AROUND JAPAN

(兵庫県の道の駅 no.12)

道の駅 あおがき


「道の駅 あおがき」は兵庫県の旧青垣町(現丹波市)にある道の駅。 旧青垣町は経糸(たていと)と緯糸(よこいと)が織りなす美しい縞柄が特徴の丹波布発祥の地で、本駅は丹波布伝承館を併設しています。 以下、現地調査に基づいた利用者目線のレポートをお届けします。



「道の駅 あおがき」施設情報

駅名 あおがき
住所 兵庫県丹波市青垣町西芦田541
コード 165 541 525*25
駅名の由来 市町村合併前の旧町名の青垣町より
施設 物産館、農作物直売所、レストラン、丹波布伝承館
休館日 火曜日[祝日と重なる場合は翌日]
営業時間 9:00~17:00
※施設毎 → 施設毎の営業時間
道の駅の特産品 丹波大納言かすてら丹波青垣せんべい、丹波黒豆餅最中、丹波黒豆のクリーム大福、 黒豆チーズケーキ、青垣の山椒の実、丹波大納言プリン、丹波黒せんべい、丹波モンブランワッフルケーキ、 丹波佃煮(山椒ちりめん/山椒昆布/黒豆ちりめん)、但馬牛肉みそ、但馬牛ごはんだれ、丹波黒豆甘納豆
道の駅グルメ とろろつゆ入りざるそばとろろそば赤鬼ラーメン、野菜カレー、焼肉定食、 きつねそば、カレーうどん
公式ページ 道の駅 あおがき 公式ページ

丹波布発祥の地

 北近畿豊岡自動車道の青垣ICから県道7号線を通って南に僅か200m、 兵庫県東部の旧青垣町(現丹波市青垣町)に「道の駅 あおがき」はある。 高速道路を利用すると車窓の景色を確認する間も無く、あっという間に到着してしまうが、道の駅周辺は田畑が広がる長閑な風景。 一般道でアクセスすると美しい田園風景を見ながらのドライブを楽しむことが出来るだろう。
 ちなみに青垣町はパラグライダーの聖地としても有名。 近隣にあるスクールではパラグライダー体験飛行も可能で、手軽に空の旅を楽しむことも出来る。

「道の駅 あおがき」の道の駅看板の写真
道の駅看板
「道の駅 あおがき」にあるパラグライダーのモニュメントの写真
道の駅構内にあるパラグライダーのモニュメント。青垣町はパラグライダーの聖地でもある。
 青垣町の名物と言えば丹波布。江戸時代末期(文政年間)に本駅のすぐ近くの青垣町佐治地区で発祥した織物で、 経糸(たていと)と緯糸(よこいと)が織りなす美しい縞柄が特徴。 明治時代末期まで隆盛を極めたが大正時代に入り衰退。 昭和初期に入り民藝運動家により復興し、1957年に国の選択無形文化財に指定されている。

 本駅はその丹波布を継承し、未来へ伝える丹波布伝承館を併設。 入場は無料なので、本駅を訪れた際は是非、見学していきたい。 また、事前予約が必要だが丹波布の糸紡ぎ、織りの体験講座もある。 こちらも興味のある方は体験してみるのは如何だろうか(体験に関する詳細は公式ページを参照)。

「道の駅 あおがき」に併設されている丹波布伝承館の写真
丹波布伝承館
丹波布伝承館の館内の写真
丹波布伝承館の館内では丹波布に関する機材、パネル等、様々な展示が行われている(入場無料)

(広告の下に記事が続きます。本サイトは広告収入のみで運営しています。ご容赦願います)


「丹波黒」と「とろろそば」

 本駅は上述の丹波布伝承館の他に物産館農作物直売所レストランがある。 以下、それぞれの施設について紹介していきたい。

 まず物産館だが、販売されている商品の種類は目測でおよそ700種類。 全国の道の駅と比較すると平均規模か、やや小さいかと言った感じの施設になっている。
 物産館で圧倒的な存在感を見せているのは丹波黒を使った商品群。 丹波黒とは青垣町を含む丹波地方発祥の大粒黒豆の品種名。 本駅では「丹波黒豆餅最中」「丹波黒豆のクリーム大福」「丹波黒豆」「黒豆チーズケーキ」等、丹波黒を使った商品が多数販売されている。

 丹波地方の観光土産なら、正直、これらの商品のどれでも良さそうな感じがするが、 本駅ならではの特産品を探すとなると難易度が一気に上がる。 なぜなら、丹波地区に存在する道の駅は本駅を含めて6駅。 いずれの道の駅も名物は丹波黒。どこも似たような商品が販売されており、 各々の道の駅ならではの差別化された商品が少ないからである。

 そこで本駅ならではの特産品をお探しの方に1つの商品を紹介したい。 それは「丹波大納言かすてら(290円)」。 提供元は本駅と同じ青垣町内に店舗を構える荒木本舗なので、「本駅ならでは」の商品として認定しても良いだろう。
 特徴は「丹波黒の甘味」で、その甘さはまるで「ぜんざい」のよう。 甘党には特にお勧めしたい商品である。 その他「丹波青垣せんべい」も本駅ならではの商品。 丹波黒関連商品ではないが「青垣の山椒の実」も本駅ならではの商品である。

「道の駅 あおがき」の名物商品の「丹波大納言かすてら」の写真
丹波黒を使った「丹波大納言かすてら」。本駅ならではの商品である。
 続いて本駅のレストラン「おいでな食堂」だが、こちらは少数尖鋭のメニュー構成。 基本のメニューは「ざるそば」「とろろそば」「かけうどん」「きつねそば/うどん」「焼肉定食」「赤鬼ラーメン」 「野菜カレー」「牛丼」の8種類。またこれらの組み合わせのセットメニューも販売されている。

 注目メニューは「ざるそば(740円)」。「えっ、ざるそばが注目?」と思う方もいるかも知れないが、 この「ざるそば」はなかなか個性的。なんと、汁の中にとろろが入っている。これはなかなか面白い。 「ざるそば」とは思えないまろやかな味を楽しむことが出来る。
 汁だけでなく、がっつり「とろろ」を味わいたい方には「とろろそば(890円)」がお勧め。 詳しくは調査できていないのだが、もしかしたら青垣町は自然薯の産地なのかも知れない。

 丹波市のご当地ラーメン「赤鬼ラーメン(970円)」も本レストランで提供。 トマトをベースに黒大豆味噌と酒粕が入ったラーメンスープ。大きな焼豚と煮卵が入ったボリューム満点のラーメンに仕上がっている。 季節の野菜をフライに仕上げてトッピングした視覚的にも鮮やかな「野菜カレー(920円)」も人気になっている。
「道の駅 あおがき」の駅施設の写真
駅施設。向かって左側に物産館、右側にレストランが入る。
 最後に農作物直売所だが、私が訪れた時は年間にたった3週間しかない丹波黒枝豆の解禁時期。 店内では丹波黒枝豆が多数販売されていた。 通常期は地産の野菜、果物を中心に約50種類。 地元の方の食卓を支えている。

「道の駅 あおがき」の農作物直売所の写真
農作物直売所では地産の野菜・果物を販売。10月第2週~下旬までの丹波黒枝豆の解禁時期には丹波黒枝豆が販売されている。

・施設別営業時間

・道の駅「あおがき」近隣の入浴施設

【その他の道の駅はこちらから】

 兵庫県の道の駅
 全国の道の駅



「道の駅 あおがき」近隣の宿泊施設

(宿名の前の丸数字は地図上の数字に対応したものです。道の駅から近い順に番号を付けています。)

■①竹岡邸
 [MAPCODE] 165 570 002*26
 (口コミ平均-点/5点満点)

 - 道の駅から北西に2km
 - 料金(1人14,500円、2人計19,000円~)
 - 1棟貸し切りの宿/キッチン利用可能

 

■②丹波星空グランピング -SHIGURA RESORT-
 [MAPCODE] 347 533 409*65
 (口コミ平均4.9点/5点満点、お勧め度★★★)

 - 道の駅から西に8km
 - 料金(2食付き2人計62,400円~)
 - サウナテント付きプランもあり
 - 🐶ペット可のプランあり[追加料金2,500円/頭]
 - 星空に包まれる非日常体験

   

■③丹波の宿 恵泉
 [MAPCODE] 165 281 657*17
 (口コミ平均4.3点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から南東に15km
 - 料金(1人7,500円、2人計14,000円~)
 - 食事付きプランもあり
 - 但馬牛のすき焼きが好評
 - 【注】テレビ無し

   

■④フジヤホテル
 [MAPCODE] 165 311 205*34
 (口コミ平均3.6点/5点満点、お勧め度★☆☆)

 - 道の駅から南東に15km
 - 料金(1人5,830円、2人計10,560円~)
 - 食事付きプランもあり

   

■⑤グリーンホテル松風
 [MAPCODE] 165 159 514*03
 (口コミ平均3.7点/5点満点、お勧め度★☆☆)

 - 道の駅から南東に15km
 - 料金(1人6,000円、2人計10,000円~)

   

大きな地図で見る(パソコン閲覧時のみ有効)

(※ 料金、宿泊条件は時期により変動する場合があります。
上記の料金等は目安としてご活用ください。
料金、宿泊条件の詳細はリンク先のサイトでご確認いただきたく、よろしくお願いします)