(静岡県の道の駅 no.23)
道の駅 くるら戸田
駅名 | くるら戸田(くるらへだ) |
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住所 | 静岡県沼津市戸田1294-3 |
コード | ![]() |
駅名の由来 | 「くるら」静岡県の方言で「来る」の意味+「戸田」は市町村合併前の旧村名の戸田村より |
施設 | 物産館、軽食堂、温泉施設 |
休館日 | 無休 |
営業時間 | 10:00~18:00[スタンプは8:30~22:00] (軽食堂 10:00~17:30) (温泉 10:00~20:30) |
道の駅の特産品 | 高足ガニ、高足ガニ炊き込みご飯、高足ガニ入りしゅうまい、高足ガニ入り味噌汁、とろぼっちの唐揚げ、 橘みかん、橘ジャム、こらっサイダー、戸田塩、戸田塩まんじゅう、金目鯛の干物、アジの干物、 銘菓「さくらえびの舞」「伊豆の踊子」、伊豆温泉饅頭、きんめコロッケ、戸田鮫バーガー、深海とろぼっち |
近くて遠い道の駅
高規格道路の修善寺道路の修善寺ICから県道18号線を通って西に20km、
静岡県東部の旧戸田村(現沼津市戸田)に「道の駅 くるら戸田」はある。
本駅への経路としては上述の県道18号線(戸田峠越え)、県道127号線(真城峠越え)、
そして海岸線を舐めるように走る県道17号線があるが、いずれも結構厳しい道。
「峠」という名称が付いていない分、海岸沿いの県道17号線を選びたくなるが、
個人の感想としては戸田峠越えの県道18号線が一番安全(というか一番マシ)な道。
ただ、どの経路を選択しても単純な距離表示よりも数倍疲れを感じるかも知れない。
関東屈指の「近くて遠い道の駅」と言えるだろう。
ちなみに本駅から北に向かう場合は海岸沿いの県道17号線を選択するのも良いかも知れない。
天気の良い日は至る所で駿河湾越しの富士山の絶景を見ることが出来る。
道の駅看板。背の高い人(身長2m以上)は頭をぶつけないように注意が必要。
本駅に至る県道18号線の戸田峠。全線で片側1車線が確保されており、3つの経路の中では一番安全(急坂と急カーブはある)。
海沿いの県道17号線からは至る所で駿河湾越しの富士山の風景を見ることが出来る
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高足ガニが名物だが…
本駅が位置する旧戸田村は駿河湾に面する村。
駿河湾の最深部の水深は日本一の2500m。深海魚の宝庫として有名であり、特に深海に棲む「高足ガニ」は戸田村を代表する特産品になっている。
その戸田村にある本駅では「高足ガニを使った商品がいっぱい…」と言いたいところだが、
店員に聞いたところ、ここ数年(2020年以降)、高足ガニは極端な不漁で店頭に並ぶことが少なくなってしまったそうだ。
私が訪れた2025年1月は、高足ガニの旬の季節(1月~3月)なのに、高足ガニを使った商品はごく僅か。
高足ガニの肩肉800gが4320円(5年前と比べて倍以上の値段)で1パックだけ販売されていただけ。
他には「高足ガニ入りシュウマイ(6個入り1300円)」「高足ガニの味噌汁(600円)」が販売されているだけ。
ちなみに人気商品の「高足ガニの炊き込みごはん」はポスターが貼りだされているものの、現在は殆ど入荷は無し。
まあ、自然が相手だけにどうすることもできないが、高足ガニが駿河湾に戻ってくることを期待したい。
特産品の「高足ガニの炊き込みごはん」(2015年4月に購入したもの)
「高足ガニの炊き込みごはん」を作ってみた。写真では高足ガニの独特の香りが伝わらないのが残念。
救世主となるか?「深海とろぽっち」
本駅は物産館、軽食堂、温泉から成る道の駅。「深海ギャラリー」と呼ばれる展示コーナーも併設している。
物産館、軽食堂の規模は平均的な道の駅と比べるとかなり小さい。
ただ、この辺りの人口規模をを考えるとこの程度の大きさが適切なのだろう。
まず物産館だが、上述の通り名物の「高足ガニ」を使った商品は近年では激減。
ただ、戸田村ならではの創意に溢れた面白い商品は幾つか並んでいる。
駿河湾の幸では高足ガニに代わる深海魚の「とろぼっち」。
一般的には「メヒカリ」と呼ばれており、ご存知の方もいるかも知れない。
物産館では「とろぼっちの唐揚げ(300g/1620円)」が販売されている。
深海魚では無いが「金目鯛の干物」「アジの干物」も本駅で販売されている。
戸田村名物の橘みかんを使った商品も本駅で販売。
「橘みかんジャム」、橘みかん入りの「こらっサイダー(『こらっ』は戸田の方言で「来てください」の意味)」がある。
海水を蒸留して作った「戸田の塩」も本駅で販売。「戸田塩まんじゅう」もある。
静岡県定番の銘菓「さくらえびの舞」「伊豆の踊子」も販売されている。
駅施設。この建物の中に物産館、軽食堂、温泉施設が入る。
その他、「戸田鮫バーガー(750円)」も本駅ならではの珍しいグルメ。
注文を受けてから握るおにぎりも熱々、ふわふわで美味しく味わうことが出来る。
ドリンク類でも「戸田ブレンドコーヒー」「橘スカッシュ」等、本駅ならではの商品が提供されている。
物産館の奥にある軽食堂。
軽食堂で販売されている「深海とろぼっち」。本駅ならではの深海魚を使った商品である。
今時500円! お得な天然温泉を併設
そして本駅の目玉施設は天然温泉の「壱の湯」。
元々は本駅から少し離れた場所にあった天然温泉だが、道の駅のオープンに伴い移設してリニューアルした施設。
まだまだピカピカの綺麗な建物で、気持ちよく湯に浸かることが出来る。
泉質はナトリウム・カルシウム硫酸塩温泉。体に負担の少ない低張性温泉のため、ゆったりと湯に浸かることが出来る。
そして、強調したいのは利用料金。エネルギー費が高騰している現在でも料金は一昔前を思わせる500円。
これは嬉しい限りである。
浴槽の種類としては大きな内風呂とまあまあの広さの露天風呂。
内風呂は2つあり、片方は普通の温度(私の感覚では推定41℃)、もう片方はやや高温(推定43℃)。
熱い湯が好きな方にも対応されている。
少しネガティブなことを言えば、サウナが無いこと、露天風呂を囲う壁が高くて外の景色が見えないことの2点。
ただ、利用料金を考えればこの程度は些細なこと。利用価値は十分と言えるだろう。
なお、物産館の入り口付近には無料で利用できる足湯が設置されている。
時間の都合等、温泉を利用できない方は足だけでも温めていくのは如何だろうか。
温泉施設。2015年4月に建てられたまだ新しい温泉。床も壁もまだピカピカの状態。
無料で利用できる足湯施設
沼津市が舞台のアニメ「ラブライブ!サンシャイン!!」のマンホール。 スクールアイドルの3人が描かれている。
「道の駅 くるら戸田」近隣の宿泊施設
(宿名の前の丸数字は地図上の数字に対応したものです。 お勧め順ではありません)■①AWA 西伊豆
[MAPCODE] 650 185 094*02
(口コミ平均4.7点/5点満点、お勧め度★★☆)
- 道の駅から東に300m
- 料金(1人16,637円、2人計22,728円+[入湯税150円/人]~)
- (戸田)温泉あり/食事付きプランもあり
- 発酵をテーマにした使った料理が評判


■②食通たちの隠れ家 民宿さくら
[MAPCODE] 650 185 192*77
(口コミ平均4.9点/5点満点、お勧め度★★★)
- 道の駅から東に500m
- 料金(2食付き2人計24,000円~)
- 2食付きプランもあり


■③磯料理民宿 山田園
[MAPCODE] 650 185 026*72
(口コミ平均4.8点/5点満点、お勧め度★★★)
- 道の駅から東に900m
- 料金(2人計8,800円~)
- 食事付きプランもあり
- 戸田港の新鮮な魚介類を使った料理が評判

■④戸田温泉 磯割烹の宿 山市
[MAPCODE] 650 153 859*86
(口コミ平均4.8点/5点満点、お勧め度★★★)
- 道の駅から西に900m
- 料金(夕食付き2人計27,000円+[入湯税150円/人]~)
- 温泉あり/2食付きプランもあり
- 地産の魚介を使った料理と檜風呂が評判


🐶ペット旅
■⑤愛犬と泊まれる温泉宿 ゆるり西伊豆
[MAPCODE] 248 875 126*60
(口コミ平均4.0点/5点満点、お勧め度★☆☆)
- 道の駅から南に17km
- 料金(1人6,500円、2人計11,000円~)
- (土肥)温泉あり/食事付きプランもあり
- ペット可[追加料金+4,400円]


上記の料金等は目安としてご活用ください。
料金、宿泊条件の詳細はリンク先のサイトでご確認いただきたく、よろしくお願いします)