AROUND JAPAN

(兵庫県の道の駅 no.10)

道の駅 しんぐう


「道の駅 しんぐう」は兵庫県南西部のたつの市にある道の駅。 たつの市は播州名物の「揖保乃糸そうめん」発祥の地であり、本駅でも素麺が名物になっています。 以下、現地調査に基づいた利用者目線のレポートをお届けします。



「道の駅 しんぐう」施設情報

駅名 しんぐう
住所 兵庫県たつの市新宮町平野99-2
コード 114 619 263*64
駅名の由来 市町村合併前の旧町名の新宮町より
施設 物産館、農作物直売所、レストラン、温浴施設
休館日 無休
(農作物直売所 火曜日)
(レストラン 火曜日)
(温浴施設 火曜日、年末年始)
営業時間 9:00~18:00
※施設毎 → 施設毎の営業時間
道の駅の特産品 揖保乃糸そうめん、藩州牛、和菓子(醤油饅頭、大黒餅、揖保の鮎、大黒鮎、しほみ饅頭等)
道の駅グルメ 焼肉ステーキ定食ステーキ丼、肉にゅうめん、冷やし素麺、 志んぐう弁当
公式ページ 道の駅 しんぐう 公式ページ

揖保乃糸そうめんのふる里

 山陽自動車道の龍野ICから県道29号線→国道179号線を通って北に9km、 兵庫県南西部の旧新宮町(現たつの市新宮町)に道の駅「しんぐう」はある。
 インターからの道中は揖保川、途中からは揖保川の支流の栗栖川に沿うように北上するドライブ。 旧新宮町は揖保川沿いの狭い平地部分に人口が集中しており、1万5千人という小規模な町の割には住宅は密集。 道路もやや混雑している。
 やがて道路横を流れる川が支流の栗栖川に変わり、栗栖川の中流域に差し掛かると車窓の景色は長閑な田園風景に変化。 暫くすると本駅を示す道の駅看板が見えてくる。

「道の駅 しんぐう」の道の駅看板の写真
道の駅看板
「道の駅 しんぐう」の駅施設の写真
駅施設。向かって左側に物産館と農作物直売所、右側にレストランがある。
 まずアクセス上の注意点、というよりは本駅の最大の問題点でもあるのだが、駐車可能台数が普通車17台と極端に少ないこと。 ど田舎の道の駅ならいざ知らず、都市部に近い本駅でこの駐車場の狭さは辛すぎる。 当然のごとく週末は駐車場待ちの列が発生する。
 ルール的に正しいのかどうかは不明だが、道の駅のすぐ北にある「新宮ふれあい福祉会館」の駐車場を利用するのも一つの方法。 ここなら約200台分の駐車スペースが用意されている。 「新宮ふれあい福祉会館」内にある温浴施設「ふれあいの湯」は道の駅施設に含まれているので、 おそらくルール的にも問題は無いだろう。
「道の駅 しんぐう」の北にある「新宮ふれあい福祉会館」の写真
道の駅の北にある「新宮ふれあい福祉会館」。2階の温浴施設「ふれあいの湯」は道の駅利用者も利用可能になっている。料金は480円と格安。
「新宮ふれあい福祉会館」の駐車場の写真
「新宮ふれあい福祉会館」の駐車場は約200台分のスペース。混雑時はこの駐車場を利用するのも一つの手。
 さて、揖保川流域の名物と言えば揖保乃糸そうめん。その歴史は室町時代まで遡る。 もちろん揖保川流域に町域がある旧新宮町の名物も「揖保乃糸そうめん」。 道の駅から南東に6kmの場所には「揖保乃糸資料館 そうめんの里」があるので食通の方は立ち寄ってみるのは如何だろうか。 この資料館へ行けば揖保乃糸そうめんに係る楽しみを全て満喫することが出来る。 購入と味わうことだけなら資料館に行かなくても大丈夫。本駅でも十分に楽しむことが可能になっている。

(広告の下に記事が続きます。本サイトは広告収入のみで運営しています。ご容赦願います)


賞味期限1日の和菓子も名物

 本駅は物産館農作物直売所レストランから成る道の駅。 更に「新宮ふれあい福祉会館」内にある「ふれあいの湯」も道の駅施設に含まれている。
 「ふれあいの湯」に関しては私はまだ利用したことが無いため詳細は不明(ごめんなさい)。 公式ページに書かれている概要を記すと、 利用料金は大人480円、小人240円、高齢者/障がい者360円。 定休日は火曜日、利用時間は10:00~21:30(最終受付は20:30)、浴槽の種類は内湯/ジェット風呂/バブル風呂の3種となっている。

 まずは物産館の紹介だが、上述の通り名物商品は「揖保乃糸そうめん」。 高級品から廉価品、味付けに変化を加えたものまで色々な種類の揖保乃糸そうめんが販売されている。

 もちろん本場で揖保乃糸そうめんを購入するというのは真っ当な道の駅巡りの楽しみ方。 ただ、あくまでも個人的な考えだが、揖保乃糸そうめんは既に全国区。 わざわざここに来なくても、全国各地、どこでも購入可能で、おそらくどこで買っても味は変わらないのではないだろうか。

 そこで私がお勧めしたい本駅の楽しみ方は地元の和菓子を味わうこと。 新宮町には老舗の和菓子店が多数存在。 「大黒餅」「醤油饅頭」「揖保の鮎」「大黒鮎」「しほみ饅頭」等、本駅ならではの商品が販売されている。
 特に「大黒餅」は賞味期限がたった1日という鮮度が命の銘菓。 当然、流通に乗ることはなく本駅でなければ味わうことが出来ない逸品。 保存料を使わない付きたての餅の風味と食感を味わうことが出来る。

「道の駅 しんぐう」で販売されている銘菓「大黒餅」の写真
賞味期限1日の大黒餅
 続いて本駅の「食」の施設だが焼肉レストラン「志んぐうの郷」が入る。 名物はもちろん焼肉。 厳選された国産黒毛和牛を使用。サーロイン、リブロース、バラ、さがり、ミノ、ゼンマイ等、部位別に注文することが出来る。 焼肉を楽しんだ後のみそ味ホルモンを味わう「あとから鍋」もこの店の名物になっている。
 「ステーキ定食」「とんかつ定食」「ステーキ丼」「ぶた丼」等の一般メニューも充実。 また、夏季限定ではあるが揖保乃糸そうめんを使った「冷やしそうめん」も提供されている。

「道の駅 しんぐう」にある焼肉レストラン「志んぐうの郷」の写真
焼肉レストランの「志んぐうの郷」。揖保乃糸そうめんも味わうことが出来る。
「道の駅 しんぐう」にあるモニュメント「ダブルアーチ」の写真
駅にあるモニュメント「ダブルアーチ」。牛尾啓三氏の作品。

・施設別営業時間

【その他の道の駅はこちらから】

 兵庫県の道の駅
 全国の道の駅



「道の駅 しんぐう」近隣の宿泊施設

(宿名の前の丸数字は地図上の数字に対応したものです。道の駅から近い順に番号を付けています。)

■①国民宿舎 志んぐ荘
 [MAPCODE] 114 591 444*22
 (口コミ平均4.0点/5点満点、お勧め度★☆☆)

 - 道の駅から南東に3km
 - 料金(1人8,380円、2人計12,360円~)
 - 食事付きプランもあり

   

■②片しぼ竹の宿・梅玉
 [MAPCODE] 114 410 284*40
 (口コミ平均4.5点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から南に8km
 - 料金(1人8,000円、2人計14,660円~)
 - 食事付きプランもあり
 - 「男はつらいよ」シリーズ「寅次郎夕焼け小焼け」の舞台

   

■③ファミリーロッジ旅籠屋・たつの店
 [MAPCODE] 114 381 562*30
 (口コミ平均4.2点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から南に8km
 - 料金(朝食付き1人7,700円、2人計12,100円~)

   

■④Tabist 二葉旅館 たつの
 [MAPCODE] 114 410 265*83
 (口コミ平均3.5点/5点満点、お勧め度★☆☆)

 - 道の駅から南に8km
 - 料金(1人5,800円、2人計9,400円~)

   

■⑤龍野城下町古民家ホテル kurasu
 [MAPCODE] 114 410 168*47
 (口コミ平均5.0点/5点満点、お勧め度★★★)

 - 道の駅から南に8km
 - 料金(2人計29,400円~)
 - 夕食付きプランもあり
 - 重要伝統的建築物群保存地区「龍野」の町屋を和モダン改装

   

My Select

■②片しぼ竹の宿・梅玉

創業百余年の伝統ある宿だが、内装は古さを全く感じない。海と山の幸を使った梅玉会席料理が評判。 「寅次郎夕焼け小焼け」の舞台であり、寅さんファンは感激するのでは。

大きな地図で見る(パソコン閲覧時のみ有効)

(※ 料金、宿泊条件は時期により変動する場合があります。
上記の料金等は目安としてご活用ください。
料金、宿泊条件の詳細はリンク先のサイトでご確認いただきたく、よろしくお願いします)