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(京都府の道の駅 no.18)

道の駅 お茶の京都 みなみやましろ村

道の駅基本情報
駅名 お茶の京都 みなみやましろ村(おちゃのきょうと みなみやましろむら)
住所 京都府相楽郡南山城村北大河原小字殿田102
コード 131 633 368*00
駅名の由来 「みなみやましろ村」は村名の南山城村より。南山城村はお茶の産地で日本遺産に認定されている。
施設 物産館、レストラン、茶屋、村民百貨店
休館日 6月第3水曜日、12月第2水曜日
営業時間 9:00~18:00
(レストラン 8:00~9:30[土日祝は7:30から]、11:00~16:00)
(茶屋 9:30~17:00)
道の駅の特産品 村茶(宇治茶)、村茶バウントケーキ、村茶アイスキャンディー、村茶焼モンブラン、村茶まん、 村茶ようかん、村茶ジャム、村茶ロール、村茶ショコラテリーヌ、抹茶プリン、お茶の佃煮、 村カレー、おかん弁当、宇治抹茶そば「極」

京都府南部に久々に道の駅が復活

 高規格道路の名阪国道(国道25号線バイパス)の中瀬ICから国道163号線を西に14km、 京都府南東端の南山城村に「道の駅 お茶の京都 みなみやましろ村」はある。 インターからの道中は途中の旧上野市(現伊賀市)の市街地を除けば約9割は山林の中のドライブ。 ただ、道の駅周辺に限れば鉄道の駅(月ヶ瀬駅)や月ヶ瀬ニュータウンと呼ばれる住宅地もあり、 それほど田舎には感じない。 生活と自然が調和した、なかなか素晴らしい環境の中に立地していると言えるだろう。

道の駅 | お茶の京都 みなみやましろ村 | 道の駅看板
道の駅看板
 本駅は2017年4月にオープンした比較的新しい道の駅。 京都府の道の駅は北部に偏っており、本稿を記載している2024年11月時点では京都府南部では唯一の道の駅である。 実は京都府の道の駅第一号は隣町の和束町に存在した「茶処 和束」。 しかし「茶処 和束」は2004年に登録抹消されたため、京都府南部では13年ぶりの道の駅復活になる。

 本駅は玄人受けする道の駅で、道の駅の専門家や道の駅を紹介するユーチューバーがこぞって本駅を高評価している。 今回、私は2回目の訪問となるが、何が玄人に高評価されているのかを探っていきたい。

道の駅 | お茶の京都 みなみやましろ村 | 駅施設
駅施設。左側にレストランと茶屋、中央付近に物産館、右に村民百貨店がある。

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「村茶」を使った商品がたくさん

 まずは物産館から探っていきたい。 物産館に入ってすぐに目に付くのは「村茶」という文字。 実は南山城村は宇治茶の産地で、その生産量は京都府全体の茶葉生産量の約4割。 南山城村では村内で生産された宇治茶を「村茶」と名付けてブランド化している。

 物産館内には村茶を使った商品がとても多い。 純粋な茶葉だけでも(煎茶/ほうじ茶/抹茶/粉末緑茶)×生産者数で70種類くらいを販売。 村茶を使った商品には「村茶バウントケーキ」「村茶アイスキャンディー」「村茶焼モンブラン」「村茶まん」 「村茶ようかん」「村茶ジャム」「村茶ロール」等、挙げればきりがないくらいの商品が並んでいる。 私は今回は「村茶アイスキャンディー」を購入して食べてみたが、 甘いだけではなくお茶の渋味も感じる味。この渋みが隠し味となってアイスキャンディーの甘さを引き立てている。 なかなか美味しいと感じた。

道の駅 | お茶の京都 みなみやましろ村 | 村茶アイスキャンディー
物産館内では「村茶」を使った商品を多数販売。 私は「村茶アイスキャンディー(400円)」を購入。
 南山城村在住の主婦が作った「おかん弁当」も目に付く存在。 「鶏の甘酢煮弁当」「コロッケ弁当」等が格安の600円で販売されている。 物産館内では地産の新鮮な農作物も販売。 ナス、カボチャ、トマト、ぶどう、黒ニンニク等、およそ50種類の野菜・果物が販売されている。 物産館の奥の方には村民百貨店がある。 ここには日常生活で用いる日用品を販売。コンビニが無い南山城村では、村民百貨店が村人の生活を支えているそうだ。

道の駅 | お茶の京都 みなみやましろ村 | 物産館
物産館は多くの客が集まる

レストランでは「村抹茶そば」など

 続いて本駅のレストラン「つちのうぶ」だが、このレストランも物産館と並んで本駅の人気施設。 週末の昼時には行列ができる位の人気ぶりである。

 人気のメニューは村茶を麺に摺りこんだ「村抹茶そば」。 単品は750円、茶飯が付いた「村抹茶定食」は900円で提供されている。 定食類では「原木椎茸コロッケ定食」「やわらか焼き豚定食」「揚げたて唐揚げ定食」が人気のメニュー。 いずれも1300円で提供されている。 3日間じっくりと煮込んだ「村カレー(900円)」も本レストランの人気メニュー。 じゃらん誌が選定した道の駅カレー部門ランキングで見事第1位に輝いている。 この村カレーのレトルト版は物産館でも600円で販売されている。

道の駅 | お茶の京都 みなみやましろ村 | レストラン「つちのうぶ」
レストラン「つちのうぶ」。「つちのうぶ」とはこの土地で生まれたものの意味。 本文中に記載したメニュー以外に和/洋/カレーの3種類の朝定食(各600円)もある。
 レストランの横には喫茶店「村茶屋」がある。 ここでは抹茶を使ったスイーツが人気。 「抹茶ソフトクリーム」はクリームに抹茶を配合。更に抹茶シロップがトッピングされている。 「村茶ジェラード」は抹茶/ほうじ茶/紅茶/煎茶を選択可能。 抹茶と牛乳をミックスした「抹茶ミルク」もある。 「村茶スイーツよりも村茶そのものを味わいたい」という方もご安心を。ストレートのほうじ茶、煎茶も提供されている。

 以上のレポートの通り、本駅は「村茶」をメインとした他とは差別化された道の駅。 「玄人受けする道の駅」と上述したが、おそらく道の駅の玄人達はオリジナリティというのを重視するのだろう。 玄人受けする理由が分かった気がする。

道の駅
茶屋「村茶屋」では抹茶ソフトクリームや村茶ジェラードが人気。
道の駅 | お茶の京都 みなみやましろ村 | 茶畑
駅からは茶畑が見える

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「道の駅 お茶の京都 みなみやましろ村」近隣の宿泊施設

(宿名の前の丸数字は地図上の数字に対応したものです。 お勧め順ではありません)

■①フェアフィールド・バイ・マリオット・京都みなみやましろ
 (口コミ平均4.4点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅構内
 - 料金(1人15,730円、2人計15,730円~)
 - 朝食付きプランもあり[+1,929円/人]
 - 🐶ペット可のプランあり(1人22,900円、2人計22,900円~)
 -【注】クレジット決済のみ

   

■②農家民宿 童仙房山荘
 [MAPCODE] 502 461 617*77
 (口コミ平均4.3点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から北東に9km
 - 料金(2人計12,000円~)
 - 食事付きプランもあり
 - 農業体験やブルーベリー狩りが可能
 - 【注】山道あり、夜間の運転注意(宿ページを参照)
 - 【注】駐車場は要予約

   

■③笠置ベース
 [MAPCODE] 502 307 340*00
 (口コミ平均4.9点/5点満点、お勧め度★★★)

 - 道の駅から西に10km
 - 料金(1人3,637円、2人計6,364円~)
 - 夕食付きプランもあり
 - 日本家屋をリノベーションした大人の隠れ家

 

■④ルートイングランティア和蔵の宿 伊賀上野城前
 [MAPCODE] 131 645 578*24
 (口コミ平均3.9点/5点満点、お勧め度★☆☆)

 - 道の駅から東に11km
 - 料金(1人6,910円、2人計13,820円~)
 - 食事付きプランもあり
 - 全客室でWOWOW無料視聴可

   

■⑤料理旅館 松本亭
 [MAPCODE] 502 308 037*37
 (口コミ平均4.5点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から西に12km
 - 料金(2食付き2人計38,000円~)
 - 全国的に珍しいキジ料理を堪能できる宿
 - 【注】狭くて急な坂道あり、運転注意

   

■⑥おやど 三浦
 [MAPCODE] 502 189 745*68
 (口コミ平均4.1点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から南西に15km
 - 料金(4,819円~)
 - 食事付きプランもあり

   

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■⑤料理旅館 松本亭

キジ料理を食べたことがある人は少ないと思うが、本宿はキジ料理発祥の宿。 一度は体験してみるのは如何だろうか。高台にあり、運が良ければ雲海を見ることが出来るかも。


🐶ペット旅

■⑦AbbeyRoad Inn Seika
 [MAPCODE] 11 650 002*73
 (口コミ平均5.0点/5点満点、お勧め度★★★)

 - 道の駅から西に27km
 - 料金[ペット有り](朝食付き1人14,546円、2人計27,274円~)
 - 料金[ペット無し](朝食付き1人12,273円、2人計23,638円~)

   

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(※ 料金、宿泊条件は時期により変動する場合があります。
上記の料金等は目安としてご活用ください。
料金、宿泊条件の詳細はリンク先のサイトでご確認いただきたく、よろしくお願いします)