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(山梨県の道の駅 no.20)

道の駅 つる


道の駅「つる」施設情報

駅名 つる
住所 山梨県都留市大原88番地
コード 161 592 483*20
駅名の由来 市名の都留市より
施設 物産館、農作物直売所、レストラン、(隣接施設)リニア見学館
休館日 12/31~1/4
(リニア見学館 月曜日)
営業時間 3月~11月 9:00~17:30[土日祝は18:30まで]、12月~2月 9:00~17:00[土日祝は18:00まで]
(レストラン 10:30~15:00[土日祝は8:00~10:00、10:30~15:30])
(リニア見学館 9:00~16:30)

道の駅「つる」のお土産&グルメ

道の駅のお土産 富士湧水ポーク富士湧水ポークソーセージ、わさび漬け、茎わさび、高原の糠漬け、泉屋の木の実せんべい、 4Miraiのスコーン、手作りパン各種、桔梗信玄餅、信玄桃、ふじやまビール、富士山ハイボール、甲州ワイン、 【以下、リニア見学館で販売】リニア新幹線グッズ、トレインボトルウォーター
道の駅グルメ 肉巻きおにぎり、富士湧水ポークステーキ定食、富士山カレー

リニア見学館の近くにある道の駅

 中央自動車道の都留ICから国道139号線→一般道を通って北東に5km、山梨県東部の都留市に「道の駅 つる」はある。
 インターからの道中は住宅5割、田畑5割の道の駅巡りの最中ではよく見る普通の道路。 ただ、最後、名も無き一般道を500mも走らされるのが本駅の特徴。 やや狭くて「本当にこの道をいくの?」とちょっと不安になってくるが、 暫くすると視界が開け、本駅を示す道の駅看板が見えてくる。

道の駅 つる | 道の駅看板
道の駅看板
 なぜこんなに国道から奥まった場所に建てたのか、というと、それはリニア見学館とセットで集客するため。 本駅の隣にあるリニア見学館はリニア新幹線の走行実験を見ることが出来る施設であり、鉄道ファンの人気になっている。
 リニア新幹線の開通は当初は2027年だったが、工事の遅延により現時点では「早くて2034年」に変更。 少なくともあと9年(本稿執筆時より)は日本で唯一リニア新幹線を見ることが可能な施設になっている。 本駅を訪れる際は、道の駅だけでなく、是非、リニア見学館をセットで楽しみたい。

道の駅 つる | リニア実験線
道の駅のすぐ横を走るリニア実験線。都留市と隣の大月市を繋いでおり、距離は42.8km。
道の駅 つる | 顔出しパネル
本駅にある顔出しパネル。富士山、リニア新幹線と9月初旬に行われる「ふるさと時代祭り(八朔祭)」をアピール。

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道の駅の名物は「富士湧水ポーク」

 リニア見学館が注目を集める本駅だが、まずは道の駅の施設紹介を行いたい。 本駅は農作物直売所を兼ねた物産館レストランから成る施設構成。 施設構成も普通だが、規模、集客、混雑度など色々な面で普通な感じ。 良い意味で平均レベルの道の駅と言えるだろう。

道の駅 つる | 駅施設
駅施設。左側に物産館、右側にレストランがある。
 物産館で目に付くのは「富士湧水ポーク」。ロース、焼肉用、しゃぶしゃぶ用、細切れなど、様々な部位/形態が販売されている。 ちなみに生産元の富士山高原(株)は静岡市清水区に拠点を置く製造会社。 本駅が位置する都留市の商品では無いが、「富士湧水ポーク」という名前の通り、 飼育時に都留市の湧水が使われているので「都留市の特産品」と見なしても問題は無いだろう。
 特に私が絶賛したいのが総菜コーナーで販売されている「肉巻きおにぎり(210円)」。 香ばしく焼いたベーコンの中に炊き立てご飯が詰まっている。 もちろんベーコンは富士湧水ポーク。香ばしいお肉から肉汁が溢れ、中のお米と混ざり合っている。 この肉汁とごはんの組み合わせと言ったら…、あとはご想像にお任せしたいが、本当に美味しい。安くて美味しい絶品グルメである。
道の駅 つる | 肉巻きおにぎり
ベーコンでおにぎりを包んだ「肉巻きおにぎり(210円)」。本駅の人気No.1商品である。
 富士湧水ポーク以外にも本駅では山梨県産の商品を多数販売。 山梨県産わさびを用いた「わさび漬け」「茎わさび」や山梨伝統の漬物「高原の糠漬け」「ゆず大根漬け」。 また、山梨土産の代名詞ともいえる「桔梗信玄餅」「信玄桃」「ふじやまビール」「甲州ワイン」等も販売されている。
 地元の都留市産の商品が少ない点がやや不満だが、まあ、人口規模の小さな都留市なのでそれは仕方のないことだろう。 都留市産の商品をお求めの方は煎餅屋「泉屋」が提供する「木の実せんべい」、 4Mirai(株)が提供する「スコーン」は如何だろうか。
 店内にはパンコーナーもある。人気は「手作りマスクメロンパン」「まるごとメロンラスク」 「ブルーベリーホイップメロンパン」等の各種メロンパン。「山梨コッペパン」も人気になっている。

 本駅のレストラン「お勝手場」では富士山の湧水を活かした地元食材を用いた料理を提供。 名物メニューは富士湧水ポークを用いた「ポークステーキ定食(1270円)」。 三種の味から好みの味を選択できるシステムになっている。 10種の野菜と十六穀米が付いた「ハンバーグプレート(1200円)」、 イワナ/ヤマメ/角煮が付いた「城下町定食(2350円)」も人気のメニュー。 これらも富士湧水ポークが使われている。
 その他「とんかつ定食」「生姜焼き定食」「かつ丼定食」「豚の唐揚げ丼」「カツカレー」も全て富士湧水ポークを使ったもの。 富士山のフォルムを表した甘い「富士山カレー」も人気のメニューになっている。
 朝の時間帯(8:00~10:00/土日祝のみ)は豚汁付きの料理を主に提供。 「豚汁ご飯セット(500円)」「豚汁おにぎりセット(480円~530円)」「豚汁ぶた丼セット(800円)」や、 都留市のうどん店が提供する「ゆもりうどん(550円)」を味わうことが出来る。

道の駅 つる | レストラン「お勝手場」
レストラン「お勝手場」。富士湧水ポークを使った料理を提供している。

速い! とにかく速いリニア新幹線

 続いて本駅隣接の「リニア見学館」の紹介を。 まず場所だが、隣接と記したものの、入口までは500m程の距離がある。 リニア見学館にも無料の駐車場があるので、車で移動する方が便利である。
 リニア見学館には入館無料の「わくわくやまなし館」と有料施設の「どきどきリニア館」の2つがある。 平仮名(片仮名)の施設名称から想像が付くように、両施設とも基本的には子供向けの子供たちに人気の施設。 ただ、大人の鉄道ファンにも十分に楽しむことが出来る施設になっている。 なお、リニア新幹線の試験走行の様子はどちらの施設からでも見学可能である。

道の駅 つる | わくわくやまなし館
入場無料の「わくわくやまなし館」
 「わくわくやまなし館」の3階はリニア新幹線の展望台になっていて、ガラス越しに走行実験の様子を見学可能。 ただ、リニア新幹線はとにかく速い。写真に収めることも困難なくらい速い。 私はカメラの連写機能を用いて、かろうじで写真に収めることが出来たが、 周囲にいた人で普通にシャッターを押した人は殆どが失敗していた。 写真に収めようと思った方は連写機能使うのがお勧めである。
 なお、リニア試験走行は5~10分置きに行われているが、メンテナンス時は運転しないこともある。 運行予定日は「リニア見学センター」のホームページを参照して頂きたい。
道の駅 つる | 「わくわくやまなし館」3階のリニア展望室
「わくわくやまなし館」3階にあるリニア展望室。運転状況は上部モニターで確認できる。
道の駅 つる | リニア新幹線
リニア展望室から見たリニア新幹線(連写機能を使って何とか撮影に成功)。最高速度は581km/h。
 「わくわくやまなし館」の1階は物産館になっている。この物産館の目玉商品はリニアグッズ。 「リニアハット」「リニアソックス」「リニアボールペン」「リニアエコバッグ」等、ここでしか手に入らないお宝グッズが並んでいる。 特に鉄道ファンには大人気の「トレインボトルウォーター」シリーズの「超電導リニアLO系」はここならではの商品。 「桔梗信玄餅」や「甲州ワイン」等、山梨県定番の特産品も販売されている。

道の駅 つる | 「わくわくやまなし館」1階にある物産館
「わくわくやまなし館」1階にある物産館。リニアグッズがズラリと並ぶ。

どきどきリニア館では超電導実験が見所

 どきどきリニア館は大人420円、高校生310円、小中学生200円の有料施設。 試験車両の展示ミニリニア試乗体験リニアシアター等の施設を備えているが、 全般的には子供が喜びそうな施設構成である。
 但し、超電導実験コーナーは大人でも興味をそそられる。 超電導とは金属(超伝導体)を超低温(-260℃程度)に冷やすと、金属の電気抵抗がゼロになる現象のこと。 リニア新幹線は超電導状態で発生するストック現象を用いて車体を浮かせ、車輪の摩擦をゼロにすることにより高速運転が可能になっている。 いわば、超電導はリニア新幹線の基礎となる物理現象である。
 どきどきリニア館で行われている超電導実験は正にリニア新幹線そのもので、 低温に冷やした物体をレールの上に置くと物体が宙に浮き、レールの上を高速で移動する様子を見ることが出来る。 これは、手品を見ているみたいでとても面白い。本館を訪れた際には是非、超電導実験を見物することをお勧めしたい。

道の駅 つる | 超電導実験
「どきどきリニア館」で行われている超電導実験。レールの上を浮いた状態で金属が移動する様子を見ることが出来る。
 リニア新幹線の走行試験の様子は「どきどきリニア館」からも見学可能。 「わくわくやまなし館」と違うところは前者がガラス越しなのに対して、こちらはガラス窓を挟まず直に見学できる点。 「わくわくやまなし館」では気が付かなかったが、走行時の物凄い音(聞いたことも無いような轟音)に驚かされてしまった。 写真に収める難易度はどちらも変わらないが、走行音を体感できる分、 有料施設ではあるが個人的には「どきどきリニア館」をお勧めしたい。 (不覚にも「どきどきリニア館」からのリニア新幹線の走行実験の撮影は失敗してしまった…速過ぎて)

道の駅 つる | どきどきリニア館
こちらは有料施設の「どきどきリニア館」

道の駅 つる | リニア新幹線
「どきどきリニア館」には本物のリニア新幹線の実験車両が展示されている

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「道の駅 つる」近隣の宿泊施設

(宿名の前の丸数字は地図上の数字に対応したものです。道の駅から近い順に番号を付けています。)

■①ビジネスホテル泉屋
 [MAPCODE] 161 592 770*36
 (口コミ平均2.6点/5点満点)

 - 道の駅から北東に600m
 - 料金(1人8,250円、2人計15,400円~)

   

■②ホテルスターらんど
 [MAPCODE] 161 500 685*52
 (口コミ平均3.5点/5点満点)

 - 道の駅から北西に3km
 - 料金(1人5,100円、2人計8,200円~)
 - 食事付きプランもあり
 - 自家栽培・配合した薬草風呂あり

   

■③山梨泊まれる温泉 より道の湯
 [MAPCODE] 161 499 549*87
 (口コミ平均4.1点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から南西に4km
 - 料金(朝食付き1人8,300円、2人計14,360円~)
 - 温泉あり

   

■④ファミリーロッジ旅籠屋・富士都留店
 [MAPCODE] 161 499 459*88
 (口コミ平均4.1点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から南西に4km
 - 料金(朝食付き1人7,700円、2人計12,100円~)

   

■⑤宿 ぽっぽや
 [MAPCODE] 161 468 567*11
 (口コミ平均4.7点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から南西に5km
 - 料金(1人14,546円、2人計14,546円~)
 - 朝食付きプランもあり
 - 鉄道に囲まれた鉄道ファンのための宿

   

■⑥東横INN富士山大月駅
 [MAPCODE] 161 713 352*52
 (口コミ平均4.2点/5点満点、お勧め度★★☆)

 - 道の駅から北に5km
 - 料金(朝食付き1人8,085円、2人計12,390円~)
 - 🐶ペット可のプランあり(追加料金2,500円/頭)

   

🐶ペット旅

■⑦湯之沢 渓山荘
 [MAPCODE] 161 403 862*78
 (口コミ平均3.6点/5点満点、お勧め度★☆☆)

 - 道の駅から南西に10km
 - 料金(2食付き1人23,500円、2人計31,000円~)
 - 2人以上は素泊まりプランもあり(2人計17,600円)
 - ペット可[追加料金+3,000円]

   

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(※ 料金、宿泊条件は時期により変動する場合があります。
上記の料金等は目安としてご活用ください。
料金、宿泊条件の詳細はリンク先のサイトでご確認いただきたく、よろしくお願いします)