AROUND JAPAN

(三重県の道の駅 no.17)

道の駅 熊野・花の窟

駅基本情報
駅名 熊野・花の窟(くまの・はなのいわや)
住所 三重県熊野市有馬町137
駅名の由来 「熊野」は市名より。「花の窟」は駅近くにある世界遺産に登録されている花窟神社より。
施設 物産館、農作物直売所、軽食堂
特産品 いざなみ米、いざなみ米入りうどん、いざなみ米ポン菓子、花の窟参拝記念塩サブレ、熊野古道ゴマクリームサンド、 銘菓「和三盆ほろり」、みふね酢、和田農園の甘夏ジュース、熊野別当御蔵酢、梅干し、 熊野古道参拝用の杖、那智黒石の招き猫

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日本最古の神社に隣接

紀伊半島の南東部を北東から南西の方向に一直線に貫く熊野尾鷲道路(紀勢自動車道)。 紀伊山地を貫くこの道路は殆どがトンネルの単調な道路だが、 熊野大泊ICを降りて国道42号線へ入ると熊野灘、七里御浜が見える美しい海岸道路へと変化する。 インターを降りて南西に約4キロ、やがて本駅「熊野・花の窟」が見えてくる。 本駅は花窟(はなのいわや)神社のすぐ横にある道の駅。 花窟神社は日本書紀にも登場する日本最古の神社であり(日本最古に関しては諸説あり)、日本神話のルーツになっている神社である。 特徴は70mの巨石から成る御神体。その大きさには唖然とさせられる。 巨石の頂上から7つの自然神を表す7本の縄(束ねて網状にしている)が伸びているのも花窟神社の特徴。 毎年2月2日と10月2日には多くの人が集まり「お網掛け神事」が行われる。 本駅を訪れたならば、是非、迫力ある花窟神社の御神体と長さ170mの網を拝みたい。

熊野地方の特産品を販売

本駅は2つの木造の建物から成る駅施設。 H26年3月に花の窟地区の活性化を目的に熊野市が開設した施設で、 H28年10月に道路情報提供施設などを加え道の駅としてオープンしている。 比較的新しい建物だが少し年季が入って見えるのは潮風による腐食の影響だろうか、 或いは花窟神社に似合うように、わざと年季が入ったように見える建物をつくったのだろうか(おそらく後者)。 建物内では熊野地方の特産品や農作物の販売、及び軽食の提供を行っている。 特産品コーナーでは世界遺産の熊野古道を冠した商品の「花の窟参拝記念塩サブレ」「熊野古道ゴマクリームサンド」等が販売されている。 蔵の中で木桶で作る独特の製法が話題の「熊野別当御蔵酢」も本駅で販売。 ゆず、りんご、ジンジャー、甘夏みかん等を組み合わせた酢がある。 熊野市に本店を構える「うぶた堂」の商品も本駅の人気商品。 特に「和三盆ほろり」は全国観光土産審査会で1000作品の中で第1位を獲得した逸品である。 軽食堂では「熊野地鶏丼(800円)」「熊野地鶏うどん(750円)」「マグロ丼セット(800円)」等を販売。 後述する「いざなみ米」を使った「いざなみ米おにぎり(120円)」「いざなみ米山菜うどん(500円)」等も味わうことが出来る。

いざなみ米は古代の風味を受け継ぐ黒米

本駅でどうしても取り上げなければならないのは古代米の「いざなみ米」。 熊野地方に稲作文化を伝えたと云われるイザナギノミコトが用いた古代米で、現代の主流である白米とは異なる黒米である。 見た目は黒ごまのような「いざなみ米」。 白米に1割程度のいざなみ米を混ぜ、3時間程水につけた後に炊くのが一般的な食べ方。 いざなみ米は水分を吸って黒豆のように大きくなり、また白米はいざなみ米の色素と混じって赤くなり、 赤飯のような炊きあがりになる。 見た目だけではなく食感も赤飯のよう。 実際に私も食べてみたのだが、白米はモチモチ感が増し、赤飯そのものを食べている感じがした。 価格は130gで350円とお手頃。 なかなか他所では購入できない米なので、試してみるのは如何だろうか。 いざなみ米を配合した「いざなみ米入りうどん」や「いざなみ米ポン菓子」も販売されており、これらの商品も要注目である。


道の駅看板

道の駅看板

駅施設

少し年季が入ったように見える駅施設。実際はH26年3月に完成した新しい施設である。

いざなみ米

熊野地方に伝わる古代米の「いざなみ米」

炊いた後のいざなみ米

白米に1割いざなみ米を混ぜて炊くと赤飯のような炊きあがりになる。食感もまるで赤飯のよう。

花窟神社

歩いて約1分のところに花窟神社の鳥居がある

花窟神社の御神体

高さ70mある花窟神社の御神体(巨石)。御神体の頂上からは長さ170mの自然神を表す網が掛かっている。