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(静岡県の道の駅 no.08)

道の駅 奥大井音戯の郷

駅基本情報
駅名 奥大井音戯の郷(おくおおいおとぎのさと)
住所 静岡県榛原郡川根本町千頭1217-2
駅名の由来 「奥大井」は大井川上流部付近を表す地域名。「音戯の郷」は本駅にある体験施設の施設名。 施設名の通り「音と戯れる」ことが可能な施設になっている。
施設 物産館、カフェレストラン、音の体験ミュージアム「音戯の郷」、SL資料館
特産品 自然薯そば、わさび茶漬け、抹茶パイ、大井川鐡道のエクセレントショコラ

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SLとアプト式鉄道が走る郷

新東名自動車道の島田金谷ICから大井川に沿うようにして北に進む。 道中、車のすれ違いも困難な細い山道を含めて約40キロ。 この先に本当に道の駅があるのか不安になってくるが、やがて道幅は広くなり人里が現れ、そして本駅を示す道の駅看板が現れる。 本駅が位置するのは静岡県北部の旧本川根町(現川根本町)。 人口は少なく産業的には注目を浴びることが少ない町だが、観光の面では注目の町。 特に鉄道ファンにとっては聖地のような場所であり、日本では数少ないSLが走り、そして日本では唯一となるアプト式鉄道も走る町である。 また、本川根町は吊り橋日本一の町。大井川に架かる数多くの吊り橋は観光スポットとして、また絶叫スポットとして人気になっている。

音を楽しむ道の駅

本駅は他の一般的な道の駅とは異なる特徴を持った道の駅。静かな大自然の中で「音を楽しむ」ことが出来る施設になっている。 その中心は有料施設の「音の体験ミュージアム」。愛称は本駅の駅名にもなっている「音戯の郷」である。 まずは「音戯の郷」の概要について紹介したい。 まずは受付で入館料(大人500円/子供300円)を払うと聴診器のようなものを渡される。 あとは館内にある「音のスポット」に聴診器を当てて音を楽しむだけ。 「どきどきスタジオ」や「音の宝探し」など、どちらかと言えば子供たちが喜びそうなアトラクションが多いが、 昭和の時代に聞いた懐かしい音を再現した「音のかんづめ」等のコーナーもあり、大人でも十分に楽しむことが出来る施設になっている。

ボレロのライン・シンフォニーは必聴

「音戯の郷」で私が最も気に入ったアトラクションはクラシックの名曲「ボレロ」のライン・シンフォニー。 打楽器、弦楽器、管楽器など10の楽器が個別に演奏され、10本のワイヤー(=ライン)を通してそれらの楽器の音が合成され、 完成されたボレロを聴くことが出来る仕組みになっている。 もちろん、個別の楽器の音も、最終的に合成(=完成)された音も聴くことが出来る。 一般人は楽曲をアンサンブルで聴く機会は多くても、なかなか個々の楽器のみの音を聴く機会は少ない。 ここでは個々の楽器がどのような演奏をしているのか、また、これらの音が交わることによって完成する曲の素晴らしさを実感することが出来る。 また、同時に個々の楽器の音程を操る作曲家の偉大さも感じることが出来る。

レストランではカレーとスパゲティー

「音戯の郷」で音を楽しんだ後は隣接するカフェレストラン「うえまる」に立ち寄りたい。 ここではカレーとスパゲティーを中心とした食事を味わうことが出来る。 店のお勧めは「自家製カレーライス(830円)」。少しピリッと辛いルーは「うえまる」オリジナルスパイスを調合したもの。 実際に私も食べてみたが、なかなか美味しかった。 ただ、私の隣の席に座っていた方に「とろけるチーズの焼きカレー(930円)」が運ばれてきた瞬間、少しだけ後悔。 少し焦がしたチーズのなんとも言えない匂いが私の席まで漂い「こっちを注文すべきだった…」と思ってしまった。 自家製カレーに半熟卵を乗せてチーズでコーティングした料理。実際に食べていないので味までは分からないが、 次回訪れた際には絶対に食べて味をレポートしたいと思う。 スパゲティー関連では「自家製ミートソーススパゲッティー(890円)」が店のお勧めメニュー。 カルボナーラ(930円)やナポリタン(930円)もある。 カレー、スパゲッティー共に量を抑えたお子様向けメニューもあるので親子で食事をするのにも向いている。 子供には汽車の形をした「SLショコラ(370円)」も喜ばれるだろう。

物産館は小規模

最後になってしまったが物産館の紹介を。本駅の物産館はかなり小規模。販売されている商品も限られている。 目に付くのは「わさび茶漬け」。大井川上流域で生育した静岡わさびを用いている。 「自然薯そば」も販売。静岡産の自然薯を用いた蕎麦である。 また、静岡と言えば「お茶」。お茶を用いた「抹茶パイ」が販売されている。 土産品には大井川鐡道を冠した「大井川鐡道のエクセレントショコラ」が販売されている。


道の駅看板

道の駅看板

千頭駅

道の駅のすぐ近くには大井川鐡道の千頭駅がある。SLの終着駅であり、アプト式鉄道の始発駅である。 (アプト区間はこの先のアプトいちしろ駅~長島ダム駅間)

SL資料館

千頭駅横にはSL資料館がある(入館料100円)

駅施設

道の駅施設の「音戯の郷」。左側に小さな物産館がある。

ダイラボッチの模型

この地域に伝わる伝説の大男のダイラボッチ。物産館の右側の休憩室に飾られている。

音の体験ミュージアム

物産館を抜けて奥に進むと「音の体験ミュージアム」が現れる

聴診器

音の体験ミュージアムではこの聴診器を使う。館内にいくつもある「音のスポット」に聴診器を当てると、聴診器を通して音が聞こえてくる。

ライン・シンフォニー

半円の装置がライン・シンフォニー。円弧の10箇所で個々の楽器の演奏が行われ、ワイヤーを通して音が中心に伝わり、 半円の中心に聴診器を当てると完成したボレロを聴くことが出来る。

カフェレストラン「うえまる」

カフェレストラン「うえまる」。音の体験ミュージアムの横にある。食事利用の場合は入館料は不要。

自家製カレー

特製スパイスを用いた「自家製カレー」。ピリッとした味が魅力的。