道の駅　あわじ

道の駅基本情報

駅名	あわじ
住所	兵庫県淡路市岩屋1873-1
コード	31 046 673*40
駅名の由来	市町村合併前の旧町名の淡路町より。 本駅開設時(1997年)は淡路町が管轄する道の駅だったが、2005年に淡路町は近隣の町村と合併して淡路市になっている。
施設	物産館、農作物直売所、レストラン、軽食堂、海鮮丼の店、バーガーショップ
休館日	無休
営業時間	平日 9:30～17:30[12月～2月の平日は17:00まで]、土日祝 9:00～17:30(GW/お盆期間は営業時間延長あり) (レストラン 11:00～17:00) (軽食堂 9:30～15:00[土日祝は9:00～]) (海鮮丼の店 11:00～17:00) (温泉「松帆の湯」 11:00～21:00)
道の駅の特産品	玉ねぎ、玉ねぎスープ、玉ねぎポン酢、玉ねぎソース、玉ねぎポテトチップス、淡路牛バーガー、生しらす丼、 新芽早摘みのり、生わかめ佃煮、山椒わかめ、淡路島えび山椒、ちりめん佃煮、いちごミルクきらら、 淡路島牛乳焦がし和風ロイヤルクッキー、淡路島細うどん、淡路ビール

明石海峡大橋を眼前に

　本州と淡路島を唯一繋ぐ明石海峡大橋。本駅「道の駅　あわじ」は淡路島北部の旧淡路町(現淡路市)、明石海峡大橋の袂に位置している。 明石海峡大橋は高速道路の一部になっており、通行料金はちょっと高い片道2410円(普通車)。 この高い通行料金もあって気軽に訪れることが難しい道の駅だったが、有難いことに2014年4月よりETC搭載車に限り大幅に割引。 910円(普通車)で通行可能になり、気軽に訪れることが可能になった。

道の駅看板

　本駅に到着してまず目につくのは眼前に迫る明石海峡大橋の雄姿。 本駅は橋の真下に位置しており、明石海峡大橋の大きさ、長さを実感することが出来る。 また、明石海峡大橋は夜間ライトアップされるため、絶景の夜景スポットにもなっている。 夕方に本駅を訪れ、買い物と食事を澄ませ、ライトアップされた橋を見てから帰路に着くというのも本駅の楽しみ方の一つだろう。

駅施設。1階に物産館と軽食堂、2階にレストランが入る。

駅から見る明石海峡大橋

(広告の下に記事が続きます。本サイトは広告収入のみで運営しています。ご容赦願います)

玉ねぎ、淡路牛、生しらす丼

　さて、淡路島と言えば玉ねぎの産地として有名。 年を通して温暖な気候の淡路島は玉ねぎの栽培に最適な環境で、糖度の高いフルーツのような玉ねぎが収穫される。
　また、淡路島といえば淡路牛。 筋繊維が細かく、かつ柔らかく、きめ細かい霜降りが特徴で、口の中でとろけるような食感が人気のブランド牛。 数多くのリピーターを集めている。
　そして、本駅近隣の岩屋漁港名物の生しらす。 本駅は「玉ねぎ」「淡路牛」「生しらす」、3つの看板商品を味わうことが出来る道の駅として人気になっている。

　まず「玉ねぎ」だが、農作物直売所と物産館では完全に主役の存在。 農作物直売所では「これでもか」というくらいに大量に玉ねぎを販売。 物産館では「玉ねぎスープ」「玉ねぎポン酢」「玉ねぎソース」「玉ねぎ&牛カレー」「玉ねぎチップス」等、 玉ねぎを使った商品が数多く並んでいる。

農作物直売所では玉ねぎを大量に販売

　続いて「淡路牛」だが、「淡路牛バーガーと牛丼のお店　淡BEー」で大活躍。 特製醤油で味付けされた「淡路牛バーガー」は650円、 オニオンフライが付いた「淡路牛バーガーセット」は1120円、 直径が11.5cmもある「淡路牛BIGバーガー」は980円で味わうことが出来る。
　牛丼、すき焼き重に用いているお肉ももちろん淡路牛。 「淡路島牛丼」と「すき焼き重」は共に900円。淡路牛肉をたっぷり味わってこの価格ならかなりお得と言えるのではないだろうか。

淡路牛バーガーと牛丼のお店　淡BEー。訪問日は平日だったが、それでも行列が出来る。

　そして、もう一つの名物の「生しらす丼」だが、物産館とは別棟の「海鮮丼　えびす丸」で提供。 4月下旬から11月中旬まで(年によって変動あり)、季節限定で販売されている。 私も注文してみたが、まず驚くのは「新鮮なしらすってこんなにも透明なんだ」ということ。 食感もしっとりとしていて、今まで食べてきた「しらす丼」の概念を打ち破る程の衝撃の味覚である。
　実は、生しらす丼は本駅限定のグルメではなく、淡路市内のいくつかの飲食店でも提供されているが、 本駅の生しらす丼が圧倒的に安い。一般的に1500円前後の生しらす丼だが、本駅では900円(2025年度)で提供。 私からも大絶賛のお勧めグルメである。

物産館とは別棟にある「海鮮丼　えびす丸」

生しらす丼。販売は4月～11月(年により変動あり)。週末は行列ができるらしい。

海産物、柑橘系果物、淡路島牛乳も

　玉ねぎ、淡路牛、生しらす丼が目立つ本駅だが、本駅ではそれ以外の淡路島の特産品も多数ある。 施設毎に名物をチェックしたい。

　物産館では岩屋漁港で水揚げされた海産物を用いた商品も多数販売。 「新芽早摘みのり」は本駅スタッフが推す自慢の商品。 本駅オリジナルの「海鮮たこカレー」「海鮮アゴ出汁ラーメン」、 淡路島名物の「山椒わかめ」「ちりめん佃煮」等も販売されている。
　淡路島ではお馴染みの淡路島牛乳を使った商品も本駅の人気商品。 「いちごミルクきらら」「淡路島牛乳焦がし和風ロイヤルクッキー」等が販売されている。 「淡路島細うどん」「淡路ビール」も淡路島土産として人気商品になっている。

物産館では淡路島近海の海産物を使った商品も多数販売(写真は「生わかめ佃煮」)

　農作物直売所では玉ねぎと共に淡路島産の柑橘系果物も多数販売。 甘夏、清見オレンジ、いよかん、文旦、サンフルーツ等が販売されている。
　1階の軽食堂(エキナカ食堂)では「桜鯛の卵かけごはん(880円)」「淡路島牛丼(730円)」「海鮮天丼(730円)」 「淡路牛うどん(650円)」等、淡路島の名物料理を提供。全てのメニューが900円以下というのは嬉しい限りである。
　2階の「レストラン　海峡楼」では「海鮮丼(1800円)」「淡路牛炙りのひつまぶし(1800円)」 「新玉葱と海鮮天丼(1580円)」等を提供。眺望も自慢で、食事をしながら明石海峡の景色を楽しむことが出来る。

　生しらす丼で有名な「海鮮丼の店　えびす丸」は生しらす丼以外にも多彩なメニューを提供。 特に旬の海産物が7種類も乗った「THE海・鮮・丼(1480円)」は店の自慢のメニュー。 「海鮮漬け丼(1380円)」「淡路の鯛ご飯卵かけ(1000円)」「とろ蒲あなごめし(1280円)」「海鮮ユッケ丼(1000円)」も是非、味わってみたいメニューである。
　その他にも淡路島牛乳ラテが名物の「おやつ工房ブレイクタイム」も多くの客を集める施設になっている。

1階にある軽食堂(エキナカ食堂)は淡路島料理35種類を提供。全てのメニューが900円以下というのが嬉しい。

2階にある「レストラン　海峡楼」。見晴らしが抜群。

絶景温泉「松帆の湯」に浸かる

　本駅の施設紹介は以上だが、道の駅近隣でもう一つ紹介したい施設がある。 それは道の駅から北に1キロの場所にある温泉施設「松帆の湯」。 島の北部では唯一の日帰り温泉で、特に本駅で車中泊を予定されている方には要チェックの施設である。

道の駅から北に1キロの場所にある温泉施設「松帆の湯」

　泉質は神経痛、筋肉痛、関節痛などに効用のある弱ラドン泉。 広々とした内湯、開放感のある露天風呂、泡風呂、打たせ湯、寝湯、サウナがある。 特に強調したいのは露天風呂から見る景色。 温泉施設は高台にあり、明石海峡を一望することが出来る。 特に夜景は素晴らしい。真っ暗な海の上に架かるライトアップされた明石海峡大橋。 対岸には明石の市街地から放たれる帯状の光の束を見ることが出来る。
　温泉施設には物産館とレストランも併設。「ぜいたく海鮮丼(1800円)」「淡路牛焼肉丼(1800円)」等を味わうことが出来る。 温泉の利用料は800円。但し、道の駅で1000円以上の買い物(食事を含む)をすると200円の割引券を受け取ることが出来る。

松帆の湯から見る風景(温泉施設外から撮影)。ライトアップされた明石海峡大橋と対岸の明石市街地の光の帯を見ることが出来る。