円~1,800円]+[入湯税150円/人]~)
 - 温泉あり/食事付きプランもあり
 - 🐶ペット可のプランあり[追加料金+2,000円]
 - 楽天トラベルアワードで銅賞受賞の宿

   

■②ネスタリゾート神戸 ロイヤルスイート
 [MAPCODE] 31 832 462*56
 (口コミ平均4.0点/5点満点、お勧め度★☆☆)

 - 道の駅から西に10km
 - 料金(朝食付き2人計123,500円+[入湯税150円/人]~)
 - ハイクラス/温泉あり
 - 🐶ペット可
 - 甲子園球場60個分の敷地に4棟しかないロイヤルスイートヴィラ

 

■③ネスタリゾート神戸 GLAMP BBQ PARK
 [MAPCODE]31 832 617*56
 (口コミ平均4.1点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から西に10km
 - 料金(朝食付き2人計29,800円+[入湯税150円/人]~)
 - 温泉あり/2食付きプランもあり
 - 🐶ペット可[追加料金+2,000円]
 - グランピングとBBQを楽しむ宿

   

■④神戸ホテル フルーツ・フラワー
 [MAPCODE] 155 038 100*87
 (口コミ平均4.1点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から北東に15km
 - 料金(1人5,350円、2人計10,700円+[入湯税150円/人]~)
 - 温泉あり/食事付きプランもあり

   

■⑤三田サミットホテル
 [MAPCODE] 155 159 861*13
 (口コミ平均3.8点/5点満点、お勧め度★☆☆)

 - 道の駅から北東に18km
 - 料金(1人6,000円、2人計13,200円~)
 - 朝食付きプランもあり

   

大きな地図で見る(パソコン閲覧時のみ有効)

(※ 料金、宿泊条件は時期により変動する場合があります。
上記の料金等は目安としてご活用ください。
料金、宿泊条件の詳細はリンク先のサイトでご確認いただきたく、よろしくお願いします)