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(兵庫県の道の駅 no.07)

道の駅 やぶ


「道の駅 やぶ」は兵庫県養父市にある道の駅。 2020年4月にCOINOBA VILLAGEという愛称で、「油そば」を始めとした多彩な食事を提供する道の駅としてリスタートしています。 以下、現地調査に基づいた利用者目線のレポートをお届けします。



「道の駅 やぶ」施設情報

駅名 やぶ
住所 兵庫県養父市養父市場1294-77
コード 194 158 427*36
駅名の由来 市町村合併前の旧町名の養父町より。合併後は養父市になっており、旧町名の駅名ながら現市名を示す駅名にもなっている。 なお、愛称は「COINOBA VILLAGE」。養父市の古くからの産業である鯉(COI)の養殖、 及び、この場所が憩い(I-COI)の場、多くの人にここへ来い(COI)という願いと、 この道の駅が一つの村(VILLAGE)の複合施設であることからこの愛称が付けられた。
施設 油そばの店、レストラン、カフェ(物産コーナー有り)、ピザ店
休館日 無休
営業時間 スタンプは24時間
※施設毎 → 施設毎の営業時間
道の駅の特産品 有機ノンオイルドレッシング、有機だし醤油、丸大豆醤油、ゆず山椒ドレッシング、但馬の美女酢、 丹波黒大豆味噌、但馬の万能調理酢
道の駅グルメ 油そばカレー油そば麻辣油そば、特製ホットドッグ、カップソフト、 ジャンボ海老のミックスフライ、朝倉山椒入りゆず山椒唐揚げ定食
公式ページ 道の駅 やぶ 公式ページ(Instagram)
道の駅 やぶ 公式ページ

COINOBA VILLAGEとして再スタート

 北近畿豊岡自動車道の八鹿氷ノ山ICから県道6号線→国道312号線→県道104号線を通って東に8km、 兵庫県北部の旧養父町(現養父市)に「道の駅 やぶ」はある。
 インターからの道中は県道6号線を走る最初の3kmは民家が立ち並ぶ、まあまあ都会的な雰囲気。 ただ、国道312号線に入ると山林が目立つようになる。 川を渡って県道104号線に入ると今度はほぼ田畑の牧歌的な雰囲気。 やがて本駅の代名詞的な大きな鯉のモニュメントと共に円山川沿いに佇む本駅が見えてくる。

「道の駅 やぶ」の道の駅看板の写真
道の駅看板
「道の駅 やぶ」にある大きな鯉のモニュメントの写真
全長5mの鯉のモニュメントが本駅の目印
 この鯉のモニュメントが示す通り旧養父町は鯉の養殖が盛んだった町。 「鯉の町 養父」をこの地を訪れる人に知ってもらうため、道の駅オープンの1994年に建てられたモニュメントである。
 江戸時代、宿場町として栄えた養父の食の名物とするために鯉の養殖がスタート。 以後、目的は食用から観賞用の錦鯉に変化したが、現在も鯉の飼育は脈々と引き継がれている。 本駅にも錦鯉を鑑賞する池があるので、是非、鑑賞して頂きたい。
「道の駅 やぶ」に錦鯉の鑑賞池の写真
道の駅の池には錦鯉がいる。人が来ると鯉が餌を求めて大きな口を広げて寄ってくる。
 道の駅に話を移すが、本駅は不遇の歴史を持つ道の駅。 旧養父町の観光拠点としての期待を担って1994年にオープンした本駅だが、 2007年に同じ市内(旧八鹿町)に新しい道の駅「ようか但馬蔵」がオープン。 本駅よりも市街地に近く、さらに大規模な新駅に客を奪われてしまった。
 更に追い打ちをかけたのが無料高速道路の北近畿豊岡自動車道の市内への延伸(2012年)。 沿道の交通量が激減し、本駅の経営は急激に悪化してしまった。

 本駅は2019年2月に閉鎖となったが、2020年4月にCOINOBA VILLAGEとして再スタート。 兵庫県初上陸となる油そばの専門店を中心に、ややマニアックな食の拠点として静かな人気を集めている。

「道の駅 やぶ」の駅施設の写真
駅施設。COINOBA VILLAGEとして再スタートを切っている。

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体に悪そうで実は良い「油そば」

 本駅は油そばの店レストランカフェピザ店から成る道の駅。 カフェ内には物産品販売コーナーもあり、品数は少ないものの養父市の特産品も購入可能になっている。

 まずは本駅で特に人気になっている油そばの店の紹介から。 最近では「油そば」は世間にもかなり浸透して、本駅に限らなければ既に味わった方は多いかも知れない。 ただ、まだ味わったことが無い方にとっては「油そば」と聞くと、油が多い→カロリーが高い→体に悪そうと感じるかも知れない。

 「油そば」はスープの無いラーメンをタレと油を絡めて味わう新感覚のラーメン。 実はスープが無い分カロリーは低く、一般的なラーメンと比較するとカロリーは約半分。 ダイエット食品…というと言い過ぎかもしれないが、意外と体に良い食べ物である。
 私は油そばに少しだけグレードアップして「カレー油そば(900円)」を注文。 食感的にはやっぱり多少、脂っこいという感じがするが、意外と癖になりそうな味。 油そばにカレー粉の辛味は結構相性が良い気がする。 ちなみに普通の油そばは800円、麻辣油そばは900円、いずれの油そばも中盛(1.5玉)は100円増し、大盛(2玉)は200円増しで味わうことが出来る。

「道の駅 やぶ」にある油そばの店の写真
油そばの店。私が訪れたのが平日だったこと、及び時間が昼食と夕食のちょうど合間の16時だったこともあり客は私一人だった。
「道の駅 やぶ」名物のカレー油そばの写真
私が注文した「カレー油そば」。結構癖になりそうな味。
 本駅のレストランでは「うな丼(1500円)」「厚切りかつ丼(1280円)」「季節野菜の天丼(1280円)」 「但馬牛の牛丼(1280円)」等を提供。 ピザの店ではマルゲリータ、シーフード、 照り焼きチキン等のピザ(Mサイズ20cm:1200円~1500円/Lサイズ30cm:2200円~2500円)を提供。 カフェでは抹茶/いちご/チョコの3つソースが選べるカップソフト(600円)や特製ホットドッグ(350円)等を味わうことが出来る。

 カフェ内には特産品販売コーナーもある。 ここでは養父市が選定する特産品(通称「やぶの太鼓判」)の「有機ノンオイルドレッシング」を始めとして、 「丹波黒大豆味噌」「但馬の万能調理酢」「麹甘酒」「昔カレー」等の地域の特産品が販売されている。

「道の駅 やぶ」のレストランのメニュー
レストランのメニュー
「道の駅 やぶ」のカフェのメニュー
カフェではカップソフト、ホットドッグが名物

・施設別営業時間

・道の駅「やぶ」近隣の入浴施設

【その他の道の駅はこちらから】

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 全国の道の駅


「道の駅 やぶ」近隣の宿泊施設

(宿名の前の丸数字は地図上の数字に対応したものです。道の駅から近い順に番号を付けています。)

■①ほたるの館
 [MAPCODE] 194 191 673*20
 (口コミ平均3.7点/5点満点、お勧め度★☆☆)

 - 道の駅から東に3km
 - 料金(1棟16,000円[5人まで宿泊可能]~)
 - 小学校を改築した里山の宿泊施設
 - 炭火囲炉裏BBQを楽しむ施設あり

   

■②やぶ温泉 但馬楽座
 [MAPCODE] 194 154 132*70
 (口コミ平均4.2点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から南西に5km
 - 料金(1人6,600円、2人計13,200円+[入湯税/100円人]~)
 - 温泉あり/食事付きプランもあり
 - レストラン併設

   

■③旅館 古城
 [MAPCODE] 194 154 048*86
 (口コミ平均4.6点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から南西に5km
 - 料金(1人6,500円、2人計11,000円~)
 - 食事付きプランもあり
 - 天然温泉に劣らない人工温泉の大浴場あり

   

■④ビジネスホテルADACHI
 [MAPCODE] 194 125 159*33
 (口コミ平均3.5点/5点満点、お勧め度★☆☆)

 - 道の駅から南西に5km
 - 料金(1人4,900円、2人計8,200円~)
 - 近隣温泉施設の100円割引券付き

   

■⑤Hotel IKUE養父
 [MAPCODE] 194 212 814*73
 (口コミ平均4.0点/5点満点、お勧め度★☆☆)

 - 道の駅から北西に6km
 - 料金(1人6,300円、2人計11,600円~)
 - 食事付きプランもあり
 - 準天然ラジウム温泉あり

   

■⑥HOTEL VILLAGE
 [MAPCODE] 194 011 518*44
 (口コミ平均3.9点/5点満点、お勧め度★☆☆)

 - 道の駅から北西に6km
 - 料金(1人5,700円、2人計7,790円~)
 - 食事付きプランもあり
 - 2024年リニューアルオープン

   

🐶ペット旅

■⑦竹田城 城下町 ホテル EN(えん)
 [MAPCODE] 347 760 286*64
 (口コミ平均4.7点/5点満点、お勧め度★★★)

 - 道の駅から南に13km
 - 料金(朝食付き1人46,050円、2人計54,556円~)
 - ハイクラス/2食付きプランもあり
 - 🐶ペット可のプランもあり[1匹まで追加料金無し]

   

大きな地図で見る(パソコン閲覧時のみ有効)

(※ 料金、宿泊条件は時期により変動する場合があります。
上記の料金等は目安としてご活用ください。
料金、宿泊条件の詳細はリンク先のサイトでご確認いただきたく、よろしくお願いします)